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2016.10.06 Thu.

ワールドグランプリ 第4日

http://www.pdc.tv/news/articl…

2016Unibetワールドグランプリ
10月5日(水)
<二回戦結果>
アラン・ノリス       2-3  サイモン・ウィットロック
ブレンダン・ドラン     1-3 デーブ・チズナル
スティーブ・ウェスト    0-3 ダリル・ガーニー 
マイケル・バンガーウェン  3-0  ジェームス・ウィルソン

10月6日(木)
<準々決勝組合せ>
マイケル・バンガーウェン  vs サイモン・ウィットロック
ダリル・ガーニー      vs デーブ・チズナル
ギャリー・アンダーソン   vs キム・ハイブレクト
レイモンド・バーナベルト  vs ベニト・バン・デ・パス

フォーマット
二回戦=ベストオブ5セット
準々決勝=ベストオブ5セット
準決勝=ベストオブ7セット
決勝=ベストオブ9セット
一セット=ベストオブ5レッグ
ビギンダブル、エンドダブル

サイモン・ウィットロックが最終レッグを息を呑む10ダーツで取りアラン・ノリスを破って2つ目のメジャータイトル奪取へ目を向けた。彼は次のUnibetワールドグランプリ準々決勝でマイケル・バンガーウェンと対戦する。

オーストラリアのエース、ウィットロックは2012年にヨーロピアンチャンピオンシップのタイトルを取っているが、ここ18ヶ月間世界トップ16から陥落、がっかりする結果となっていた。

しかしこの47歳は先週末にプレーヤーズチャンピオンシップで優勝し復調を見せ、二回戦でノリスに素晴らしい勝利を収めて土曜のワールドグランプリ決勝で100,000ポンドを狙える立場になった。

ノリスは2セットダウンから反撃して2セットを奪い激戦でイーブンに戻すと、第5レッグも2-1リードとした。

しかし、ウィットロックは180得点から2つ目となる150をチェックアウト、サドンデスの最終レッグへもつれ込んだ。ここで彼は恐ろしい10ダーツでベスト8へ進出した。

「最終レッグでは絶対特別凄いダーツを出さないといけないと判ってたので僕はそれを実行した。」とウィットロック。彼は次に木曜の準々決勝で世界No.1のバンガーウェンと対戦する。

「アランの反撃は凄まじかった。僕は最後のいくつかのレッグのようにプレーする必要があった。彼の20ダブルが決まり始め、僕にプレッシャーを掛けてきた。でも僕はどんな場面でも、ほぼ負けのようなところでも絶対あきらめなかった。」

「最近何度か窮地から自力脱出するケースがあったが、これには自信をもっている。今とても自信があり凄いプレーができる。丁度トーナメントに優勝も経験したし、2連続で優勝したい。」

「今は他のプレーヤー同様調子がいい。最近週末にはマイケルも倒して優勝したし、凄いプレーをしている。だからみんなが注目してくれている。」

「過去2年間滅茶苦茶練習してきたので今その成果が出つつある。今は凄くリラックスしてるし、プレッシャーをまるで感じない。僕以外、誰も僕に期待していないだろうけど、その状況が心地いい。」

一方、バンガーウェンはジェームス・ウィルソンをストレートセットで力で退け、3回目のワールドグランプリ優勝へ向け挑戦を続けた。

ウィルソンは156チェックアウトでゲームをスタートしたが、バンガーウェンは6レッグを反撃もなく連取。第3セットではこのオランダ人は2レッグダウンから勝利してしまった。

「僕は絶好調だと思うし今日の出来栄えはハッピーだ。」とバンガーウェン。」「後半はちょっと眠くなったけど必要な時に必要な事ができた。」

「これが次ぎの試合につながる僕のパーフォーマンスでプレーの内容もフィーリングも凄くいい。サイモンもいいプレーヤーだけど、僕は自分に集中して必要な時に必要なショットができるようにすることだ。」

北アイルランドのダリル・ガーニーはようやく2度目のメジャーのランキング大会準々決勝進出となる。彼はスティーブ・ウェストをストレートセットで破り、デーブ・チズナルとの対戦に向う。

ウェストは月曜夜に11度のワールドグランプリチャンピオンをノックアウトし衝撃を巻き起こしたが、ガーニーに対しては武勇伝を繰り返すことが出来なかった。ガーニーは利き手の指骨折からまだ十分に立ち直っていないものの、3セットとも最終レッグで勝利した。

「この勝利は嬉しいけど、デーブ・チズナルを倒すには沢山修正しなければならないところがある。」とガーニー。「今晩の得点力は良かったけど、一本一本真剣に投げた。」

「僕はこの火曜にプレーを再開したばかりで、僕のプレー全てに自分ながらびっくりしている。全てのスローを精一杯、急がず集中して投げている。」

2013年の準優勝者、チズナルは初めてのメジャータイトル優勝を目指して頑張っており、2011年の準優勝者、ブレンダン・ドランに3-1で勝利した。ドランは第3セットのフィニッシュを141で取ったものの、このセントヘレンズのエースは第4セットを取り勝利した。

「本当に嬉しい。」とチズナル。「ブレンダンは序盤でいくつかチャンスをくれた。でもタフな試合だった。」

「試合の結果はうれしいけど、もうちょっといいプレーをしなければいけない。試合中盤の緩みをしっかりする必要がある。終盤に向けちょっと神経質になり何本か失敗した。」

「試合になったら全部勝つつもりで行く。どうなるか見ものだ。3年前よりいい成績を狙っているし出来れば優勝したい。」

準々決勝では世界チャンピオンのギャリー・アンダーソン対ベルギーのキム・ハイブレクト、両者オランダ人同士で5度の世界チャンピオン、レイモンド・バーナベルト対23歳、新進気鋭のベニト・バン・デ・パスが組まれている。

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