８月２１日テーラー、オーストラリアで負けなしの２４連勝
シドニーダーツマスターズ最終日
http://www.pdc.tv/news/articl…
Ladbrokesシドニーダーツマスターズ
８月２０日（土）
＜準決勝結果＞
フィル・テーラー １１－４ デーブ・チズナル
マイケル・バンガーウェン １１－６ ピーター・ライト
ベストオブ２１レッグ
＜決勝結果＞
フィル・テーラー １１－９ マイケル・バンガーウェン
ベストオブ２１レッグ
フィル・テーラーが土曜、ザ・スターで行われたLadbrokesシドニーダーツマスターズでマイケル・バンガーウェンに１１－９で勝利し４回連続優勝を果した。
伝説の５６歳はワールドシリーズが設立された２０１３年以来、３度のシドニータイトル、２度のパースダーツマスターズと２０試合に勝っており、負けなしの状況が続いてきた。
彼は今年のイベントでも素晴らしい決勝を勝ち抜き、負けなし記録を２４試合に伸ばし、シドニーで４回連続優勝を果したのだ。彼はまずデーブ・チズナルに準決勝で１１－４で下し、決勝では接戦を制してバンガーウェンに競り勝った。
テーラーはチズナルとの準決勝で３－０、７－１、１０－２と終始試合を支配し、少しの反撃は受けたものの終盤は６６、７０を上がって勝利し決勝へ進出した。彼はアベレージ１０２．４７、５個の１８０得点をあげた。
一方、バンガーウェンはアベレージ１０６、ダブルも完璧なオープニングから８本連続ミスなしを含め１３本のうち１１本を決め、８－１とリードした。
ライトは１２１、１５６をチェックアウト、４つの完璧なダブルフィニッシュで８－４と反攻したが、バンガーウェンは強過ぎ勝利を奪い去った。
決勝は競り合いの状況を見せ、バンガーウエンはオープニングレッグを１８０得点、１１ダーツでスタート、テーラーは１－２ダウンから４－２、５－３のリードとした。
バンガーウェンは１０４チェックアウトや８ダブルで３レッグを連取し６－５、７－６とリードを続けた。
テーラーはここで再び攻勢をかけ１１ダーツでイーブンに戻すと、８ダブル、６８チェックアウト、９０チェックアウトで１０－７とリードした。バンガーウェンが続く２レッグで１８０得点などで差を詰め望みをつないだが、現チャンピオンは１６ダブルで勝利を完結した。
「素晴らしい、とても満足だ。」とテーラー。「すごい決勝になると思ってたし僕がリードして彼が反攻してくると予想していた。」
「僕はいつも彼の前を取り、彼が追撃してくる。でも、今回は彼はついて来ないと思った。積極的に戦うことがマイケルを倒す唯一の方法だ。」
「僕は僕の背中を叩き勇気を奮い起こした。素晴らしいゲームなのだから。」
「今週のシドニーのゲームは素晴らしかった。ザ・スターもいいし全てが僕にとって完璧だった。準備も正しく出来たし、ダーツセッティングも適切だった。毎週ここでプレーしたい。」
テーラーは彼の視点を８月２５日～２７日にPCECで開催されるTABtouchパースダーツマスターズのタイトル防衛においており、過去２年間ここ西オーストラリアで勝ち続けている。
「勝つつもりだし、高揚している。」とこの５６歳は言う。「パースを本当に楽しみにしている。この調子を持ち込みたい。」
「マイケルも荒れ狂っており目標を定めたはず。彼は戦闘態勢にあり、僕が追随する格好になる。僕は自分をプレッシャーにおいてないので僕と対戦する者は誰しも素晴らしいプレーをしないと僕を倒せない。」
バンガーウェンはオーストラリアでの初のワールドシリーズ優勝を念願にしていたが、少しの差で２０１３年のシドニーでの決勝でもテーラーに敗れていた。
「フィルには敬意を払っているし、彼は素晴らしいトーナメントをしてきた。観客は素晴らしい決勝を目のあたりにできた。」とバンガーウェン。「フィルに対してはミスは許されず、僕も反撃を試みた。正直、今夜は彼が僕より上手かった。」
「僕はいいプレーをしたけど少しミスをした。フィルに向ってゲームするなら彼にそこを餌食にされてしまう。」
「僕自身を責めるだけだ。毎回勝てる訳ではないけど傷つく。昨夜物凄いいい試合をして気分も良かった。今週はいい一週間を過ごせた。またパースのために準備する。」
ライトはオーストラリアのサイモン・ウィットロックとリース・マシューソンを破り初めてワールドシリーズ、ファイナル進出を決めた。一方、チズナルはハーリー・ケンプとエイドリアン・ルイスを破った時のような手応えがなく、初めてのワールドシリーズ、ファイナル進出を見送った。
PDCワールドシリーズオブダーツはオーストラリアを縦断してTABtouchパースダーツマスターズに舞台を移す。このイベントは８月２５日～２７日にPCECで開催される。
