＜メジャー＞プレミアリーグ第１５/１５夜 プレビュー
下降気味のMVG、絶好調のライト、フィルとチジーの争い
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Betwayプレミアリーグ
＜５月１１日（木）第１５夜組合せ＞
アバディーン、GEオイル＆ガスアリーナ
デーブ・チズナル ｖｓ ジェームス・ウェード
フィル・テーラー ｖｓ エイドリアン・ルイス
ピーター・ライト ｖｓ レイモンド・バン・バーナベルト
マイケル・バン・ガーウェン ｖｓ ギャリー・アンダーソン
（リーグテーブル）
第１４夜終了時
１．マイケル・バン・ガーウェン：２２ポイント、レッグ差＋２９
２．ピーターライト：２１ポイント、レッグ差＋２４
３．ギャリー・アンダーソン：１８ポイント、レッグ差＋１５
４．フィル・テーラー：１７ポイント、レッグ差＋５
５．デーブ・チズナル：１５ポイント、レッグ差ー５
６．レイモンド・バン・バーナベルト：１４ポイント、レッグ差－４（脱落）
７．エイドリアン・ルイス：１３ポイント、レッグ差－１２（脱落）
８．ジェームス・ウェード：１２ポイント、レッグ差－１３（脱落）
イェル・クラーセン：３ポイント、レッグ差ー１６ （脱落）
キム・ハイブレクト：３ポイント、レッグ差ー２３ （脱落）
Betwayプレミアリーグのプレーオフ出場とリーグテーブル優勝の両方がかかった戦いがこの木曜、アバディーンのGEオイル＆ガスアリーナでリーグシーズンの終了を迎えて完結する。
３か月にわたり、英国、アイルランド、オランダにまたがった戦いの後、この木曜が最後のリーグの夜でアバディーンでは重要な４試合が行われる。
マイケル・バン・ガーウェンとピーター・ライトはいまだリーグテーブル優勝のボーナス２５，０００ポンドを巡って争っており、フィル・テーラーとデーブ・チズナルは最後のプレーオフ出場枠を争っている。
この夜オープニングゲームはチズナルがジェームス・ウェードと対戦、この世界No.５は２００９年プレミアリーグチャンピオンに対し大きな勝利をあげ、テーラーにプレッシャーを掛けたいところだ。
チズナルはここ６試合連続の負けなしで、遅れ気味のプレーオフに向けた猛追をみせているが、「他の結果に頼っているけど、まだチャンスは残っておりとても興奮する。」と言っている。
「ここ数週間はとても良かったし気分は最高だ。プレー内容も今のところすごく良く、今週どうなるか楽しみだ。できればまたいいプレーをしたい。」
「ジェームスは最高にいいダーツをするプレーヤーだし、一番いいフィニッシュを見せるプレーヤーの一人だ。だから彼にはチャンスを回せない。ここのところ対戦相手に少々チャンスをあげ過ぎており、相手が上手く持って行った。ジェームスにはそれはあげられない。」
チズナルの大きな勝利はテーラーにプレッシャーとなるが、この６度のプレミアリーグチャンピオンは彼の最期のシーズン、リタイアの前にプレーオフ進出で足跡を残そうとしている。
「いいところにつけているけどまだ達成しなければならない。」とテーラー。彼は先週シェフィールドでバン・ガーウェンに勝っており、「O２へ出場しようと努力している。もし行くことができたらそんな素晴らしいことはない。」
「どこにも余裕はない、エイドリアンは爆発できるし凄いパーフォーマンスを見せてくる。彼は脱落が決まりプレッシャーが何もない。」
２位につけているピーター・ライトはレイモンド・バン・バーナベルトと対戦する。絶好調のこのスコットランド人は日曜にバン・ガーウェンをホワイトウォッシュで下し２０１７年３つ目のヨーロピアンツアータイトルを獲得、上気のまま最後のリーグ入りする。
ライトはバン・ガーウェンに遅れること１ポイントでリーグテーブルトップを争っており、初めてトップ４入りを果たし、歴代３人目のレギュラーシーズントップ経験者になろうとしている。
「気分は絶好調だ。」とライト。「２週間前にプレーオフ進出を決め、プレッシャーがないことが素晴らしい。でもまだトップフィニッシュがしたいからね。マイケルがやっぱり一番のプレーヤーだと思うけど、彼をプッシュしたい。」
「そのためには絶対バーニーに勝たなければならない。２ポイント獲得を目指す。」
「スコットランドでバーニーとプレーするのは凄いことだ。観客にはバーニーファンが多い。観客の大声援と歌の中でのプレーは素晴らしい試合に間違いないし、アバディーンの観客は素晴らしいのでとても楽しみにしている。」
一方、バン・ガーウェンは３位のギャリー・アンダーソンとの試合に勝利すれば５年連続のリーグテーブル優勝を決められることを承知している。
この現プレミアリーグチャンピオンは去年アバディーンでマイケル・スミスと対戦、テレビ放映での記録となるアベレージ１２３．４０をたたき出した。彼はこの１月のワールドチャンピオンシップ決勝の再現となる試合で再びそのフォームを再現することを狙っている。
「去年のアバディーンは最高だった。僕のいい思い出だ。でもギャリーも調子いいし僕は今週の試合に集中している。」とバン・ガーウェン。
「彼はここ２週間くらい勝っているし、十分準備が必要と判っている。僕の目標は１位抜けだし今のところその通りに進んでいる。だから今週は僕の持てる力を全部出し切るつもりだ。」
２度のプレミアリーグチャンピオン、アンダーソンは母国スコットランドでの試合をとても楽しみにしており、３週連続勝利でプレーオフに臨もうとしている。
「先週までの２週間は必要に迫って勝利し、全てはトップ４入りのためだった。マイケルとの対戦は本当に楽しみだ。」とアンダーソン。
「僕が調子よければ、マイケルは試合がどうなるか良く判っているはずだし、同じように逆もありだ。」
「彼は僕の国での試合で、僕はそれをとても楽しみにしている。今年僕はオランダでバーニーと対戦し、彼の応援を見て感激した。出来れば今週同じようなことが僕にも起きると嬉しい。」
「スコットランドではイベントが多くないので、ここに戻って試合するのはいつもいいことだ。ここの観客は素晴らしい。」
木曜のBetwayプレミアリーグの夜は満員札止めのアバディーン、GEオイル＆ガスアリーナで開催、１９：００からスカイスポーツでライブ放映される。
