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<メジャー>ワールドマッチプレー 第7日/9日

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2017.07.29 Sat.

レジェンドが新たな伝説を創り上げた。

https://www.pdc.tv/news/2017/…

BetVictorワールドマッチプレー
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月28日(金)
<準々決勝結果>
エイドリアン・ルイス 16-13 アラン・ノリス
フィル・テーラー 16-6 マイケル・バン・ガーウェン

フォーマット:ベストオブ31レッグズ

7月29日(土)
<準決勝組合せ>
ダリル・ガーニー vs ピーター・ライト
フィル・テーラー vs エイドリアン・ルイス

フォーマット:ベストオブ33レッグズ

フィル・テーラーが劇的な金曜の夜、ブラックプールで素晴らしい16-6のスコアをもってBetVictorワールドマッチプレーでのマイケル・バン・ガーウェンの君臨を終わらせ準決勝進出、エイドリアン・ルイスとの対戦を決めた。

テーラーの驚くべき16度目のウィンターガーデンズでのワールドマッチプレー優勝への活躍は、今週ガーウィン・プライスやレイモンド・バン・バーナベルトを倒し既に証明されている。

この挑戦は続き、信じられないパーフォーマンスでワールドチャンピオンのバン・ガーウェンにも向けられ、こと56歳はダブルがお休みだったオランダ人に素晴らしい追い込みを掛け堂々とベスト4へ進軍した。

バン・ガーウェンは2016年のワールドチャンピオンシップ以来、テレビ放映のランキングタイトルは全て獲得しており、これは以前テーラーしか成し得ていなかった。しかしこの27歳の21本にも及ぶダブルミスにより、おとぎ話のような最期のブラックプールでのテーラーの出場は土曜も続くこととなった。

テーラーは相手の5本のダブルミスでオープニングから3レッグを連取、さらに8ダブルを上がり4-0とリードするとこのオランダ人は180得点から76をフィニッシュし11ダーツで一矢を報いた。

テーラーも72フィニッシュでリードを取り戻し、さらにバン・ガーウェンのダブルミスで続く3レッグの2レッグを取り8-1で折り返した。

バン・ガーウェンは174得点から11ダーツで上がり2レッグ目を取ったが、第11レッグでは4本のダブルをミス、テーラーが82を上がり9-2とリード、続けて122チェックアウトをインブルフィニッシュ、99チェックアウト、11ダーツと爆発し5レッグのうち4レッグを奪取した。

今度はテーラーが18ダブルをミスすると、バン・ガーウェンが10ダブルを上がり、続く2レッグは分け合ってからこのベテランは20ダブルを決めて15-5と勝利まであと1レッグと迫った。

バン・ガーウェンは1ダブルを決めて何とか生き残りを図ったが、反撃はここまででテーラーが20ダブルを上がり記念すべき勝利のとどめを刺した。

「マイケルは素晴らしいプレーヤーだ。これまでの歴史でベストと言える。でも彼はそのパーフォーマンスを発揮しなかった。ダブルミスが彼を抹殺してしまった。」とテーラー。

「会場は素晴らしかったがマイケルにとっては別物だった。観客は殆ど僕の応援に回ってしまった。彼は居心地すら悪く、自分のダーツが投げられなかった。」

「12-3となった時でも彼の反撃があると考えていたくらい凄い試合だった。僕の準決勝進出のオッズは18/1だったけど僕にはプレッシャーもなく、今夜は気楽な気分だった。リラックスし楽しんでいた。」

ルイスは早々に未踏のワールドマッチプレータイトルへの挑戦を続けた。彼はアラン・ノリスを16-13で撃退、2年連続で準決勝進出を果たした。

今週のこれまでの2試合でもあったように、ノリスはスローなスタートを突かれ、ルイスがオープニングから3レッグを連取、UKオープンベスト4のノリスは第6レッグの114チェックアウトなど、そこから反撃しイーブンとした。

ノリスはリードすべく126フィニッシュを試みたがインブルをミス、ルイスが再びリードを奪い返し、さらに13ダーツ、72フィニッシュで6-3のアドバンテージを取った。

ここで2度のワールドチャンピオンが9本のダブルをミス、ノリスは反撃し2ダブルを上がったが、4レッグでルイスが爆発して110チェックアウトなどで10-4と完全に主導権を握った。

ノリスは106チェックアウトで応答したがルイスは続く3レッグを136チェックアウトを含む11ダーツ、12ダーツ、13ダーツで上がりその差8レッグとリードを拡げた。

ノリスは3つ目の100越えのチェックアウトとなる127チェックアウトを見せ、さらに10ダブルなどで3レッグを取った。しかし次のレッグで6本のダブルをミス、ルイスが14レッグ目をものにした。

ノリスのビッグフィニッシュは続き116チェックアウトから20ダブルも上がり14-10と迫ると、ストークのエースは180得点、177得点と6本のパーフェクトダーツを見せたものの、3本のダブルをミス、その間にノリスはその差を2レッグへ縮めた。

ノリスは更に180得点から10ダブルを決め13-14と引き戻したが、第28レッグで160フィニッシュトライの大事な20ダブルをミス、ルイスが108を上がり息をつくと、最後は20ダブルを上がって勝利を決めた。

この勝利でルイスは4度目のワールドマッチプレー準決勝進出となり、今月初旬の背筋手術からの復帰戦というこの世界No.4はベスト4進出を誇りにしていた。

「ほっとしたけど楽しい試合だった。ここで勝のは本当に嬉しい。」とルイス。「今週初めは何も期待していなかったので、準決勝へ出場できるのは天にも昇る気持ちだ。」

「事前に何も期待していなかったけど、アランの反撃はいかに彼がいいプレーヤーかを証明していた。彼が160をミスした時僕の102チェックアウトが結果的に大きなポイントだった。」

「時々僕もダブルミスしたけど、必要な時には仕事をした。あのプレッシャーの中102を上がれたのは嬉しい。準決勝ではもっといいダーツをする。」

ルイスは、「手術後いい日もあれば悪い日もあった。今日はブラックプールへ来る際、交通渋滞に会うなど悪い日だった。」

「明日はまた違う日になるだろう。できれば気分良く起きていいパーフォーマンスがしたい。勝ち目がないかも知れないが待ち遠しい。」

土曜の準決勝オープニングは世界No.3で3月のUKオープンチャンピオンのピーター・ライトが北アイルランドのダリル・ガーニーと対戦。ガーニーはブラックプールでの準決勝は初めてだ。

金曜の試合前には12/1だったテーラーは現在新たに5/4と一番人気に躍り出た。

ライトは7/4で二番人気、ルイスは11/2に、ガーニーは7/1となった。

ライトとテーラー共に準決勝での勝ちオッズは2/5、ガーニーとルイスは2/1となっている。

ウィンターガーデンズでの9日間のイベントはスカイスポーツでライブ放映され、PDCのネットワークで全世界へ放映されている。

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