５月１６日 ヨーロピアンダーツマッチプレー最終日
ウェードがプレミアリーグ初戦に続き、MVGに勝利！
さようなら、ハンブルク
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ジェームス・ウェードがハンブルクで開催されているHappyBetヨーロピアンダーツマッチプレーの決勝でデーブ・チズナルとの接戦を６－５で勝利し、自身２つ目となるPDCヨーロピアンツアーのタイトルを獲得した。
ウェードは格調高いダーツで週末を終えインゼルパルクハレで優勝賞金２５，０００ポンドを手に入れた。彼は先週、２０１６年の最初のランキングタイトルとなるBetwayプレミアリーグのプレーオフ出場争いから脱落したところから反発した。
この左利きは土曜の二回戦でのウェールズ人、ジョニー・クレイトンとの対戦で受けた脅威を克服し、日曜の三回戦でも世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンを打ち負かした。
彼はそれから準々決勝で、オランダの若手ベニト・バン・デ・パスを６－５で下し、準決勝では２０１６年のヨーロピアンツアーイベント四連続優勝を狙うマイケル・バンガーウェンを退け、今年このシリーズで初めてこの世界No.１を打ち負かしたプレーヤーとなった。
チズナルとの決勝は、序盤２レッグを互いに分け合い、続く３レッグをウェードは特段の反撃もなく７０、６４，１１８のチェックアウトなど素晴らしいダーツで連取し、４－１とリードした。
チズナルはここから１４０、１２７，７８－インブルーで奪還しここの５レッグのうち４レッグを取ると、５－５のイーブンとし最終レッグにもつれ込んだ。しかし最終レッグでチズナルはマッチとなる２０ダブルを外し、ウェードは残る８２を２０ダブルで決め勝利をものにした。
ウェードの前回のヨーロピアンツアーでの勝利は２０１４年のジブラルタルだった。ウェードは、「凄く嬉しい。最近は余り優勝できず、優勝できた時は特別な感じだ。」
「この週末を通じてずっとしっかりしたダーツができたと思う。幸運にも恵まれたけど、勝つためにはいつもいつも高いアベレージを維持するだけではないと証明した。必要な時に厳しいダーツを打てるかどうかだ。デーブがダブルトップをミスし、同じダブルトップに僕の１本が入ったことが僕にとって凄いラッキーだった。
「あれは、僕の戦歴の中で一番大事なダブルトップだったと思う。ここから数ヶ月は、僕は相手にとって危険なプレーヤーになるだろう。」
チズナルのこの敗退は、先週日曜のバンガーウェンとの決勝で敗退したのに続きヨーロピアンツアー２週連続の準優勝となったが、このSt.Helensのエースは１０，０００ポンドの賞金を手にした。
チズナルはロン・ミューレンカンプ、ジョン・ヘンダーソンを破り準々決勝へ進出、準々決勝ではトリッキーなオーストリアのメンサー・スルホビックに６－４で勝利し、準決勝ではピーター・ライトを６－３で下していた。
「この試合から多くのことを吸収できた。」とチズナル。「一日を通じていいダーツをしてたけど、エンジンがかかるのが遅かった。調子が戻ってきた時のチャンスにミスが出て、ジェームスがそれをものにした。」
ライトはチズナルに敗退した準決勝までの道のりでいくつか素晴らしいダーツを見せた。マックス・ホップとの準々決勝では格調高い１６０チェックアウトなども見せていた。
バンガーウェンのヨーロピアンツアー連勝の挑戦は準決勝でウェードにより断たれてしまったが、この世界No.１は三回戦、準々決勝のダリル・ガーニー戦、イェル・クラーセン戦で素晴らしいダーツを見せていた。
このトーナメントではドイツのマックス・ホップがヨーロピアンツアーで初めて準々決勝へ進んだ。このPDC世界ユースチャンピオンはジョー・マーナン、イアン・ホワイト、テリー・ジェンキンスを下し、超満員のハンブルクの観客を喜ばせた。
この若手はたまたまライトに敗退したもののベスト８で着地し、３，５００ポンドの賞金を獲得して世界ランキング４０位以内へ着々と上昇している。
ベスト８にはオーストリアのメンサー・スルホビック、オランダ人の２人で共に最終レッグで敗れたベニト・バン・デ・パスとイェル・クラーセンが入った。
次のPDCヨーロピアンダーツイベントは６月にウィーンで開催されるオーストリアンダーツオープンとなっている。
＜５月１５日（日） 三回戦結果＞
メンサー・スルホビック ６－５ マイケル・スミス
デーブ・チズナル ６－４ ジョン・ヘンダーソン
マックス・ホップ ６－３ テリー・ジェンキンス
ピーター・ライト ６－３ ジャーミー・ケイブン
ジェームス・ウェード ６－２ ギャリー・アンダーソン
ベニト・バン・デ・パス ６－３ ビンセント・バン・デ・ブート
イェル・クラーセン ６－４ エイドリアン・ルイス
マイケル・バンガーウェン ６－４ ダリル・ガーニー
＜準々決勝結果＞
デーブ・チズナル ６－４ メンサー・スルホビック
ピーター・ライト ６－４ マックス・ホップ
ジェームス・ウェード ６－５ ベニト・バン・デ・パス
マイケル・バンガーウェン ６－５ イェル・クラーセン
＜準決勝結果＞
デーブ・チズナル ６－３ ピーター・ライト
ジェームス・ウェード ６－２ マイケル・バンガーウェン
＜決勝結果＞
ジェームス・ウェード ６－５ デーブ・チズナル
