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<メジャー>ワールドチャンピオンシップ、12月30日 準決勝

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2017.12.31 Sun.

決勝は行く人(リタイア)か来る人(新人プロ)か、大荒れの最高メジャートーナメント ( テーラー優勝ならプレミアリーグだけでも残留なのでは?)

https://www.pdc.tv/news/2017/…

William Hillワールドダーツチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
12月30日(土)
<準決勝結果>
フィル・テーラー 6-1 ジャーミー・ルイス
ロブ・クロス 6-5 マイケル・バン・ガーウェン

1月1日(月)
<決勝組合せ>
フィル・テーラー vs ロブ・クロス

フォーマット:
決勝=ベストオブ13セット
※全セットともベストオブ5レッグ
プレリミナリーラウンド以外はタイブレークを適用する。この場合どの試合も最終セットに至った場合2レッグ差をつけ勝利とする。最終セットで5-5となった場合はサドンデスレッグを行う。

ロブ・クロスが土曜、劇的な11セットにおよぶ準決勝でマイケル・バン・ガーウェンのWilliam Hillワールドダーツチャンピオンの君臨を終わらせた。彼は決勝でフィル・テーラーと対戦する。テーラーはアレキサンドラパレスでジェイミー・ルイスを6-1で下し夢のフィナーレは続いている。

クロスは2017年にプロ転向したばかりでダーツ界の歴史に残る驚愕のデビュー年をエンジョイしてきた。彼は4つのプロツアーイベントで優勝、さらにメジャー大会のヨーロピアンチャンピオンシップでも準優勝に輝き世界ランキングも32位から20位まで駆け上がった。

この第20シードは月曜にこの上なく経験のできない決勝へ出場することとなり、16度のワールドチャンピオンでこの試合を最期にリタイアするテーラーと対戦する。

クロスは2時間に及ぶ打撃戦でバン・ガーウェンのワールドチャンピオンシップ防衛の夢を砕き、アリパリの大観衆を夢中にさせた。

この元電気工の27歳はバン・ガーウェンとのどの場面でも激しく撃ち合い最終セットでも5-5オールとなり最後の501サドンデスのみ雌雄を分かち合った。

両者とも27レッグを取り合い、両者合計の180得点は31個で準決勝での新記録となった。しかし重要なスタッツとしてはバン・ガーウェンがマッチとなるダブルを6本ミスしたことで、これが要因で劇的なフィナーレでタイトルをずり落としてしまった。

バン・ガーウェンは最終第10セットでこれらのチャンスに5本をミス、クロスがサドンデスレッグ突入を決められ、ここでもオランダ人のミスを突き8ダブルをあがって歴史的勝利を決めた。

「言葉では表現できない。本当に出来ない。」とクロス。「今まで明らかに何度かマイケルに負けていた。でも今夜は僕の番だった。」

「未経験のところでは特に一生懸命やり何とか通過するマネージをした。まだ2,3日いい方向になるよう確認する。」

クロスは10月のヨーロピアンチャンピオンシップ決勝など以前のテレビ放映の試合ではバン・ガーウェンの上を行くことはなかった。しかしこの土曜の勝利でビッグステージでも彼の本領が発揮できることを証明した。

「僕の能力には自信がついてきたし実際僕のできるプレーをしほぼベストに近い状況なら、マイケルとも毎日同じくらい戦える。」とクロス。

「明らかに今まで僕ができなかった要素もあったけど、それに対してもどんどん違和感がなくなっている。以前の僕よりずっといいと感じているし、これはもっとどんどんいい感覚になるだろう。」

バン・ガーウェンはクロスより1個多い180得点をしまたアベレージもより高い102.44だったが、後半のダブルミスが致命傷となった。

「負けるのは大嫌いだ。特にこのトーナメントでは。」と後刻バン・ガーウェン。「ロブよりいいと思ったけど大事な場面で特別なものを用意できなかった。」

「これらのダブルミスは極度の苦痛だった。これに対しては何も言うことがない。正直、彼は本当にいいプレーをしていた。しかし僕はこれに勝ちたかった。自分を責めるだけで誰のせいでもない。」

「もちろん彼は偉大な勝者だけど、本当に正直なところ僕が勝ってもおかしくなかった。僕は6本のマッチとなるダーツを外たけど普通ならそんな多くを外さない。僕は病気だ。」

「今年は彼の年だと思う。運は彼に味方していた。僕のダブルもワイヤに凄く近かった。これも病気だ。普通僕にこんなことは起きないしただこの点が悔しい。」

「僕の得点力は必要な時に出てるし問題ないけどダブルがだめにしてしまう。僕はそこにくじけてしまう。」

この忘れることのない激突は、フィル・テーラーが驚くべき最期のトーナメントを継続し、この57歳がベスト4でジェイミー・ルイスを6-1で退け17度目のワールドチャンピオンシップに王手をかけた後に行われた。

テーラーはワールドチャンピオンシップの準決勝では負けなしという誇り高い記録を維持し、21度目となる最期の決勝進出を決めた。しかし彼の勝利はスコアが示す以上に厳しい中だった。

ルイスは第1セットを取ったものの、続く3セットを全て苦悩の最終レッグ負けで落としテーラーがリード、このウェールズの若手はセットが取れる9本のダーツをミスしていた。

「正直現実離れしていた。あたかも僕はここにいない位に感じた。」とテーラー。「宝くじに当たったようなものだ。」

「随分もがき苦しんだ。ジェイミーは凄くステディで正確で、感情のでないプレーヤーだし、恐れているところを見せない。彼は素晴らしい。」

「僕はジェイミーの経験不足が相手だった。それが全てだ。彼は大事なところで多くのダブルをミスしていた。彼は序盤の2セットか3セットまで僕を上回っていた。その時は僕はどこに居るのかもがき苦しんでいた。」

「1-1の時から僕に運が回ってきてチャンスをずっとものにした。ジェイミーのプレーが順調だったら、スコアは4-0に行ってしまっただろう。彼はいいところを一杯見せた。」

当然のごとくルイスに残念なことは、彼はプレリミナリーラウンドから出場し準決勝まで到達した初めてのプレーヤーであり、その上初めてのテレビ放映の準決勝に出場し、それらがこの道のりの困難さを示した。

「僕は消えようとしたけど成行きは僕を押し上げた。」とルイスは告白した。「僕がワールドチャンピオンシップでフィル・テーラーを倒した最後の人になるかとずっと深く考えていた。」

「序盤にチャンスがありその後重要なダブルを外したところでフィルがそれを取ってきた。少しプレッシャーを感じ出したけどそれから学んだ。」

「僕は今週ずっとダブルが良かったけど、今日は大事なところでも多くミスした。フィルに対しては上手くできなかった。」

「来年は飛び石だ、僕にはダーツがあり来年それを十分発揮する時だ。」

テーラーは今回の最期のアレキサンドラパレスでまさか決勝に残れるとは思ってもいなかったと告白、しかしダーツが素晴らしく戻っており再び魅了することも出来るという。

「一回戦のクリス・ドービー戦では戦闘態勢で臨んだ、でも一回戦を通過してみるとどんどん行けそうな感じを得た。」とテーラー、彼は月曜の決勝でリタイアする。

「そのあと、ギャリー・アンダーソンと対戦し、「今やる時」と思った。彼はまだ僕より若いし強いし適性があるしより良いプレーヤーだったけど、僕よりいいダーツが出来ていなかったのでアドバンテージが取れた。」

「これは決勝でカーク・シェファードを破ったジョン・パートみたいなもので、僕はつまみ食いしている。僕にとってはとても大きく一番欲しいものだ。一日休みとなり休息出来る。」

テーラーは月曜決勝を勝ちシドワデル杯と400,000ポンドを手にするオッズが4/5となった。クロスは1/1となっている。

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