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<メジャー>ワールドマッチプレー 第2日(/9日)

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2018.07.23 Mon.

ガーニー、死闘を征す

https://www.pdc.tv/news/2018/…

BetVictorワールドマッチプレー
(カッコ内はシード)
<カッコ内はアベレージ>
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月22日(日)午後セッション
<一回戦結果>
ダレン・ウェブスター(14)<91.95> 10-6 スティーブ・レノン<91>
イアン・ホワイト(11)<92.58> 10-7 マックス・ホップ<90.51>
ジョー・カレン<91.39> 10-3 ガーウィン・プライス(12)<90.23>
ダリル・ガーニー(5)<89.19> 12-10 スティーブ・ウェスト<91.79>

フォーマット:ベストオブ19レッグズ
・但し2レッグ差をつけること、最長ファーストトゥ13レッグズのサドンデス

7月22日(日)夕刻セッション
<一回戦結果>
メンサー・スルホビック(6)<93> 10-6 スティーブ・ビートン<90.92>
ギャリー・アンダーソン(4)<96.66> 10-7 ステファン・バンティング<86.21>
ロブ・クロス(3)<98.58> 10-5 マービン・キング<91.85>
レイモンド・バン・バーナベルト(13)<90.67> 10-6 カイル・アンダーソン<90.69>

7月23日(月)夕刻セッション
<一回戦組合せ>
キム・ハイブレクト(15) vs ジョン・ヘンダーソン
サイモン・ウィットロック(7) vs リチャード・ノース
ジェームス・ウェード(10) vs ジャーメイン・ワッティメナ
ピーター・ライト(2) vs イェル・クラーセン

ダリル・ガーニーがブラックプールでの2018年BetVictorワールドマッチプレー第2日、スティーブ・ウェストに劇的な12-10で勝利した。

昨年ベスト4のガーニーはウェストの11本のマッチとなるダーツをかいくぐって生き残り、新たな名称のフィル・テーラートロフィ獲得を目指し続けることとなった。

この世界No.5は終盤に集中しジョー・カレンとの二回戦進出を決めた。このワールドグランプリチャンピオンは一回戦通過で明らかな安心を示した。

「もし僕が9個の命を持っていたらここで全部使い果たした。」

「勝利できて本当にラッキーだった。後半はスティーブが上だった。」とガーニー。彼はウィンターガーデンズを3度目の挑戦だ。

「もうこういうのは繰り返したくない。スティーブがミスを続け僕が拾い続けた。もし僕が9個の命をもっていたらここで全部使い果たした。」

「勝利のダブルには懸命だった。もっと早く出来ていればここまでひっぱる必要もなかったのに。二回戦ではもっと楽にいきたい。」

第15レッグまで二人を分けるものは何もなかったが第16レッグでウェストが貴重なブレークを取り9-7リードとした。

続くレッグでエセックスのプレーヤーは二回戦進出を決める7本のダーツを浪費、ガーニーが試合に残留するために襲い掛かった。

ウェストはさらに次レッグにも2本のマッチとなるダーツをミス、北アイルランドのプレーヤーが最後1本で20ダブルをあがり再び生き残った。

ウェストは再び10-9とリードし再びマッチとなるダブルをミス、ガーニーが素晴らしい92フィニッシュをインブルで決めさらに1レッグキープで初めて11-10とリードした。

カレンは第12シードのガーウィン・プライスを素晴らしい10-3で下し、ウィンターガーデンズのステージで初勝利を収めた。

このブラッドフォードの男は6本のダブルトライから4本を決めさらにここ迄のトーナメント一番となる素晴らしい170チェックアウトで5-0リードと突っ走り、2レッグを加えて7-0リードとした。

プレミアリーグのスター、プライスも反撃し差を9-3と縮めたがここでダブルをミス、カレンが8ダブルを上がって彼の経歴で最大の1つとなる勝利を収めた。

「初勝利ができてほっとした。この勝ちは嬉しい。」とカレン。彼はノーシードでは最上ランクでトーナメント入りした。

「ガーウィンは怪我に苦しんでいたけどそれも含めて勝つのが僕の仕事だ、達成できてよかった。僕のフィニッシュが良かったし170チェックアウトは最高だった。」

「僕の可能性としてはまだ十分達成できていないけど時が味方しつつあり、これからテレビ放映でいい成果が出ると思う。」

2度ベスト4のギャリー・アンダーソンは5個の180得点などでステファン・バンティングに10-7で勝利した。

試合はアンダーソンが7-6とリード、続いてこの2度のワールドチャンピオンは177得点からきちっと44を上がり8-6リードへ、静かな進行で勝利へ向かった。

未だベスト4以上へ抜けた経験がないにも関わらず、アンダーソンのトーナメント優勝オッズは次のベスト16でレイモンド・バン・バーナベルトとの対戦前に一番人気となった。

「ステファンとはこれまで数多く試合もこなしてきたけど、この難しい相手との一回戦を抜けられ嬉しい。」とアンダーソン。

「得点には満足だ、8-6とリードした時ようやく安ど感があったしあそこからちゃんと仕事ができた。」

「ゆっくりとやって行く、どこまで行けるか見てみよう。僕の不得意なトーナメントだと記録に残っているけど頑張ってみる。」

バン・バーナベルトはこの夜カイル・アンダーソンに10-6で勝利して試合を終えた。

この2010年の準優勝者はベストコンディションのようで6-1と一気にリード、ここでオーストラリアの相手も反撃の技を見せ7-5と詰め寄った。

バン・バーナベルトはアンダーソンを掌中におさめるに十分で、いくつか素晴らしいフィニッシュや154チェックアウトなど試合を完全に呑み込み、最後は10ダブルをきっちりあがって勝利した。

「最終的に勝利できてほっとした。きょうはだめかもなんてスタート時に考えていた。」とバン・バーナベルト。

「試合のところどころで感触が悪かった、いつものカイルなら今日よりもっといいプレーをしたはずだ。僕も今日の出来よりもっといいプレーが出来るけど二回戦へ進めて良かった。」

「ギャリーとの対戦にはもっといいプレーをしなければならない。ここのステージで勝つには一級品のプレーをしなくちゃね。次の試合に全力を傾けるよ。」

2度ベスト8入りのメンサー・スルホビックはスティーブ・ビートンに10-6とし、過去9度の対戦で初勝利した。この試合オーストリア人は3つの100越えのチェックアウトを出していた。

この世界No.6は120チェックアウト、124チェックアウト、112チェックアウトと並べ6-2リードと支配権を取ったが、ビートンも7-4と巻き返した。

スルホビックはしっかりとしたディスプレーで進め9-4と勝利まで後1レッグとしたが、ここで9本のマッチとなるダーツをミス、ビートンに火が付き120チェックアウトなどで9-6と再び反撃した。しかしスルホビックは18ダブルをあがってイアン・ホワイトとの二回戦へ駒を進めた。

「この試合に勝てて天にも昇る気持ちだ。僕が勝つ前にスティーブ・ビートンがリタイアしてしまうのではと心配していた。」とスルホビック。

「僕はいつもベストを尽くしている。このトーナメントには本当に多くの素晴らしいプレーヤーがおり勝つのはとても難しい。でも僕は同様にベストを尽くしていく。」

ホワイトはドイツからのデビュー、マックス・ホップとの接戦を10-7で勝利した。彼は素晴らしい8個の180得点、2個の100越えのフィニッシュを出していた。

この2015年のベスト8は4-3の後驚くべき154チェックアウトなどで5レッグを連取し主導権を取った。

ホワイトはマッチとなる6本のダブルをミス、しかし最後は8ダブルを決め、昨年のイベントでロブ・クロスに敗退した苦い思い出を払拭した。

「試合前にマックスにはいい記録がないのを知っていた。僕等はこれまでも凄い試合をしてきたし今回もタフな試合だった。」とホワイト。

「ここから全試合ただ流すだけでなく、いいプレーをするよう確認しなければいけない。ダブルは3本使うのではなく1本で仕留めなければいけない。」

ロブ・クロスはウィンターガーデンズ2度目の出場でマービン・キングを10-5のおもてなし試合で掃き出した。

ワールドシリーズのラスベガスと上海の連続2試合決勝進出から帰ったばかりで、このヘイスティングのスターは第5レッグを驚くべき153チェックアウトで奪い3-2とし強いスタートを見せるキングをリードした。

この現ワールドチャンピオンは試合が進行するに従いベストダーツを見せ大事なところの80フィニッシュで6-4リードから2度目のブレーク、121チェックアウトで8-5リードと主導権を取った。

クロスは2年連続の二回戦進出を順当に決め、次にダレン・ウェブスターと対戦する。

「ステージに上がり本当に本当に心地よかったし試合が進むにつれ自信がみなぎってきた。」とクロス。

「153チェックアウトがうまく行き落ち着いたし最初のブレークで凄くいい感じになった。ほぼ僕のベストゲームだった。」

「ダレンとはいつもタフな試合になる。彼にはいつも足元をすくわれるのでその対応を確認しておく。」

昨年ベスト8のウェブスターは午後セッションのオープニング試合で登場、強いダーツでワールドマッチプレーデビューとなるスティーブ・レノンに10-6で勝利した。

このノーウィッチのエースは3-0と抜け出したがこのリードでは彼は手を緩めなかった。一方のレノンは試合全般に自分のペースをきちっと守っていた。

ウェブスターは20ダブルをあがり2度目のブレークで6-4リードのアドバンテージ、その後2本目で8ダブルをあがるなどで9-6と勝利まであと1レッグ、最終レッグも決めて2年連続のベスト16進出を決めた。

「僕のベストなフィニッシュとなるよう心掛けていた。スティーブはもしこちらがダブルをミスすると直ぐにつけ込んでくるからね。」とウェブスター。

「僕は去年ここで活躍したいい思い出があり、できれば今年はもっと上を目指したい。このゲーム以上にうまく行けばね。」

この500,000ポンドのトーナメントはブラックプール、ウィンターガーデンズで月曜も開催、残る出場者で唯一のワールドマッチプレー優勝経験者、ジェームス・ウェードがジャーメイン・ワッティメナと対戦する。

第2日終了時点で、アンダーソンが3/1でトーナメント優勝の単独一番人気となり、クロスが7/2となった。

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