５月２７日 世界ランク上位はやっぱり違う？！
ドバイDuty Freeダーツマスターズ 準々決勝
屋外の会場、風対策が勝利の決め手
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マイケル・バンガーウェンが、この木曜にピーター・ライトとの激しい戦いで１０個の１８０得点を出すなど１０－７で勝利し、ドバイデューティフリーダーツマスターズのタイトル防衛に向け発進した。デーブ・チズナル、ギャリー・アンダーソン、フィル・テーラーもそれぞれ準決勝へ進出した。
バンガーウェンはこのワールドシリーズが新設された２０１３年から過去３回のドバイデューティフリーダーツマスターズで全て勝利しており、今年のトーナメントもライトを相手にこの屋外というユニークなアリーナで最高レベルのダーツを見せてスタートした。
ライトもこのスリリングな戦いの中彼の持つ最高のダーツを見せ、４度にわたり素晴らしい決闘シーンを披露したが、バンガーウェンは６－７ダウンから別格のダーツで４レッグを連取し勝利をたぐり寄せてしまった。
１８０得点などでスコアをイーブンに戻すと、バンガーウェンは１０ダーツで相手レッグをブレーク、更にリードすると１１レッグ、１１２チェックアウトで勝利してしまったのだ。
バンガーウェンのこの試合のアベレージは１０７越えで、１０個の１８０得点はライトの２倍に達した。ライトもアベレージ１０６となったが２０１４年の決勝の再現のように敗退してしまった。
「ピーターは凄いプレッシャーを掛けてきたので、こんなパーフォーマンスを発揮できて嬉しい。そうしなければ負けていた。」とバンガーウェン。彼は次に準決勝でチズナルと対戦する。
「ピーターは調子が良く本当にいいプレーをしていた。僕は終盤にいいダーツができてよかった。明日につながる自信が持てた。」
「デーブは素晴らしいプレーヤーで彼の今晩は本当に素晴らしかった。彼は本当に素晴らしい能力がある。僕は今を楽しんでおり、明日も同じ事ができるだろう。気分はいいし自信もあり、本当にこのタイトルを再度防衛したい。」
チズナルは、１３０、１１０、１０５をチェックアウト、１８回のダブルトライで１０個を決め、エイドリアン・ルイスに素晴らしい１０－１で勝利した。昨年のオークランドダーツマスターズのチャンピオン、ルイスは準々決勝で敗退した。
「結果に満足している。」とチズナル。「フィニッシュが良く勝つことができた。屋内でもこういう風にフィニッシュが出来るといいんだけどね。」
「エイドリアンはがっかりだろうけど、僕は彼よりチャンスをものにできた感じだ。僕はプレミアリーグで脱落してから凄く調子が良くなった。もし今日が屋内試合だったとしても、凄くいいプレーが出来たと思う。」
世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンは高得点力を見せつけ、レイモンド・バーナベルトを１０－８で勝利した。彼は１４０点越えを２４個、２つの１８０得点でこのオランダ人を下したが、彼はこのドバイデューティフリーテニススタジアム用に、風の影響を最小限にするため、いつもより重いダーツを使用した。
アンダーソンは２－３のダウンから試合展開を変え７－３リードとし、バーナベルトも反撃し脅かしたものの、アンダーソンは１２ダーツで準決勝へ進出した。
「良かった」とアンダーソン。彼は準決勝でフィル・テーラーとぶつかる。「２－３とダウンしてたけど僕は楽しんでた。今日はより重いセットを使ってたけど、これがうまく行って良かった。でも１３ダブルのところでカーブして入らないこともあった。」
「より重いセットを試してみようと思ってた。普通２３ｇでプレーしてるけど今日は２５ｇで良く飛んでた。このセットで満足だ。１８０得点がそんなに出なかったけど１４０が沢山とれてよかった。」
一方、テーラーは中盤の重要な場面で連続して１７０チェックアウト、１１０チェックアウトを仕留め、ジェームス・ウェードを１０－２で下した。彼は最初と最後を１３ダーツで決め、３つの１８０得点などで終盤の６レッグを連取し勝利した。
「勝利することが大事でそれが出来た。手堅いダーツだったし、しっかり投げれたしこの点が良くなってきた。」とテーラー。「１７０フィニッシュは完璧だった。１１０フィニッシュも良かったけどね。」
「ジェームスが１－４ダウンの時僕はもっと取らなければと思った。この状況でも彼のレベルには油断してはいけない。８－２となったけど、彼は反撃してくると思ったので、引き続き思いっきり行った。」
ドバイデューティフリーダーツマスターズは金曜に準決勝、決勝を行い完結する。
２０１６年ドバイデューティフリーダーツマスターズ
５月２６日（木）
＜準々決勝結果＞
エイドリアン・ルイス（４） １－１０ デーブ・チズナル
フィル・テーラー（３） １０－２ ジェームス・ウェード
ギャリー・アンダーソン（２） １０－８ レイモンド・バーナベルト
マイケル・バンガーウェン（１）１０－７ ピーター・ライト
ベストオブ１９レッグ
５月２７日（金）
＜準決勝組合せ＞
マイケル・バンガーウェン ｖｓ デーブ・チズナル
ギャリー・アンダーソン ｖｓ フィル・テーラー
＜決勝組合せ＞
バンガーウェン/チズナル ｖｓ アンダーソン/テーラー
ベストオブ２１レッグ
