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<メジャー>怪物MVG、気迫の決勝アベレージ111.62!

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2016.10.31 Mon.

ヨーロピアンチャンピオンシップ最終日

http://www.pdc.tv/news/articl…

Unibet ヨーロピアンチャンピオンシップ
10月30日(日)
<準々決勝結果>
ジェームス・ウィルソン  7-10 ジェームス・ウェード
マイケル・バンガーウェン 10-3 イェル・クラーセン
メンサー・スルホビック  10-3 フィル・テーラー
カイル・アンダーソン   5-10 ピーター・ライト

ベストオブ19レッグ

<準決勝結果>
マイケル・バンガーウェン 11-7 ジェームス・ウェード
メンサー・スルホビック  11-8 ピーター・ライト

ベストオブ21レッグ

<決勝結果>
マイケル・バンガーウェン 11-1 メンサー・スルホビック

ベストオブ21レッグ

手のつけられないマイケル・バンガーウェンがベルギー、ハッセルトのエシアスアリーナでオーストリアのメンサー・スルホビックに11-1で勝利、3年連続でUnibetヨーロピアンチャンピオンシップのタイトルを獲得した。

この世界No.1は2016年にUKオープン、ワールドマッチプレー、ワールドグランプリとメジャータイトルを総なめにしてきており、この日曜夜にも更に一つ巨大な勝利をあげて100,000ポンドの優勝賞金を獲得した。

準々決勝でオランダの同胞、イェル・クラーセンを10-3で退け、バンガーウェンは準決勝で世界No.6のジェームス・ウェードに5-6のダウンから11-7で勝利するなど強すぎるところを見せつけた。

彼はそれから決勝でもスルホビックに対し手のつけられない帝王クラスのダーツを見せた。スルホビックもフィル・テーラー、ピーター・ライトを倒し初めてテレビ放映での決勝に進出したが、残念がら現チャンピオンに吹き飛ばされた。

バンガーウェンの111.62アベレージはテレビ放映されたランキングトーナメントの決勝で最高となり、ヨーロピアンチャンピオンシップ決勝としても記録となった。彼は2016年で22個目の優勝をさらい、このイベントで3連勝を記録した。

「僕にとっても素晴らしい優勝だ。」とバンガーウェン。「僕のフィニッシュは凄かった。得点力も凄かった。僕は持てる力を必要な時に全て出し切った。」

「メンサーはPDCでは一番予想しきれない強さを持ったプレーヤーで、彼は実はトップクラスのプレーヤーだ。これは彼の初めての決勝だったけど、こういうプレーヤーを探し出さないといけない。」

「僕は3年連続でこのトロフィーを獲得できてとても嬉しい。物凄く素晴らしいことだ。」

「3試合も戦い、とても長い日だった。中でも一つもミスが許されない。僕は早い時期からそれが判ってたし、まだ余裕を持っていた。決勝でそれが発揮できてとても嬉しい。」

「信じられない。決勝では本当に恐ろしいほどのダーツをした。僕がやりたいプレーが発揮できた。天にも昇る気分だ。このパーフォーマンスに上々の気分だ。」

「3年連続優勝だなんてあり得ない、特別だ。僕はこのステージから1時間しか離れていなかった。観客にはいっぱい応援を貰った。本当に感激だ。」

バンガーウェンのこのトーナメントでの一番の危機はやはり一回戦だった。金曜日にもしサイモン・ウィットロックが劇的な最終レッグで150フィニッシュのマッチとなる15ダブルをミスしていなかったら。

彼は、「サイモンは一番調子の上がっているプレーヤーで一方僕はベストなゲームをしていなかった。でも一回戦の後、決勝まで気分良く投げられた。」

「僕はこの今の調子を持続したい。これからビッグトーナメントが毎週続くからね。」

バンガーウェンはオープニングレッグを174得点で出発、2レッグを連取し、スルホビックが9ダブルで1レッグを返した。しかしスルホビックはそこから相手にどんどん引き離されるのに対応できなかった。

バンガーウェンは12ダーツで2度相手先攻をブレーク、このうち1レッグでは180得点から、さらにもう一つは174得点から110フィニッシュされた。続いて157フィニッシュで7-1とリードした。

72を上がった後、バンガーウェンはスルホビックの2本のダブルミスに16ダブルを決め9-1とリードを拡げると更に9ダブルを決めて111.62アベレージを達成、同時にヨーロピアンチャンピオンシップでのハットトリックも完成させた。

スルホビックは準優勝賞金40,000ポンドを獲得しPDC賞金ランキングで7位に上昇した。同時に素晴らしいダーツでフィル・テーラーを準々決勝で破ったという経歴を加えた。

「僕は残念には思っていない。決勝へ進出したことでハッピーだし全力を尽くした。」とスルホビック。「僕の尊敬するフィル・テーラーと戦わなければならないのは知ってたけど、こうなって嬉しい。」

ライトは日曜の準々決勝でカイル・アンダーソンを倒しハッセルトで2年連続して準決勝へ進出、スルホビックに11-8で敗れた。

「僕はダブルで一杯ミスした。ここがメンサーの能力との違いだった。」とライト。「こんな愚かなダーツはやっちゃいけない。でもこれは一つの準決勝だった。次は改善していこう。」

ライトはジェームス・ウェードと並びベスト4入りした。この左利きは準々決勝では素晴らしい161チェックアウト、141チェックアウトなどでジェームス・ウィルソンに10-7で勝利したが、バンガーウェンを負かすことはできず、このイベント2度目のベスト4止まりとなった。

「この結果を前向きに捉えたいけどマイケルに対し安定していなかった。」とウェード。「この夜は余り調子が上がらなかったけど僕は出来る子だしこの試合に勝てるくらいの実力はある。言うのはタダだからね。」

クラーセンは4年連続でベスト8入りした。一方、テーラーは5度目のヨーロピアンチャンピオンシップタイトルを狙い、アベレージも104を越えていたが、熱血のスルホビックにより脱線させられた。

オーストラリアのエース、アンダーソンも彼の経験で2度目のテレビ放映による準々決勝進出を果した。ウィルソンは初めてのテレビ放映のPDCイベントでこの位置に付け、ランキングも32位まで上昇を続けた。

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