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メルボルンダーツマスターズ 第一日

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2017.08.19 Sat.

カドビー旋風が吹き荒れ続ける!

https://www.pdc.tv/news/2017/…

メルボルンダーツマスターズ
メルボルン、ハイセンスアリーナ
8月18日(金)
<一回戦結果>
ダリル・ガーニー 6-0 デーブ・マーランド
ピーター・ライト 6-2 リズ・マシューソン
ジェームス・ウェード 6-3 コーハ・コーキリ
マイケル・スミス 6-3 デービッド・プラット
フィル・テーラー 6-3 コーディ・ハリス
コーリー・カドビー 6-4 レイモンド・バン・バーナベルト
ギャリー・アンダーソン 6-2 ジャスティン・トンプソン
サイモン・ウィットロック 6-1 カイル・アンダーソン

8月19日(土)
<準々決勝組合せ>
ギャリー・アンダーソン vs ダリル・ガーニー
ピーター・ライト vs マイケル・スミス
コーリー・カドビー vs フィル・テーラー
ジェームス・ウェード vs サイモン・ウィットロック

8月20日(日)
<準決勝>
<決勝>

コーリー・カドビーがUnibetメルボルンダーツマスターズの第一夜にまたもやビッグネームのレイモンド・バン・バーナベルトを6-4で下した。サイモン・ウィットロックもオーストラリア人同士の対戦となった一回戦でカイル・アンダーソンを退けた。

現ワールドユースチャンピオンのカドビーは先週のオークランドダーツマスターズでは決勝まで進出し、強くなったところを見せたが新たなワールドシリーズオブダーツイベントでも再び素晴らしいダーツを披露した。

5度のワールドチャンピオン、バン・バーナベルトは第8レッグまで分け合ったが、タスマニア生まれの若手は決めてとなる第9レッグを13ダーツでブレークした。

メルボルンをベースとするカドビーはここから4つの140得点と最期は81フィニッシュでの12ダーツで上がり、ハイセンスアリーナでの地元開催イベントで記念すべき勝利を収めた。

カドビーは次の土曜の準々決勝で16度のワールドチャンピオン、フィル・テーラーと当たる。彼には過去2度の対戦でいづれも勝利しており、先週は準決勝で勝利した。

「凄くうれしい。信じられない。」とカドビー。「心臓がドキドキしている。凄い感触だ。」

「フィルとの再戦が待ちきれない。彼は未だかつてない一番のプレーヤーなので、ぼくにとって再び大きなテストとなる。」

テーラーはニュージーランドのコーディ・ハリスに6-3で勝利、タイトルに向け発進した。

ハリスは126チェックアウトなどを見せ6レッグまでこのストークの伝説を分け合ったが、テーラーはここから14ダーツを連続し最期は20ダブルを上がって勝利した。

「いいスタートが切れたしコーディもいいプレーをしていた。でも土曜はまた厳しいテストが待ち受けている。」とテーラー。「コーリーは大きな将来を手に入れている。僕はここ2,3週間で彼のことが少し判るようになってきた。彼はとてもいい奴だ。」

カイル・アンダーソンは先週末のオークランドダーツマスターズ優勝に続き、もう一つ優勝を狙っていたが、仲間のサイモン・ウィットロックに敗れ一回戦で敗退を喫した。ウィットロックのアベレージは107.69に達し6-1での勝利だった。

ウィットロックはオープニングレッグから飛ばし122チェックアウトで行く手を遮るとアンダーソンは71を上がりイーブンに戻した。しかし彼のライバルは3連続の14ダーツで一気に5-1とリードした。

第7レッグではウィットロックは2つの180得点から9ダーツをトライするも失敗、しかしこのレッグを12ダーツで取り素晴らしいダーツで完結した。

オークランドでアンダーソンに敗退して、ウィットロックは、「天にも昇る気持ちだ。先週来カイルを破りたかったのでリベンジはいい気分だ。」

「僕等は皆良かったり悪かったりだ。どうやって回復するかが鍵だ。僕はまたトーナメントに勝てるようになってきたので、僕がまだやれるところを皆さんにお見せしたい。」

「オーストラリアのダーツ人気が高まっておりとても嬉しいことだ。僕はオージーであることに誇りがあり、このゲームが大好きだ。みんながいいプレーをしているのでとても嬉しいし、世界の地図にオーストラリアダーツを載せたい。」

ウィットロックは次にジェームス・ウェードと対戦する。彼はニュージーランドのコーハ・コーキリの20本のダブルミスに6-3で打ち勝った。

パースをベースとするコーキリはオープニングレッグを180得点で攻撃したがダブルを4本ミス、ウェードが104を上がり早々にブレーク、この左利きは2-0とリードし、さらに14ダーツ、13ダーツでその差を4-2とした。

コーキリも第7レッグに116チェックアウトで一つ取り返したが、続くレッグで8本のダブルをミスしイーブンとするチャンスを逸しウェードが1ダブルを決めた。ウェードは最後に84をフィニッシュし試合を決めた。

「余りいいダーツじゃなかったけど試合には勝てた。これが肝心だ。」と先週オークランドでベスト4となったウェード。

「ステージに立つどんな時もいいプレーがしたいけど、いつも可能なことじゃない。今日は勝ちにこだわり達成できた。」

デービッド・プラットは9ダーツトライしたが12ダブルをミス、試合もマイケル・スミスに敗退となった。スミスは準々決勝でライトと対戦となる。

プラットは素晴らしいスタートを切りオープニングを12ダブルで上がると第2レッグを2つの180得点20トリプル、19トリプルと決めたものの12ダブルをワイヤに、ワールドシリーズ史上2つ目の9ダーツを逃した。

彼はこのレッグを10ダーツで取ったが、スミスが反撃してイーブンに戻すと素晴らしい113フィニッシュで逆転リード、さらに14ダーツと2ダブルを上がって5-2リードとした。

プラットは20ダブルで凌ぎ希望をつないだものの、スミスが106を16ダブルで上がり準々決勝でのピーター・ライトとの対戦へ進んだ。

「ここのみんなはダーツが出来る。デービッドがそれを証明している。」とスミス。「彼には9ダーツをやって貰いたかった。こんな素晴らしいことが起きる場面は本当に素敵だ。僕の人生への刺激にもなる。」

「きょうは余り調子が良くなかった。時々ごちゃごちゃしたけど取り合えず勝てた。」

第4シードのライトはリズ・マシューソンを6-2で下した。このオーストラリア予選通過者は昨年8月のシドニーでウェードを倒した英雄伝説を再現することができなかった。

マシューソンはオープニングでチャンスを逃すとライトが16ダブルを上がり、このUKオープンチャンピオンは続く4レッグを連取し勝利が見えてきた。

ライトはマッチとなる2本のダーツをミスすると、このDPAのエースは10ダブルを上がって試合は続行、さらに118チェックアウトで生き残りを図った。しかし第8レッグで2本のダブルをミス、これにライトが20ダブルを上がって勝利を決めた。

「勝てたのは嬉しいけどひど過ぎた。得点力にはがっかりした。」とライト。「ずっとひどい得点の試合だけど、こんな状態を長くは続けない。」

「練習が必要で明日は大丈夫だろう。僕はもっと良くなってるよ。」

第1シードのギャリー・アンダーソンはTVライブ放映デビュー戦のジャスティン・トンプソンの抵抗を振り切るのに素晴らしい170チェックアウトを見せた。この2度のワールドチャンピオンはオーストラリア予選通過者に6-2で勝利した。

トンプソンはオープニングレッグを取り第4レッグまででイーブンとしたが、ここでアンダーソンが最大の170チェックアウトを繰り出し12ダーツで取って3-2とした。

その後アンダーソンは13ダーツ、13ダーツ、11ダーツで締めくくり、強力な104アベレージでベスト8進出を決めた。

「スタートはスローだったけど距離感が合ってきて入るようになった。」とアンダーソン。「こちらの国の若者達はここ数年の上達ぶりが凄くて、ワールドシリーズでは彼等の誰をも過小評価できない。」

ダイル・ガーニーはこの日第一試合へ出場、素晴らしいダブルフィニッシュを見せ7本のうち6本を決め、TVデビューのデーブ・マーランドを6-0のホワイットウォッシュで下して次のアンダーソンとの試合へ進んだ。

マーランドはスザーランドの不動産会社社長でDPA予選通過者だが、オープニングの2レッグで180得点を出したものの、第2レッグでは5本のダブルをミス、ガーニーの素晴らしい追撃を受けてしまった。

この北アイルランドのエースは先月はUSダーツマスターズで準優勝しており、2つ連続の20ダブルを決め、132チェックアウト、110チェックアウト、100チェックアウトで3-0リードとした。

「今夜はダブルが良かったけど、その他はちょっとお休みだった。相手より180得点が少ないのは普通じゃない。」とガーニー。

「彼が緊張していたのは判ったので、僕はいいダーツをしっかり投げようと心掛けた。彼が楽しめたのならいいけど。」

土曜にハイセンスアリーナで準々決勝が、日曜に準決勝と決勝が行われ、記念すべき第一回Unibetメルボルンダーツマスターズの初代チャンピオンが決定する。

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