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PDC OFFICIALから年末のご挨拶

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2018.12.19 Wed.

本年も多くの方からプロフェッショナルダーツコーポレーションに関心を寄せて頂き有難うございました。2018年もPDCでは数々の名勝負があり、ダーツは正に激闘スポーツだと感じさせてくれました。その他ダーツ界ではいろいろな出来事がありました。思い当たるまま書き出してみましょう。

1.浅田斉吾プロ、ワールドチャンピオンシップで大活躍
2.フィル・テーラー引退
3.エリック・ブリストゥ逝去
4.PDCユースプレーヤーの活躍
5.BDOプレーヤーのPDC参加自由化
6.ワールドカップで浅田、村松組がベスト8入り
7.PDCアジアンツアースタート、日本人の活躍
8.カジノ法案を睨んだ規制緩和によりダーツバーを風俗営業から除外
9.後藤智弥さん、PDCワールドユースチャンピオンシップ出場
10.赤間弘太郎さん逝去
番外. PDCなう1、000号達成(2018年1月4日)

時代が大きく移り変わってきた感を強くしました。

一つはPDCのトーナメントが英国内外で急成長していること、二つ目はPDC/BDOの壁がほぼなくなったり、日本国内の動きなど規制緩和が急速化したこと、三つ目は世代交替が確実に進みかつ若手世代が大きく活躍を始めたことに集約されるでしょう。

つまり、世界のスティールダーツは急成長しており若手もどんどん増加、これに対応して規制などの環境も整えられ順風満帆な状況といえそうです。

このような状況で日本人プレーヤーもスティールダーツの国際舞台で活躍する場面が大変多くなりました。実力的には既に国際大会でも上位入賞が期待できるところまで十分到達しており、機会があればどんどんチャレンジ願いたいところです。

しかし、国際大会への参加は資金面から容易には出来ないのが実情、実力はありながら本当に残念なことです。大規模かつ強力なスポンサーまたは公的補助金などが切望されます。

PDCはプレーヤーの生計の向上を目的に賞金を増加させる一方プレーヤーズチャンピオンシップのエントリー費を無料化、加えてBDOプレーヤーや海外プレーヤー、女性などにトーナメントへの門戸を拡大するなど真摯にプレーヤーの為に大改革をしてきております。

中国ではアリババが一大スポンサーとしてプレーヤーを全面支援、トーナメント開催、ワールドシリーズ勧誘、ワールドチャンピオン代表枠確保などに大きく貢献しています。

PDCアジアツアーではフィリピンの強さが際立っていましたが、フィリピンもしっかりとしたスポンサーがプレーヤーの生計までサポートする大きな体系が構成されているようです。

一方、日本はどうか。聞くところによると日本ダーツ協会殿が公益法人として国から年間数千万円にのぼる補助金を受けておられるとの由。しかしその資金使途は公表されない上、活動はレクレーション(=遊戯)目的でプロプレーヤーが育成されるようなものではなく残念としか言いようがありません。

スティールダーツの実力を養い生計を立てるには海外で戦うしか道はなく、いつまで経っても日本人が世界に肩を並べ追い抜くことは難しいのが現状のようです。

日本で有力なスティールプレーヤーを数多く有するPDJやJDO、TDOなどに日本ダーツ協会殿の資金が加えれば強力なスティールダーツのプロ団体が出来るだろうと期待するのは私だけでしょうか。

来年こそ是非そんな夢が叶いますように。各位におかれましてはどうぞ良いお年をお迎えください。

PDC OFFICIAL

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