ウィリアムヒルワールドチャンピオンシップ ９日目
世界ナンバーワンのMichael van Gerwenは素晴らしい試合でワールドチャンピオンシップベスト16に進出した。また、オランダのスターRaymond van Barneveld, Vincent van der Voort そして、Benito van de Pasもまたアレクサンドラパレスでの勝利を楽しんだ。
Van Gerwenは109.23というPDCワールドチャンピオンシップ史上3番目に高いアベレージを記録し、Darren Websterを20分以下の短い時間でストレートで破った。
2014年に優勝したVan Gerwenは、160をふくむ4回の100超えフィニッシュで勝利し、サードラウンドで5回のワールドチャンピオン経験者のvan Barneveldと対戦する。
「今日は素晴らしいゲームだったよ。こんなにやれて本当に嬉しいんだ」とvan Gerwenは話すが、ファーストラウンドはタイブレークでギリギリ勝利する危ない展開だった。
「最初から最後までいいプレーをすることは僕の目標だったんだ。今日はそれができたと思う。この仕上がりなら、Raymondとの試合でも自信が持てるよ」
「この試合は全てが完璧だった。でも、楽しみも必要だね。僕は既にRaymondを見ているし、彼もそれをわかっているはずだ」
Van Barneveldは2年連続セカンドラウンドでStephen Buntingとあたり、7セットの末、何とか勝利した。
5回の世界チャンピオン経験者はBuntingからは15回も180を決め、100超えフィニッシュも5回決め、タイブレークの末勝利した。
「自分のキャリアの中で最も変な試合の一つだったよ」と話すvan Barneveldは、最近孫が生まれ、おじいちゃんとなった。
「彼は本当に沢山の180を出してきて、僕は今夜ラッキーだったんだ。多分彼は勝たなければいけなくて、それでぼくも引っ張られたんだと思う」
「僕は今日よりもっといいプレーをできるんだ。今日娘が子どもを生んだから、寝不足だったんだ。多分それで少しエネルギーが足りなかったのかな。でも、勝てたし、今日は僕にとって最高の日になったよ」
James WadeはWes Newtonに対してストレートで勝利を楽しんだ。そして彼はまだセットを落としておらず、ベスト16でJamie Cavenと戦う。Jamie Cavenもまた今の所7セットで勝利している。
「最初の数セットはよかったから、勝つためには十分だった」と話すWade。彼は様々なメジャータイトルを獲得したことがあるが、ワールドチャンピオンにはまだ輝いたことがない。
「次の試合も楽しみだし、頑張るよ。自分のプレーができれば勝てるだろうし、できなければ勝てない。でも、それは相手も同じだと思うんだ」
この日Michael Smithは、タイトルを得るため、素晴らしい勝利でベスト16に駒を進めた。
ランキング８位は、元レイクサイドチャンピオンSteve Beatonを相手に、4-2の100超えアベレージで勝利し、3年連続でサードラウンドに進出した。
「自分のパフォーマンスに満足しているし、勝ててよかったよ」と元ユニコーンワールドユースチャンピオンのSmithは話す。「まだトーナメント中だし、フォームはどんどん良くなっているしその兆しもある。これはいいことだね」
「Steveは時々打ったきたけど、僕は彼にチャンスをもらったチャンスをしっかり決めていたんだ。このトーナメントに勝てることは分かっているし、このまま突っ走るだけだよ」
Smithはサードラウンドでvan de Pasとあたる。22歳のオランダ人エースはベルギーのDimitri Van den Berghを6セットで破った。
「何て試合だ。すごくハードだったよ」とvan de Pasは話す。彼は第1セットを落とすも、そこから巻き返して勝利した。
「今は調子が良いけど、Dimitriを倒すために、質の高いプレーをしなければならなかったんだ。今はリラックスする必要があるし、Michael Smith相手に集中しなきゃね。今は自分自身にそうさせることしかできないよ」
2015ワールドチャンピオンシップクォーターファイナリストのvan der Voortは2セットビハインドから4-2でオーストラリアのKyle Andersonを破った。
早打ちのエースは素晴らしい逆転劇で180を9回マークし、134の見事なあがりは、満員のアリー・パリーの観衆を虜にした。
「気持ち的にはいい調子だったよ」と話すvan der Voortは、次にディフェンディングチャンピオンのGary Andersonとぶつかる。「2セット先制されたときはどうなるかと思ったけど、勝ててよかったよ」
「最初の2セットのうち、少なくとも1セットは取れる気でいたんだけど、今日はそれができなかったね」
「Garyは凄いプレイヤーだし、何の理由もなくチャンピオンなわけじゃない。でも、彼には以前勝ったことがあるし、自分の試合を盛り上げられればまた勝てると思ってるよ」
セカンドラウンドはダブルセッションとして月曜日も続く。月曜日は、伝説的プレイヤーのPhil Taylor、2度優勝しているAdrian Lewis、そして、ランキング４位のPeter Wrightが登場する。
William Hill World Darts Championship Sunday December 27
Afternoon Session
Michael Smith 4-2 Steve Beaton
Dimitri Van den Bergh 2-4 Benito van de Pas
Vincent van der Voort 4-2 Kyle Anderson
Evening Session
Raymond van Barneveld 4-3 Stephen Bunting
James Wade 4-0 Wes Newton
Michael van Gerwen 4-0 Darren Webster
Second Round - best of seven sets
MATCH INFORMATION Michael Smith 4-2 Steve Beaton
SET ONE: 2-3
Smithが2レグを先制するが、Beatonが素晴らしい反撃をみせる。108アウトで1レグを取り返すと、16ダブルあがりでおいつく。1996年レイクサイドチャンピオンは、その後11ダーツでレグをとり、このセットをきめる。
SET TWO: 3-0
Smithが59、140、トップとあがり、あっという間においつく。
SET THREE: 3-0
Smithが106をあがりブレイクすると、彼の2回目の180が更にリードを広げるのを助けた。 その後25歳は72をあがり、このセットをとった。
SET FOUR: 3-2
Smithがトップをあがる。だがBeatonも70をあがりすぐに追いつく。 続く2レグは互いに取り合うが、Smithが10ダブルでこのセットを制し、2セットリードとした。
SET FIVE: 0-3
Beatonは2ダブル、10ダブル、16ダブルとストレートであがり、希望を繋ぎ、Smithのリードは1セットとなった。
SET SIX: 3-0
Smithは10ダブルをあがると、180を連続で打ち、勝利まであと1レグとする。The St Helensのエースは、ミスをすることなく試合をこなし、3年連続でサードラウンドへ進出した。
Match Stats
Michael Smith 4-2 Steve Beaton
25 100+ 27
21 140+ 9
1 170+ 0
5 180 5
100.3 Average 91.96
140 High Finish 108
5 Breaks of Throw 2
14/29 48.28% Checkout % 8/26 30.77%
Dimitri Van den Bergh 2-4 Benito van de Pas
SET ONE: 3-2
Van den Berghは170トライでブルをミスするが、その後25をあがり、ブレイクする。177マークに助けられ更に1レグを取るが、van de Pasが打ち返し、次の2レグを取り返す。しかしベルギー人は再びブレイクでこのセットを何とかものにする。
SET TWO: 1-3
Van den Berghが最初の180をマークし、8ダブルをあがってファーストレグをとる。しかし、相手も同じダブルをあがって追いつく。Van de Pasはそれから華麗な171マークを見せるとトップをあがり、Van den Berghに2回目の180を出されるもそれを抑えて8ダブルを落としブレイクした。
SET THREE: 1-3
Van de Pasがって8ダブルをあがって一歩前進する。しかしベルギー人の相手は3度目の180マークで追いつく。オランダ人はそこから85をブルであがると、6回のあがりミスをリカバーして1ダブルであがり、リードする。
SET FOUR: 3-2
Van den Berghは171をマークし18ダブルをあがり前進する。その後、お互い180を出し合い、van de Pasが追いつく。次の2レグを取り合うと、ベルギー人の若者は87をあがり、同点に追いつく。
SET FIVE: 1-3
Van den Berghが8ダブルでオープニングレグをとるが、van de Pasが10ダブルをあがり返す。彼はその後冷静に108をあがると、次のレグも5ダブルをあがりこのセットをとった。
SET SIX: 1-3
Van den Berghが6ダブルをあがるが、それが彼がとった最後のレグとなってしまう。 van de Pasはトップ、16ダブル、再びトップとあがり、この試合を勝利した。
Match Stats
Dimitri Van den Bergh 2-4 Benito van de Pas
28 100+ 32
16 140+ 17
4 170+ 4
4 180 2
92.51 Average 95.17
40 High Finish 108
3 Breaks of Throw 6
10/29 34.48% Checkout % 16/47 34.04%
Vincent van der Voort 4-2 Kyle Anderson
SET ONE: 2-3
Andersonが128をブルであがりこの試合がスタートする。しかし、van der Voortも103をあがって追いつく。それからお互いブレイクしあうが、5レグ目にお互いが180をマークしあう中、van der Voortがセットを決めるあがりを4回ミスしてしまい、オーストラリア人がトップをあがりこのセットを制す。
SET TWO: 2-3
Van der Voortは4ダブルでスタートをきると、次のレグも85をあがりAndersonをブレイクして2レグリードとする。しかし、オーストラリア人がここから反撃に移る。60、87とあがり、最後は56をあがってリードを2セットに広げた。
SET THREE: 3-1
Van der Voortは57と88をあがり、再び2レグリードとする。 しかし、彼の4度目の180Andersonが3レグ目をとるのを止められなかった。元UKオープンファイナリストは、今回は86をあがり、セットをとることに成功した。
SET FOUR: 3-1
Van der Voortはトップをあがる。その後180を連発して9ダーツプレイヤーを脅かすが、Andersonがあがるのを見ているしかなかった。 オランダ人はそれから68、58と連続であがり、スコアを同点にする。
SET FIVE: 3-2
Andersonが56をあがると、van der Voortも8ダブルをあがり追いつく。オーストラリア人はトップをあがりギリギリリードするが、相手も57をあがると、Andersonが158をあがれなかったあとに、65をあがってこのセットをとった。
SET SIX: 3-0
Van der Voortは9回目の180をマークすると16ダブルをあがる。その後10ダブルでブレイクすると、ランキング１５位は、134を見事にあがり、この試合に勝利した。
Match Stats
Vincent van der Voort 4-2 Kyle Anderson
32 100+ 24
21 140+ 23
0 170+ 0
9 180 5
95.12 Average 92.23
134 High Finish 128
6 Breaks of Throw 3
16/37 43.24% Checkout % 10/40 25%
Raymond van Barneveld 4-3 Stephen Bunting
SET ONE: 1-3
Van Barneveldがファーストレグで16ダブルをあがるが、Buntingもこの試合最初の180をマークする。その後Buntingは、4ダブルで追いつく。オランダの英雄は18ダブルでブレイクされ、あがりのチャンスを逃してしまう。その後彼は4レグで2回の180を出すと、16ダブルで第1セットを制した。
SET TWO: 3-0
Van Barneveldが18ダブルでブレイクすると、次は101をトップであがる。その後14ダブルをあがると、ストレートでこのセットを勝利した。彼はこのセット、3レグとも15ダーツ以内で勝利している。
SET THREE: 1-3
両者とも180をマークしたファーストレグは、Buntingがあがりを2本ミスした後にvan Barneveldが103をあがって勝利した。Buntingは次の3レグ全てで180をマークし、全て勝利して再びリードを奪う。
SET FOUR: 3-1
Buntingがファーストレグを70アウトでとるが、van Barneveldが見事に74、121、96と連続であがり再びスコアをタイにした。
SET FIVE: 3-2
Van Barneveldが116をあがると、Buntingが9回目の180とトップあがりで追いつく。オランダ人はその後131アウトを決め、これが彼のこの試合5度目の100超えフィニッシュとなった。Buntingは12ダブルをあがり、あと1レグというところまでくるが、 van Barneveldが11ダーツを披露し、勝利まで残り1セットとした。
SET SIX: 0-3
Buntingが10回目の180で前進すると、相手が4度あがりをミスしている隙に61をあがりブレイクする。 The St Helensのエースは、その後更に180をマークし、57をあがりこのセットをものにした。
SET SEVEN: 6-4
Barneyは64をあがるが、リードを広げるチャンスを逃し、 Buntingが10ダブルで追いつく。彼はそこから連続で180をマークし、1残り14とするが、van Barneveldが71をあがるのを見ているしかなかった。しかし、Buntingは更に180をマークし、88をあがりタイブレークに突入する。
タイブレークは、勝利に2レグ差が必要となるが、van Barneveldがまず12ダブルをあがると、そのまま次のレグでトップをあがりこの試合に決着をつけた。
Match Stats
Raymond van Barneveld 4-3 Stephen Bunting
47 100+ 37
24 140+ 12
0 170+ 0
4 180 15
94.63 Average 98.18
131 High Finish 88
4 Breaks of Throw 3
15/37 40.54% Checkout % 14/31 45.16%
James Wade 4-0 Wes Newton
SET ONE: 3-0
Wadeが74、100、20とあがり、いとも簡単に第1セットをとる。
SET TWO: 3-0
Wadeの勢いは止まらない。トップをあがりブレイクすると、次は81をあがってみせた。その後お互い180を打ち合うが、Newtonはあがりを3度ミスしてしまい、Wadeの80をあがりを許してしまうとリードを広げられた。
SET THREE: 3-1
Wadeは2回目の180をマークすると、71をあがり前進する。その後Newtonが8ダブルをあがり、ついにレグをとる。しかしWadeが60をあがり返すと、レフティーはNewtonのあがりミスを誘い、10ダブルでこのセットを決める。
SET FOUR: 3-2
Wadeが6ダブルをあがりファーストレグをとる。 その後互いに180を打ち合うとNewtonが45をあがって追いつく。更に次のレグでトップをあがり、このセットをリードする。 だが、Wadeも10ダブルで追いつくと、Newtonがあがりを失敗している間に10ダブルをあがり、ベスト16へと駒を進めた。
Match Stats
James Wade 4-0 Wes Newton
21 100+ 12
9 140+ 5
0 170+ 0
5 180 5
92.84 Average 84.89
110 High Finish 45
6 Breaks of Throw 1
12/23 52.17% Checkout % 3/17 17.65%
Michael van Gerwen 4-0 Darren Webster
SET ONE: 3-0
Van GerwenはまずWebsterを75あがりでブレイクすると、次のレグで6本目までパーフェクトペースで試合を進め、12ダーツであがる。その後オランダ人は117をあがりストレートでこのセットを勝利した。
SET TWO: 3-0
Van Gerwenは121をブルであがると、次は136をあがってみせる。その後、130トライではブルを外すものの、25をきっちりあがり2セットリードとした。
SET THREE: 3-1
世界ランク１位は、64をあがってブレイクすると、両者180をマークする中、70をあがる。Websterが47をあがりついにレグをとる。だが、両者再び180をマークする中、van Gerwenが勝利し、勝利まで残り1セットとした。
SET FOUR: 3-0
Van Gerwenは160をあがってみせると、そのまま、14ダブル、4ダブルとあがり、彼にとっても過去最高で、ワールドチャンピオンシップ歴代３位となるアベレージ109.23を記録し、素晴らしい勝利を飾った。
Match Stats
Michael van Gerwen 4-0 Darren Webster
17 100+ 15
9 140+ 12
2 170+ 0
6 180 2
109.23 Average 94.9
160 High Finish 47
5 Breaks of Throw 0
12/18 66.67% Checkout % 1/5 20%
(元の記事)
■William Hill World Championship Day Nine
http://www.pdc.tv/news/articl…
