＜メジャー＞最高峰のワールドチャンピオンシップ今日開幕
背景はタワーブリッジ（ロンドンブリッジではありません）
http://www.pdc.tv/news/articl…
William Hillワールドダーツチャンピオンシップが木曜に開幕する。現チャンピオンのギャリー・アンダーソンはロンドン、アレキサンドラパレスで開かれるダーツスポーツ界最高峰のトーナメントの３連続優勝に向け、早々に衝撃の敗退を喫しないことを目指している。
新記録となる賞金総額は１６５万ポンド（２億４，０００万円）に達し、優勝賞金は３５万ポンド（５，０５０万円）、２２カ国から７２プレーヤーが出場し１５日間にわたってワールドチャンピオンの称号と栄誉あるシドワデル杯を目指し熱戦が繰り広げられる。
プレリミナリー戦と一回戦は８日間にわたり、現チャンピオン、アンダーソンは木曜のオープニング夜に出場、タイトル防衛をめざして予選通過のマーク・フロストと対戦する。
「みんな一回戦が大嫌いだ。プレッシャーなんて無いよというのはみな嘘っぱちだ。兎に角、一回戦敗退は免れたいからね。」とアンダーソン。
「もし一回戦敗退となればつまらないクリスマスを過ごさなければならない。とても厳しい、ただ勝利したいだけ。このトーナメント全てのプレーヤーが一回戦の緊張を唱えるだろう。」
「昨今のプレーヤーのレベルを知っているし、自分のゲームが出来なければ帰宅するしかない。レベルはどんどん上がっており、誰でもどんな相手でも倒すことが可能だ。」
「僕はどんどんショットを繰り出すつもりだ。会場に入れば違ったギャリーになる。闘争心を持って臨む。ちゃんとしたギャリーが現れればみんな気をつけてね。悪いギャリーが現れればみんなにもチャンスがあるよ。」
アンダーソンは第２シードで賭け率では二番人気の６/１であり、一番人気のマイケル・バンガーウェンの８/１１に続いている。彼は史上３人目の３連続優勝を狙っている。
「もしもう一度ワールドチャンピオンシップに優勝できなくても、僕の足跡には満足している。」とこの４６歳のスコットランド人は言う。「一度優勝することはどれ程困難なことか。それを２年連続するのはもっと大変だ。３度連続はほぼ不可能に等しいけど、まあトライをしてみる。」
「マイケルは実力No.１だし２５トーナメントに優勝しそれだけの素晴らしいダーツをしている。このタイトルも喉から手の出るほど優勝したいだろうし、だからこそ余分な緊張があるだろう。」
「彼はプレッシャーなどないと言うだろうけど、絶対プレッシャーがある。彼は素晴らしく、自信も格段にあるだろうけど幾つかの試合では彼も危機を感じるだろう。」
木曜にはオープニングゲームで２００４年の準優勝、ケビン・ペインターも第２９シードで出場するジャーミー・ケイブンと対戦、続いてウェールズのジャーミー・ルイスがアイルランドの予選通過者ミック・マクゴーワンと、さらに元ワールドユースチャンピオンのマイケル・スミスがリッキー・エバンスと対戦する。
トップシードのバンガーウェンは、２０１６年に２５トーナメントに優勝し飛びぬけた世界No.１だが、土曜にカナダのロス・スヌークかフィンランドのキム・ビラネンの勝者とチャレンジを開始する。
バンガーウェンは１２ヶ月前にも事前予想で一番人気だったが三回戦でレイモンド・バーナベルトに敗れた。しかし、「前のトーナメント結果はひどかったけど、このトーナメントには勝つと思う。」という。
「簡単なことではない。今年はとてもタフな年だ。それは良く判っているけどメンタルに強くなっており優勝と栄光を探求することも可能と思う。僕は達成できる思っている。」
「僕の組合せの半分はとてもタフで難しそうだけど気にしていない。ワールドチャンピオンシップで優勝したければどんな相手もたとえ全員にも勝たなければならない。」
「このトーナメントが今年の主ターゲットだ。僕は準備できた。気分もいい。大きなプレッシャーが僕の肩にのしかかっているがそれがどうした？４年もプレッシャーを肩に乗せて戦ってきている。」
１２月２２日の一回戦の完了により、二回戦はクリスマス休暇にかけて行われ１２月２３日、２７日、２８日と行われる。
三回戦は１２月２８日、２９日で行われ準々決勝は新年前の１２月３０日に、準決勝は１月１日決勝は１月２日に行われる。
賞金総額１６５万ポンドに加え、９ダーツ達成に対し５，０００ポンドが提供される。さらにWilliam HillからPDCのチャリティパートナーである英国パーキンソン病団体に９，０００ポンドが寄贈される。
