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7月16日ワールドマッチプレー第1日、一回戦(1/3)

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2016.07.18 Mon.

みんなワールドマッチプレーは「特別だ」と言う

7度目の挑戦でブラックプールで初勝利のソーントン

http://www.pdc.tv/news/articl…

凶暴なマイケル・バンガーウェンがこの土曜、ジャーミー・ケイブンを容赦なく10-0のホワイトウォッシュで下しBetVictorワールドマッチプレーのタイトル防衛に乗り出した。ロバート・ソーントンもこのブラックプールで若手スター、ジョシュ・ペインを破りウィンターガーデンズの厄落としを行った。

世界No.1のバンガーウェンはスポンサーのBetVictorの試合前人気投票で11/10だったが、素晴らしい一回戦の成績を見せた後は4/5まで更に人気を高めた。

第2レッグでケイブンがイーブンに戻せるダブルを4本ミスした後も、このダービーの予選通過者はさらにダブルをミス、バンガーウェンに封じ込められた。

第4レッグでもケイブンが次に20ダブルを待つ間にこの素晴らしいオランダ人は残り108をチェックアウト、更に第5レッグは11ダーツ、第7レッグもこの相手がダブルで苦労しているうちにさっさと上がり、たった16分で二回戦へ駒を進める迫力ある力を見せ付けた。

「僕としてはとてもいいスタートだった。」とバンガーウェン。彼は昨年のブラックプールでの決勝でジェームス・ウェードを征している。「こんなにいいダーツは期待していなかったので驚いた。このパーフォーマンスは嬉しかった。」

「今晩のジャーミーは彼の力が出せていなかったし、だから僕にプレッシャーを掛けられなかった。一方僕は必要なショットを必要な時に出来てチャンスをものに出来た。悪いショットはそんなになかったし、コンスタントに彼にプレッシャーを掛けられた」

「凄くいいゲームをしたけど、これよりもっといいゲームが出来る。100%だとは思っていないくらい恐ろしく自信がある。今週は出来るだけ多くプレーしてもっともっと見せられよう。」

ケイブンは、「多くの人が僕は勝つ可能性があるといっていたし、ここに登るまでは僕もそう感じていた。でも正直なところ、彼は恐ろしく素晴らしいし、僕は彼を賞賛する観客の一人にしか過ぎなかったようだ。」

「もしスコアを1-1と出来ていたら違った展開で、もう少し接近戦ができたはず。でも彼はミスしないし、ショットすれば入れてくる。彼がNo.1である証拠だし、あごを打たれたようなダメージを受ける。」

バンガーウェンは次にオーストラリアのカイル・アンダーソンと対戦する。彼はトーナメントの開幕第一戦で、もう一人のオランダのスターで第16シードのビンセント・バン・デ・ブートを10-4でノックアウトしていた。

序盤での3レッグ連取でアンダーソンはリード、バン・デ・ブートも2-5のダウンから4-5まで戻したが、アンダーソンが続く5レッグを特段の反撃もなく連取ブラックプールのステージで初勝利を納めた。

「トーナメントにはいい調子で臨むことが出来た。気分は絶好調だし、勝利も出来たし」とアンダーソン。「試合中はナーバスにならなかった。けど、マッチプレーの開始時にはナーバスだった。こんな雰囲気でプレーしたことがなかったし、いろいろ考え過ぎていたからね。」

「一回戦通過ができるいいダーツができたし、気分は上々だ。ようやく一回戦を通過しただけで、次の試合も待っている。」

「結局マイケルもちょっと異なった相手というだけ。僕は倒すいいダーツもできる。もしダブルがしっかり出来れば僕は相当できると思う。今日はそれが出来て通過することが出来た。」

現ワールドグランプリチャンピオンのソーントンは、この夜の試合で初登場のジョシュ・ペインを10-7で下し、7度のワールドマッチプレー出場で初勝利を祝った。

自信あふれる第8シードは序盤で2-0から3-1、4-2とリードする。対戦相手でケント出身の22歳は、プレーヤーズチャンピオンシップで生涯初めてのシニアツアー優勝を果たしたところだが、99と84をチェックアウトしてイーブンに戻し、更に118をチェックアウトして5-4とリードを取った。

しかし、ソーントンもペインが2レッグリードできる筈だった残り68でのダブル狙いを1本外すという状況の中、ここの2レッグで4つの180得点と10ダブルを仕留めて逆に7-5とリードした。

ペインも9ダブルを決めて1レッグを返したが、次のレッグでイーブンに戻せるダブルが2スローでも決まらずソーントンはここをクリア、さらに18ダブルを決めて、このスコットランド人としては初めてのブラックプールでの勝利となった。

「僕は本当に、本当に楽になった。」とソーントンは打ち明ける。「僕はここで6回も負け続けた。だから勝たなければいけないという義務感に襲われていた。最後のダブルを打つまでまだ大丈夫だった。最後のダブルは今まで経験したことのない程、狭いダブルに感じた。」

「ジョシュは初めての登場だしそれも影響していたけど、彼はツアーで見せたようなダーツをしていなかった。ダブルをいくつかミスしていたし、僕がそれでチャンスを貰った。」

「ここまでの2,3年、僕は接戦を落としてきたのでこの勝利は僕と僕の家族を解放してくれた。」

ソーントンは次の二回戦でデーブ・チズナルと対戦する。この第9シードはオランダの若手ベニト・バン・デ・パスを接戦で切り抜けていた。

チズナルは1レッグダウンの後、11ダーツや115フィニッシュなどで4-1とリード、バン・デ・パスは115チェックアウトなどで5-4と差を縮め、更に135をチェックアウトして7-7のイーブンに戻した。

チズナルは残り68を取り再びリードしてテンションを上げ、続く2レッグで相手のダブルミスに乗じて試合を決め、ベスト16へ進出した。

「ベニトはテレビ放映の前は僕に対していい仕事をしていたけど、今晩は僕の夜となった。勝てて凄く楽になった。」とチズナル。「凄く自信が沸いてきたし今晩はいい感触だ。」

「所々のプレーはまあまあだったし今日のようなスタートが出来れば、誰とやってもゲームになる。ロバート・ソーントンとの試合でこれが出来れば素晴らしいだろう。彼はいつも危険な存在だ。」

BetVictorワールドマッチプレー
7月16日(土)
<一回戦結果>
ビンセント・バン・デ・ブート  4-10 カイル・アンダーソン
ロバート・ソーントン      10-7 ジョシュ・ペイン
マイケル・バンガーウェン    10-0 ジャーミー・ケイブン
デーブ・チズナル        10-7 ベニト・バン・デ・パス

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