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<準々決勝>カドビー/ライトがアベレージ110

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2016.08.27 Sat.

TABtouchパースダーツマスターズ第2日

http://www.pdc.tv/news/articl…

TABtouchパースダーツマスターズ
8月26日(金)
<準々決勝組合せ>
エイドリアン・ルイス       8-10  レイモンド・バーナベルト
マイケル・バンガーウェン     10-8  ジェームス・ウェード
ギャリー・アンダーソン      7-10  デーブ・チズナル
コーリー・カドビー        2-10  ピーター・ライト
ベストオブ19レッグ

8月27日(土)
<準決勝組合せ>
デーブ・チズナル       vs  レイモンド・バーナベルト
マイケル・バンガーウェン   vs  ピーター・ライト
ベストオブ21レッグ

<決勝組合せ>
チズナル/バーナベルト   vs  バンガーウェン/ライト
ベストオブ21レッグ

ピーター・ライトが金曜夜、TABtouchパースダーツマスターズでコーリー・カドビーに驚愕の10-2で勝利、オーストラリアの夢を潰えた。マイケル・バンガーウェン、レイモンド・バーナベルト、デーブチズナルもザ・PCECでの準々決勝勝利を楽しんだ。

タスマニア生まれのカドビーは木曜の一回戦で2度のパースダーツマスターズ優勝など君臨するフィル・テーラーに歯止めを掛け、第2日目もPDCワールドダーツイベントで彼の存在感を示そうと狙っていた。

しかし、この21歳はこの日も素晴らしいパーフォーマンスを見せたものの、ライトの超一流のダーツを眺めるだけだった。両者ともアベレージはほぼ110で最高のゲームとなった。

ライトは一回戦のアダム・ローとの対戦途中でダーツを変更していたが、この日はオープニングレッグを132をブルフィニッシュして流れを作り、続く4レッグも連取、一方の若手は第6レッグを127チェックアウトで上がった。

第7レッグでは両者180得点からライトが116をチェックアウト、一方第8レッグにカドビーは2つの180得点、7本の完璧なダーツで11ダーツで決め、6-2と戻した。

しかし、ライトはカドビーが7つ目の180得点を出したものの、91チェックアウトを挟んで2レッグを20ダブルで決め9-2とリード、更に第12レッグでは2つの180得点から12ダーツで上がり、素晴らしいパーフォーマンスに終止符を打った。

「昨晩コーリーがフィルを破ったのを見ていたのですごく難しい試合になるだろうと判ってた。」とライト。彼は準決勝で2週続けてバンガーウェンと対戦する。

「コーリーは素晴らしくさらにエンターテイナーだ。僕も今晩はそうなるよう頑張った。今晩の調子ばベストではなかったけど集中した。このダーツはこのトーナメントにはちょっと軽いと思った。」

「僕はチャンスを大事にしたけど、マイケルはフィルがノックアウトされて少しほっとしているだろうけどベストな調子ではなさそうだ。僕は明日は彼を逃さない。素晴らしい観客でここでプレーできて嬉しい。」

バンガーウェンは元パースマスターズの準優勝者、ジェームス・ウェードに10-8の勝利を実現した。このオランダ人は一時2レッグダウンだったが、見て楽しめる試合で勝利した。

この世界No.1は第1、第2レッグで180得点し、ダブルトップを2つ使って100をチェックアウトするなど見せ場を作り2-0とリード、ウェードは2つの180得点、130のブルフィニッシュ、97チェックアウトなどで続く4レッグを連取した。

バンガーウェンはそこから4レッグを連取しふたたびリードすると、今度はウェードが反撃し6-6とイーブンに戻した。しかし、このオランダ人は大事な第13レッグの相手先攻を20ダブルで奪い、さらに9ダブルを決めて再び2レッグをリードした。

ウェードも2度10ダブルを決めて9-8と食い下がったがバンガーウェンは8個目の180得点から4ダブルを決めて準決勝進出を決めた。

「ジェームスは対戦相手にはほんとタフなプレーヤーだが、試合に勝つことが全てだ。きょうはちゃんと10レッグ取れた。」とバンガーウェン。「僕の得点力は余り良くなかったけど勝った。時々はベストでなくても勝つことがある。」

準決勝ではその他チズナルがバーナベルトとぶつかり、両者とも2016年のワールドシリーズ、ファイナル出場がかかる。彼等は準々決勝でも素晴らしいダーツを見せていた。

チズナルは衝撃的なフィニッシングを見せ、160チェックアウトをはじめ、17本のトライのうち10本を決めていた。彼は世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンとの対戦がここまで7度あったが初めての勝利となった。

アンダーソンは序盤にチズナルが72、78を上がったのに対し99、72上がりで応戦、2-1ダウンから5-3リードと変化した。

ここでチズナルは70をチェックアウト、さらに2度のダブルトップ、89フィニッシュを5ダブルで仕留め、素晴らしい160フィニッシュと5レッグで爆発し一気に8-5リードとしてしまった。

アンダーソンも99チェックアウトや13ダーツなどで9-7と差を縮めたが、続くレッグでの2つ目の180得点も空しくチズナルは2ダブルを決めてバーナベルトの待つ準決勝へ駒を進めた。

「スコアが5-4となった時、ギャリーは少しリズムが緩くなり、彼本来のプレーをしていなかったので僕が行った。」とチズナル。「僕は調子いいし、それを維持しているだけで、出来れば準決勝も勝ち残りたい。」

一方、バーナベルトはエイドリアン・ルイスとはオークランドダーツマスターズで2連続敗退していたが、そのリベンジが出来た。彼は15本のダブルトライで10本を決め、10-8で勝利した。

オープニングはシーソーゲームだったが、このオランダ人は相手方のスロースタートを突き2-0とリード、ルイスも116チェックアウトを皮切りに続く3レッグでチャージを掛けた。

バーナベルトも3レッグで爆発し121をブルフィニッシュとすると、ルイスも79を上がり相手先攻をブレークで3度目のリードを奪った。

しかし、バーナベルトは一枚上手のフィニッシュでイーブンとすると更に116、74を上がり2レッグリードとした。ルイスは再び火を放ち2個の11ダーツで応戦するが相手レッグをブレーク出来ず、このオランダ人は4つ目の180得点から8ダブルを仕留めて勝利を決めた。

「普通オーストラリアでは余りいい試合が出来ないけど今日は別格で凄く自信となった。」とバーナベルト。「僕は先週古いダーツセットに戻したがそれが良かったようだ。今日は秀逸だった。」

「エイドリアンも何度も攻勢をかけて来たが、僕は得点力が良くフィニッシュも良かったので自信を持ち続けることができた。この勝利は凄く嬉しいし準決勝を楽しみにしている。」

TABtouchパースダーツマスターズはザ・PCECで土曜に準決勝、決勝を行い完結する。

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