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ウィリアムヒルワールドチャンピオンシップ 12日目

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2016.01.08 Fri.

PHIL TAYLORはJelle Klaasenとタイブレークの末に敗れ、ワールドチャンピオンシップから去ることになりショックを受けた。Peter WrightとAlan Norrisもまた準々決勝に進出した。

16回の世界チャンピオン経験を持つTaylorは、世界ランク1位のMichael van Gerwenが姿を消した24時間後に、同様に姿を消すことになった。Klaasenは最終セットで見事に逃げ切った。

2006年レイクサイドチャンピオンでランキング3位のTaylorがあがりをミスしたあとで、Klaasenは4連続でレグをとり、2レグ差をひっくり返して勝利した。

「凄く特別な感情だよ。天にも昇る気持ちだよ」と話すKlaasenは15回の180をマークし、アベレージは102.5を記録し、この6年で初めてベスト8に進出した。

「僕は諦めかけていたんだけど、やれると信じて頑張ったんだ。Philがあがりをミスしたとき、チャンスがきたと思って可能性に賭けたんだ」

「もっとやれると思うし、まだトーナメントの途中だから、喜ぶには早いんだけど、それでも凄く嬉しいよ」

Taylorの17回目の世界チャンピオンになるという野望は、少なくとも1年おあずけとなった。そして、主要な大会での上位入賞が出来なかった2015年の厄介払いをしたがっている。

「チャンスがあったのに、やられちゃったよ。彼のプレーが僕よりよかったと認めないとね」と語るTaylorもまたアベレージが100を超えている。

「今年はこれで終わりだけど、来年が楽しみだよ。うまく修正できるように頑張るよ。Jelleには賞賛の言葉を贈るよ。彼ならまたチャンピオンになれるはずだ」

Wrightもまたスリリングな7セットの末に勝利した。彼は、2014年のファイナリストがAdrian Lewisに対してベスト8でその椅子を守る前に、両者があがりをミスしたもう一つのビッグトーナメントでDave Chisnallをタイブレークの末破った。

壮絶な6セットの後、両者ともに信じられないくらい素晴らしいクオリティの試合を展開する。Chisnallは143、80、78、そして130を、Wrightは100、68、127、そして64をあがり、カラフルな世界ランク4位が、最終的に6-4でこの試合を制した。

「すごく嬉しいよ」と話すランキング4位のWrightは素晴らしい試合を行い、アベレージは両選手ともに102を超えた。

「Chizzyを倒すのは簡単じゃないってわかってるよ。彼はすごいプレイヤーだからね。でも、今日はそれができた。素晴らしい試合だったね」

「プレッシャーの中でどうやって自分のメンタルをコントロールしたかよくわからないんだ。もしそれがボトルに入ってたら僕はそれを売りさばくね。Adrianと戦う準備は出来てるよ。僕らの試合はいつもいい試合なんだ」

Norrisは魔法のようなアリーパリーデビューの台本を書き続けた。彼は9回の180を出して、Mark Websterを5セットで倒し、ベスト8に進出した。

「ここ2〜3週間の調子は悪くないんだ」と冗談を言ったNorrisは、Qスクールでツアーカードを獲得して、昨年の1月からPDCサーキットに参加し、元レイクサイドチャンピオンシップのファイナリストである。

「一部のプレスが僕のことを全く評価しなかったけど、ここまで来れて嬉しいし、評価されなくてよかったよ。より上に行けるかもしれないしね」

12月31日は試合はなく、準々決勝は、1月1日に2セッションで行われる。準決勝は2日、決勝は3日の予定となっている。

準々決勝のオーダーは下記にある通り。1月1日の昼に、KlaasenとNorrisが試合をし、そのあと現チャンピオンのGary AndersonとJames Wadeが戦う。

夜のセッションでは、5回の世界チャンピオン経験者Raymond van Barneveldと元ワールドユースチャンピオンのMichael Smithが戦い、更にWrightが2011年、2012年チャンピオンのLewisと戦う。

William Hill World Darts Championship Third Round Wednesday December 30

Peter Wright 4-3 Dave Chisnall
Alan Norris 4-1 Mark Webster
Phil Taylor 3-4 Jelle Klaasen
Best of seven sets

Quarter-Finals Draw Bracket

Raymond van Barneveld v Michael Smith
Adrian Lewis v Peter Wright
Gary Anderson v James Wade
Alan Norris v Jelle Klaasen

Friday January 1 2016

Afternoon Session (1pm)
Alan Norris v Jelle Klaasen
Gary Anderson v James Wade

Evening Session (7.30pm)
Raymond van Barneveld v Michael Smith
Adrian Lewis v Peter Wright

Quarter-Finals - best of nine sets

MATCH INFORMATION Peter Wright 4-3 Dave Chisnall

SET ONE: 2-3
Wrightは、オープニングレグで180をマークし、90をあがりChisnallをブレイクした。しかし、相手も見事な121アウトをみせる。それから両者を180を出して次の2レグをシェアすると、Chisnallが68をあがり第1セットをとった。

SET TWO: 3-0
88アウトでまずはリードしたWrightはその後、8ダブル、19ダブルとあがり、このセットを取って追いつく。

SET THREE: 0-3
両者180を打ち合うとChisnallが8ダブルをあがった。それから彼は3度目の180をマークすると、10ダブルをあがり、最後はWrightの4度目の180をものともせず、素晴らしい160アウトを見せた。

SET FOUR: 3-1
Wrightが2回、Chisnallが1回180をマークするが、世界ランク4位は、45をあがり一歩前進する。その後Chisnallがおいつくも、Wrightが88、20とあがり2-2とした。

SET FIVE: 1-3
Chisnallが最初の2レグを取るとWrightも180を出して1レグ取り返す。しかし、Chisnallがトップをあがり苦しみながらもリードを奪う。

SET SIX: 3-2
Chisnallが2回180をマークし、76をあがってブレイクする。Wrightは116アウトでブレイクし返すと、84アウトでリードを奪う。お互いを180を打ちあうがChisnallが112をあがり勝利まであと1レグとした。Wrightはあとがない中、68をあがって試合は最終レグに突入することになる。

SET SEVEN: 6-4
Chisnallが143をあがるとWrightも100をあがり返す。その後両者ともブレイクし合う展開となる。Chisnallが80をあがると、Wrightも68をあがり、試合はタイブレークに突入する。Chisnallは78をあがり王手をかけるが、勝利を決めるあがりを外してしまう。するとWrightが追いつき、更に見事な127アウトを見せてブレイクする。しかし、その後勝利へのブルトライを失敗すると、Chisnallが素晴らしい130アウトで試合をつなぐ。2014年ファイナリストのWrightは64アウトで再びブレイクすると、相手が125トライでトップを外した後、6ダブルを決めてこの激戦に終止符を打った。

Match Stats

Peter Wright 4-3 Dave Chisnall
47 100+ 39
27 140+ 30
1 170+ 0
14 180 9
103.69 Average 102.26
127 High Finish 160
8 Breaks of Throw 7
18/42 - 43% Checkout % 16/33 - 48%

Alan Norris 4-1 Mark Webster

SET ONE: 3-2
Norrisがオープニングレグをブレイクするが、Websterも130をブルであがり返す。 その後74をあがりわずかにリードするが、Norrisが次の2レグで180を出すと、第1セットを勝利した。

SET TWO: 3-2
Websterがファーストレグで2回180を出してブレイクする。 次の3レグはブレイク合戦となるが、5レグ目にNorrisがあがり、リードを広げた。

SET THREE: 0-3
Websterが3レグとも10ダブルであがり、1セット返した。

SET FOUR: 3-1
Norrisが7回目の180をマークすると、トップをあがる。その後、Websterが再び10ダブルをあがる。Norrisは次の2レグをとり、ベスト8まで残り1セットとした。

SET FIVE: 3-1
Websterが76をあがりまずはリードするが、それが彼が取った最後のレグとなってしまう。Norrisが180を9回に伸ばすと、残る3レグ全てで勝利し、試合を決めた。

Match Stats

Alan Norris 4-1 Mark Webster
16 100+ 28
14 140+ 15
0 170+ 0
9 180 6
95.43 Average 96.06
50 High Finish 130
6 Breaks of Throw 4
12/30 - 40% Checkout % 9/33 - 27%

Phil Taylor 3-4 Jelle Klaasen

SET ONE: 2-3
最初の2レグをシェアすると、Taylorが76アウトでブレイクする。次のレグで両者180を出すと、Klaasenが3ダブルでブレイクし返す。彼はその後2回180を出すと、Taylorがブルを外すのを見た後にトップをあがり第1セットをとった。

SET TWO: 3-0
Taylorが第2セットをストレートで奪う。2度目の180をマークすると、8ダブルとトップ2回で追いついた。

SET THREE: 1-3
Klaasenが70をあがり、次のレグも89をあがってブレイクするが、Taylorも70をあがりレグを返す。その後世界ランク3位は、あがりを3度ミスし追いつくチャンスを逃すと、 Klaasenが68をあがり1セットリードとなった。

SET FOUR: 3-2
Klaasenが10ダーツでブレイクするが、Taylorも64をあがり追いつく。オランダ人は92をあがりセットを取るところまで行くが、あがりを4度失敗し、Taylorが4ダブル、12ダブルとあがり再びイーブンとなった。

SET FIVE: 0-3
このセットはKlaasenの独壇場だった。180をマークし、100をあがると、9ダブルと6ダブルをあがり再びリードした。

SET SIX: 3-2
Klaasenが2ダブルでブレイクするが、Taylorも12ダーツで87をあがり、ブレイクし返す。彼はそれから2度180をマークすると一歩前進するが、Klaasenも10回目の180と7ダブルアウトで追いつく。オランダ人エースは勝利を決める147トライで18ダブルを外してしまい、その隙にTaylorがあがり追いつき、最終セットに突入する。

SET SEVEN: 2-4
Taylorが5度目の180を出して素晴らしい126をあがった時は試合を支配していた。それならKlaasenに180を出されてもそれを維持していた。が、16回の世界チャンピオン経験者は次のレグで試合を決めるあがりをミスしてひまう。すると、KlaasenはTaylorがミス外した隙にあがってしまう。オランダ人はそれから18ダブルでブレイクしてタイブレークに持ち込んだ。彼はそこからの2レグともに180をマークし、100アウトの後、劇的な11ダーツで4連続でレグをとり、この試合を制した。

Match Stats

Phil Taylor 3-4 Jelle Klaasen
46 100+ 27
24 140+ 24
0 170+ 2
5 180 15
100.03 Average 102.52
126 High Finish 100
7 Breaks of Throw 9
14/35 40% Checkout % 17/37 46%

(元の記事)
■William Hill World Championship Day 12
http://www.pdc.tv/news/articl…

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