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<メジャー>ヨーロピアンチャンピオンシップ第2日

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2018.10.27 Sat.

上位陣総崩れで全員俄然スイッチが入った!

https://www.pdc.tv/news/2018/…

Unibetヨーロピアンチャンピオンシップ
ドルトムント、ベストファーレンハレ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
(勝敗星取りは 昨年/今年)

10月26日(金)午後セッション
<一回戦結果>
ジェームス・ウィルソン(26)<103.64> 6-2 ジョニー・クレイトン(17)<91.06>
ダレン・ウェブスター(13)<99.38> 6-5 ステファン・バンティング(21)<96.79>
ガーウィン・プライス(12)<92.34> 6-4 カイル・アンダーソン(28)<101.09>
クリスト・レイズ(32)<90.9> 6-3 メンサー・スルホビック(6)<89.23>
リッキー・エバンス(49)<94.83> 6-4 ダリル・ガーニー(5)<97.2>
マックス・ホップ(35)<91.28> 6-1 ウィリアム・オコーナー(52)<86.92>
ジェームス・ウェード(10)<91.77> 6-3 マーティン・シンドラー(50)<84.35>
デーブ・チズナル(9)<97.94> 6-5 エイドリアン・ルイス(16)<90.53>

10月26日(金)夕刻セッション
<二回戦結果>
ジョー・カレン(15)<94.02> 10-4 マイケル・スミス(12)<91.92>
サイモン・ウィットロック(7)<89.83> 10-6 ピーター・ライト(2)<86.82>
ロブ・クロス(3)<93.06> 10-2 リチャード・ノース(40)<89.47>
スティーブ・ウェスト(25)<96.06> 10-7 マイケル・バン・ガーウェン(1)<95.27>

10月27日(土)夕刻セッション
<二回戦組合せ>
ガーウィン・プライス(12) vs デーブ・チズナル(9)
(●●/ー)
クリスト・レイズ(32) vs ダレン・ウェブスター(13)
(-/●●)
ジェームス・ウェード(10) vs リッキー・エバンス(49)
(-/●〇)
マックス・ホップ(35) vs ジェームス・ウィルソン(26)
(-/〇)

10月28日(日)午後セッション
<準々決勝組合せ>
スティーブ・ウェスト(25) vs サイモン・ウィットロック(7)
(●/●)
ジョー・カレン(15) vs ロブ・クロス(3)
(●/●)
レイズ/ウェブスター vs ホップ/ウィルソン
ウェード/エバンス vs プライス/チズナル

10月28日(日)夕刻セッション
<準決勝>
<決勝>

フォーマット:
一回戦=ベストオブ11レッグズ
二回戦、準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝、決勝=ベストオブ21レッグズ

賞金:
優勝=100,000ポンド
準優勝=40,000ポンド
ベスト4=20,000ポンド
ベスト8=15,000ポンド
ベスト16=10,000ポンド
一回戦敗退=5,000ポンド
9ダーツ=15,000ポンド

スティーブ・ウェストが自身の歴史に残る10-7で勝利をあげ、Unibetヨーロピアンチャンピオンとしてのマイケル・バン・ガーウェンの君臨に終止符を打った。ピーター・ライト、ダリル・ガーニー、メンサー・スルホビックもこのイベントを去った。

バン・ガーウェンは5年連続のヨーロピアンチャンピオンシップ優勝を狙っていたものの、この緊張感溢れる試合でウェストが集中し、2016年ワールドグランプリ一回戦での有名なフィル・テーラーへの勝利に続き歴史に残る勝利をあげた。

ウェストは4-1リードとすると、第10レッグでバン・ガーウェンもレベルとした。しかし相手の世界No.26が3レッグを連取し差を拡げ自身初めてのこのオランダ人への勝利へつなげた。

「どうやってこの気持ちを表したらいいか判らない。」とウェスト。「残念ながらマイケルは自分のゲームが出来ていなかった。なので僕がチャンスをものにした。」

「フィル・テーラーに勝った経験は凄く自信につながったが、マイケルは世界で一番のプレーヤーだしこの勝利は僕の経験上最高のものだ。」

「彼を倒すことが栄光だ。僕ももうちょっとレベルをあげなくちゃいけない。アベレージ96ではタイトル獲得できない。でも今夜は必要な時のチャンスをものにできた。」

ウェストは日曜の準々決勝でサイモン・ウィットロックと対戦する。この2012年ヨーロピアンチャンピオンシップ優勝者はピーター・ライトに10-6で勝利、自身2度目のタイトル獲得の夢をつないだ。

両者は第4レッグまでキープを続けたがそこからウィットロックが14ダーツでのブレークなどで5-2と差を拡げ更に8-4とリードした。

ライトも71フィニッシュ、58フィニッシュで反応したものの反撃の希望はここまで、オーストラリア人が136チェックアウト、101チェックアウトなどで日曜の準々決勝へ駒を進めた。

「ピーターは今この地球上で2番目の凄いプレーヤーだ。だから勝てて嬉しい。でも今日の彼は本来の調子じゃなかった。」とウィットロック。

「彼には180得点が一つもなかった。あれはピーターじゃない。僕も凄くはなかったけど勝利するには十分だった。」

「僕は以前にもこのイベントで優勝してるし再び優勝できるものと信じている。でももっと良くしなきゃいけない。日曜にはもっと研ぎ澄ましてくるよ。」

ワールドチャンピオンのロブ・クロスはリチャード・ノースに10-2の勝利、力でベスト8入りを決め、2年連続のヨーロピアンチャンピオンシップ決勝進出を目指し続けた。

クロスは142チェックアウトなどで4-1とリード、さらに6レッグを連取して順調に勝利した。

「今夜は自信があったし練習も十分だった。プレッシャーを受けなかったしリチャードがチャンスをものに出来なかった。」とクロス。

「感触はいいけどもっと良くしなきゃ。でも次へ進出できて嬉しい。」

クロスは次にジョー・カレンと対戦する。カレンはマイケル・スミスに終始優勢で10-4の勝利、2018年2度目となるテレビ放映での準々決勝進出を決めた。

このヨークシャー人は7月のワールドマッチプレーでもベスト8入りしており、精彩を欠くスミスを押し続けた。

上海ダーツマスターズ優勝のスミスは序盤の4レッグで17本もダブルをミス、カレンが主導権を握ったがスミスも5-4と反撃を見せた。

しかしカレンは再び息をつくリードを取り、スミスがレベルへ戻すことなくカレンは14ダーツ、11ダーツで突き放し最後は132チェックアウトをインブルでフィニッシュした。

「いいパーフォーマンスができた。」とカレン。「全体にマイクより3本リードした印象だった。彼は本来でなくパーフォーマンスにがっかりしてたようだ。」

「彼の前にずっと居座りたかった。そして彼のエラーをものにした。僕は必要な時の得点力が良かったと思う。」

この日早々、2016年ヨーロピアンチャンピオンシップ準優勝のスルホビックと世界No.5のガーニーがトーナメントを去ることとなり、一回戦は金曜午後セッションで完了した。

2016年の準優勝者、スルホビックはスペインのクリスト・レイズに6-3で敗退一回戦で去った。

レイズはインブルと17ダブルでの84フィニッシュなどいくつか素晴らしいフィニッシュで4-1から5-2とリード、最後は93フィニッシュで大きな勝利をものにした。

チズナルは最終レッグで驚異の157チェックアウトを見せエイドリアン・ルイスを下しベスト16入りを決めた。

元チャンピオンのルイスは接戦の中5-4とリードし第10レッグでは痛恨のマッチとなる20ダブルをミス、チズナルがレベルへ戻し最終レッグで決めた。

元ワールドグランプリ優勝のガーニーはケッタリングのエース、リッキー・エバンスに6-4で敗退、ヨーロピアンチャンピオンシップでの夢は潰えた。

去年ベスト4のガーニーは素晴らしいスタートを見せ連続14ダーツから3-1、4-2とリードした。

第7レッグからエバンスが反撃しブレークしてレベルへ戻すと続く2レッグでガーニーのダブルミスに乗じ勝利二回戦進出を決めた。

「ガーニーのハイレベルを克服することができた。」とエバンス、彼は9月にヨーロピアンツアー準優勝をしている。「序盤は良くなかったけど3-2に戻せたのが大きかった。」

「ここに出場できたことだけでも僕には大きな意味があり、今の僕のダーツが好きだ。」

エバンスは次にジェームス・ウェードと対戦する。この新たに父親となったウェードはドイツの若手マーティン・シンドラーに6-3で勝利しおよそ4年ぶりとなるテレビ放映での優勝に向けスタートした。

この左利きはオープニングの3レッグをあっさり取り主導権を握るとこれを糧にベスト16入りを決めた。

「特別なことはなかった。」とウェード。「僕は堅実だった上運もよかった。」

妻のサミーが先月アーサーを産み、ウェードは「新しい男の子を授かり僕は世界で一番幸せな男だ。」

「彼は僕の生涯で最上のものだ。僕はここで最善を尽くし簡単には終わらない。ダーツに向かえば僕がどれだけ出来るか知っている。でも今は頑張るべき目標ができた。」

マックス・ホップはアイルランドのウィリアム・オコーナーを悠々と6-1で下し、ベストファーレンハレに集まったドイツ観客を喜ばせた。彼は二回戦でジェームス・ウィルソンと対戦する。

ホップはオープニングに164チェックアウトを見せそこから3-0とリード、オコーナーも64フィニッシュでドイツのサポートを黙らせたが、元ワールドユースチャンピオンはキーの第5レッグを取りそのまま勝利へ向かった。

ホップは次にジェームス・ウィルソンと対戦する。ウィルソンはこの一回戦で素晴らしいアベレージ103.64に達し、オーストリアンダーツオープン優勝のジョニー・クレイトンに6-2で勝利した。

ウィルソンは6本のダブルトライから5本を決め一気に5レッグリードとし、続く2レッグでダブルミスを突かれたものの、最後は80フィニッシュでこのヨークシャー人がベスト16入りを決めた。

「大きな勝利だった。」とウィルソン。「ジョニーと対戦するには凄くいいダーツをしなくてはならない。常に彼をリードせねばならず今日はそれが出来た。」

「彼は試合を戻そうとしたが僕のマーフォーマンスが良かった。今年のヨーロピアンツアーは僕に自信を与えてくれた。凄く進歩できた。もっと安定するだろう。」

ダレン・ウェブスターはステファン・バンティングと11レッグに及ぶ接戦を演じ6-5で勝利、ドルトムントでの二回戦進出を果たした。

ウェブスターは121チェックアウトで3-1とリード、バンティングも116チェックアウトで反撃し第7レッグでは相手が142フィニッシュをバーストする間にレッグを奪取した。

しかしウェブスターは最終レッグで優り、180得点から12ダブルをあがり14ダーツでレイズの待つ二回戦へ進出した。

「嬉しいね。」とウェブスター。彼のアベレージは99に達した。「どんな場面でも彼を襲い掛かったら彼も反撃してきた。最終レッグは良かった。」

「僕は格闘家だ、大舞台でそれを発揮するようになってきた。ダーツのどの場面も大好きだ。」

ガーウィン・プライスはカイル・アンダーソンと対戦、アベレージは101に達しこの2017年ベスト4を6-4で倒してベスト16入りした。

13ダーツ、14ダーツ、13ダーツで序盤はアンダーソンが3-2とリード、さらに100をあがったが、第9レッグでプライスが12ダーツで貴重な最初のブレークを果たし続いて180得点から86をあがった。

プライスは最後にキープで二回戦進出をきめ、「厳しい戦いだった。いつも追いつこうとする展開だった。」

「カイルは僕より良かったけど僕はどう試合をこなすかを学んでいたし大事なところでのブレークから最終レッグをキープすることが出来た。」

二回戦は土曜夕刻セッションで完了、プライス対チズナル、レイズ対ウェブスター、ウェード対エバンス、ホップ対ウィルソンとなる。

この400,000ポンドのトーナメントは日曜にベストファーレンハレで準々決勝、準決勝、決勝が行われ完結する。

UnibetヨーロピアンチャンピオンシップはITV4とPDC全世界放映網でライブ放映される。

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