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【普通という概念】

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2016.05.26 Thu.

協力者の一人 ナオト君に聞く海外生活

僕は今、某ダーツショップに勤めていて多くのお客様と接しています。その中でも僕のVisionに賛同してくれて協力してくれる方もいてそういった方からの支援や協力のもとぼんやりしたものからだんだんと具体的になってきました。

その中の一人 ナオト君に話を聞きました。

彼はアメリカ、オハイオ州へ5年間の留学を経ていまは英語教師の道を進むべく日々勉強しています。

そんな長期留学からの体験談はとても参考になったので今回の題材にいたします。

アメリカへ行った経緯

彼は小さいころから、英語を話す生活に憧れ海外での留学に及んだといいます。

ブラックミュージックが好きで何百回も同じ曲を聴きRAPの歌を翻訳したり、覚えたりと。
その頃はアメリカに行けば何かが変わると思っていたそうです。

日本人なのに日本を知らない

向こうに住むならば、向こうで友人は作らなければならないし、話もしなければなりません。

そんな中、苦労したことは日本のことを話したくとも、日本のことを聞かれて答えたくともその日本のことを知らなかったことだといいます。

自分の国の話題をここまで話せないのかと思い、当時は音楽の話題などでコミュニケーションをとったりしていたようです。

みなさんはどうでしょうか。

日本の若者の文化離れが進んでいる今、日本のことを知っていますか?ぼくは意外にも読書が好きなので、そういった知識は人並み以上にあるとは思うのですが、それを伝える英語力がありませんw

ただ、「コイツオモロイヤツダナー」と思われたほうがいいと思っているので少しはね、、、うん、、、すこしは(笑)

アイデンティティを持つこと

コミュニケーションを続けていくと明らかに日本人とは違うことがあるようです。

それは

『はっきりと伝えたいことを言う』

もちろんそ日本人には日本人らしい奥床しさがあります。
ただ海外ではその日本人らしさを出していくとコミュニケーションからは置いていかれてしまうそうで
とにかく向こうの人たちは、バンバン意見を言い合うそうです。
その中で、会話に入っていこうとするには奥床しさはしまっておいたほうがいいと。
そして、自分を出していくこと。
もちろん他に合わせることも大切です。
ただ自分というものをしっかり持ち日本人として、らしさをその中で出していくことが大切だよと。

軸をしっかりと土台に据えていれば海外の文化の違いにも対応できてより良い交流ができるとのアドバイスをもらいました。

自分から環境を差し引いた先に残るもの

海外に行って、みえたものは『自分』という存在。

いままで日本の環境の中で生活をしていた『自分』から海外の環境へ移った『自分』を俯瞰で見たときにいかに『自分』が見えていなかったのかを感じたそうです。

ただ漠然と英語に憧れ、学ぶためにアメリカへ行き英語は話せるようになったが本当にやりたいことはなんなのか、なんだったのか。

ナオト君は海外に行くならば、明確なVisionを持ち、何を吸収しに行くのかをはっきりと自分で定めておくべきだと教えてくれました。

海外に長期にわたり滞在していた経験から、自分の問題ならばほとんどの問題が国内で解決できるといいます。

今、自分が考えていることは本当に海外でしかできないことなのか。国内でできることを探すことがまずは先決なのではないか。そしてそこに多少の疑問が生じるならば、海外の限られた時間が「もったいない」と言っていました。

大学院時代には、途上国の学生が多く学びに来ていたそうですが自分の国に足りないものを必死で吸収しようとするストイックさに感銘を受けたそうです。

僕もそういった日本では得られないもの「だけ」を吸収できるようにしっかりと向こうにいる期間は異文化に触れたいです。

雑談

ナオト君とダーツの話をしていた時のことです、僕はどんな人の意見でもなるほどと思うことはあるのでここに。

ナオト君は小学生からずっと柔道をしてきて、海外に行ったときに現地の人たちに柔道を教える機会があったそうです。

そんな時に『柔道』というものに取り組む姿勢の違いに愕然としてしまったようで、ナオト君からすれば小さいころから地味な基礎練習を続けてきて、技や受け身などは覚えるものではなくて長い経験などからとっさにでるものらしく。
投げられ、投げて体にしみつくものというのに、彼らは技自体を一つ一つのカテゴリに分けてしまい個別に学ぼうとする。

そうじゃないんだよ

と思っていたそうですが、彼らには『武道』というものはスポーツでしかなく日本人が思う生き方や人生を見出すためという精神に基づいたものではないのでその『柔道』の根付き方になにか残念だったといいます。

そして、そんな彼からしたら小さいころから積み重ねてきた重みにはつい最近始めましたという選手には負けないだろうと。

ダーツも同じなんじゃないかと思います。

きっとイギリスのプレイヤーからしたらソフト上がりのプレイヤーがのこのこやってきて俺らがやってきたことを知ってんのかよ!と思われるに違いありません。コワスギジャネ(笑)

ダーツは長くてまっすぐのがいいし、フライトもでっかいほうがいいの!

って思ってるでしょう(笑)

ただアメリカにもそんな重みがあるオーラを出していた外人武道家がいたらしく、ホンモノだと感じたそうです。

僕もそんな文化の積み重ねの違いを凌駕できるようにやっちゃうつもりでおりやす。オーーー!

では今回はこの辺で~

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