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パースダーツマスターズ 第1日

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2017.08.26 Sat.

カドビー、接戦での161チェックアウトも空しくバーニーに敗退

https://www.pdc.tv/news/2017/…

パースダーツマスターズ
パース、HBFスタジアム
8月25日(金)
<一回戦結果>
マイケル・スミス 6-2 アダム・ロー
ピーター・ライト 6-2 リズ・マシューソン
ダリル・ガーニー 6-0 コーハ・コーキリ
ジェームス・ウェード 6-0 ダレン・ヘイズ
サイモン・ウィットロック 6-2 ジャスティン・トンプソン
フィル・テーラー 6-4 カイル・アンダーソン
ギャリー・アンダーソン 6-1 ロブ・スザボ
レイモンド・バン・バーナベルト 6-5 コーリー・カドビー

8月26日(土)
<準々決勝組合せ>
ジェームス・ウェード vs マイケル・スミス
ギャリー・アンダーソン vs サイモン・ウィットロック
フィル・テーラー vs レイモンド・バン・バーナベルト
ピーター・ライト vs ダリル・ガーニー

8月27日(日)
<準決勝>
<決勝>

レイモンド・バン・バーナベルトがTabtouchパースダーツマスターズでコーリー・カドビーを接戦の末6-5で破りメルボルンで敗退したリベンジを果たした。この夜のHBFスタジアムでは人気スター選手が全て勝利した。

このオランダ人は先週メルボルンでこの若手オーストラリア人に敗退を喫したが騒ぎ立てるパースの観客の前で人気投票率を上げる決心をしていた。

バン・バーナベルトはオープニングレッグから14ダブルでカドビー先攻をブレークしリードした。

続く自分の先攻をキープし、第3レッグのカドビーの先攻で100を10ダブルであがりリードを3レッグに広げた。

カドビーも残り96を18ダブルを含む2本であがりブレーク、その差を縮め先攻をキープして3-2となった。

先攻キープと更に7ダブルでの86チェックアウトによるブレークで、バン・バーナベルトは勝利まであと1レッグと動いた。

しかしこの22歳はこのままでは終わらず、20ダブルでブレークしその差を2レッグに縮めさらにキープ、ベテランのオランダ人にプレッシャーをかけた。

ここでバン・バーナベルトが2本のマッチとなるダーツをミスすると、カドビーが信じられない素晴らしい161をチェックアウトしてスコアをイーブンとし、最終レッグは自身の先攻となった。

最終レッグでバン・バーナベルトは決め手となる180得点から残り15を4ダブルであがり準々決勝進出を決め、次はフィル・テーラーと対戦する。

「コーリーにちょっとリベンジが出来て嬉しい。彼は天才だし、だから僕にとっては大きな勝利だ。」と50歳のバン・バーナベルト。

「きょうは全体に勝てると思っていた。彼が161をあがった時またもや終わってしまうかと思った。」

「僕は冷静さを保てて嬉しい、最終レッグで180得点できたのがそれで本当に大きかった。僕にとって偉大な勝利だ。」

16度のワールドチャンピオン、テーラーは反撃でカイル・アンダーソンを6-4で下しTABtouchパースダーツマスターズ準々決勝進出を果たした。

アンダーソンはテーラーに比べ調子良くスタート、オープニングのブレークから始まった。

しかしこのオーストラリア人はテーラーの立ち上がりの遅さを活用できず、「パワー」はたちまちブレークバックしイーブンとした。

アンダーソンは第3レッグで180得点から再びブレークしリードした。

両者キープしオーストラリア期待のアンダーソンが4-3とリードを保った。

決定的なレッグは第8レッグで、アンダーソンが5-3リードとなるキープのダブルをミスすると、テーラーが16ダブルを決めてスコアはイーブンとなった。

このブレークにより相手オーストラリア人のリズムが不安定となり、続く2レッグをテーラーが連取した。

「彼にはあそこでチャンスが巡ってきてたし、最後まで彼はプレッシャーを掛けて来た。僕はより集中しなければならなかった、勝利まであと1ポイントだったけど序盤から調子が出なかったからね。」とパースで2度優勝のテーラー。

「僕のオーストラリアでの戦績は凄いよ。これを継続したいし、最期の締めくくりとしてパースで優勝したい。」

ダリル・ガーニーは第一夜に間違いなくダントツのパーフォーマンスを見せ、アベレージ106、ダブル率100%でコーハ・コーキリを6-0で退けた。

試合はガーニーがオープニングレッグで96を上がりこの対戦の流れをつかんだ。

続く第2レッグでガーニーは連続の180得点から2-0リードとした。

80、68、64と駆け上がり、この「スーパーチン」は勝利まであと1レッグとし、最後はインブルで130をチェックアウトしベスト8へ進出した。

「アベレージ106といった感触はなく、もっと出来たと思う。」とガーニー。

「ダブルにミスが全くなかったというのは凄い。こんな風にやっていければ僕は大丈夫だろう。ここのところフィニッシュが凄く良く、今夜見せた通りだ。」

ガーニーは準々決勝でピーター・ライトと対戦する。ライトはこのTABtouchパースダーツマスターズをリズ・マシューソンに6-2で勝利して準々決勝進出を決めていた。

ライトは一週間前にもメルボルンでマシューソンに同スコアで勝利していたが、今回はアベレージ100.24、ダブル率ほぼ50%を出し、試合後オーストラリア人の凄さについて語っていた。

「先週、リズに勝ったが彼の本当の良さがどこにも出なかった。彼はとても素晴らしいプレーヤーで今夜それを発揮していた。僕は懸命にならなければならなかった。」とライト。

「トーナメントの序盤にテストがあるのはいいことだ。出来れば今週中ずっとこのままであって欲しい。」

マイケル・スミスは順当にアダム・ローに6-2で勝利しベスト8へ進出した。

この世界No.9は2つの180得点や最終レッグの120チェックアウトなどで準々決勝進出。

「今夜は僕のベストを出せるよう頑張った。十分なパーフォーマンスが出来なかったけど、僕の悪かったところやミスを治す努力をしていた。試合は徐々に良くなった。」とスミス。

「僕は優勝を目指してここに来ており、僕の能力が発揮できれば日曜夜にトロフィを掲げることも実現可能だ。」

ジェームス・ウェードもダレン・ヘイズに6-0で勝利し土曜のスミスとの対戦に戻って来る。

「マシーン」のアベレージは95.94でヘイズに勝つには十分だった。ヘイズはテレビ放映初登場で、明らかに緊張により不安定となっていた。

「全然楽しめなかった。僕はダーツをする誰をも尊敬しているけどこれほど緊張した人を見たくはない。」とウェード。

「僕は人には良くしているしそれは判っている。でもこれが僕だし変えようとも思わない。」

「僕に勝てる人はそんなに多くないし、それは皆も知っているはず。まだその相手は全て残っているしようやくその相手が出だしたところだ。」

サイモン・ウィットロックはTABtouchパースダーツマスターズで優勝を狙っており、ジャスティン・トンプソンに6-2で勝利して期待をより強くした。

ウィットロックはトンプソンの16本のダブルミスを突き、土曜の準々決勝進出を決めた。

「ジャスティンのことはすごく尊敬している。彼は今日よりもっといいダーツを投げる。とにかく僕は仕事ができたし今日は今日で良かった。」とウィットロック。

このオーストラリア人は準々決勝でギャリー・アンダーソンと対戦する。ギャリーはロブ・スザボに6-1で勝っていた。

この元ワールドチャンピオンはアベレージ96.47に達し第4レッグでは7本のパーフェクトダーツであわや9ダーツかと思われた。

「今夜は9ダーツを空想してた。7本入った時ダブルには絶対いれるぞと思ってたけど、うまく行かなかった。」とアンダーソン

「得点には満足だし1レッグを除いてダブルも良かった。今日の出来栄えは嬉しいし明日の準備ができた。」

TABtouchパースダーツマスターズは土曜もHBFスタジアムで準決勝が行われる。

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