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<メジャー>プレミアリーグ第9夜(審判の夜)

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2019.03.29 Fri.

プレーオフへ向けもう熾烈な戦いが始まっている

https://www.pdc.tv/news/2019/…

プレミアリーグ第9夜(審判の夜)
ロッテルダム、アホイ
 3月28日(木)
<対戦結果>
ダリル・ガーニー<98.28> 7-3 メンサー・スルホビック<91.58>
ガーウィン・プライス<94.47> 7-5 ピーター・ライト<87.6>
ロブ・クロス<94.46> 7-4 ジェフリー・デ・ズワーン<96.93>
マイケル・バン・ガーウェン<101.39> 7-1 レイモンド・バン・バーナベルト<84.68>
ジェームス・ウェード<102.44> 7-4 マイケル・スミス<99.39>

リーグテーブル
(3月28日審判の夜終了時点) / ポイント / レッグ差
1.マイケル・バン・ガーウェン / 13 / 22
2.ロブ・クロス / 13 / 16
3.ジェームス・ウェード / 11 / 10
4.ダリル・ガーニー / 11 / 2
5.メンサー・スルホビック / 10 / 2
6.ガーウィン・プライス / 9 / -1
7.ピーター・ライト / 8 / -5
8.マイケル・スミス / 7 / -6
脱落 レイモンド・バン・バーナベルト / 4 / -22

プレミアリーグ第10夜
ベルファースト、SSEアリーナ
 4月4日(木)
<対戦組合せ>
メンサー・スルホビック vs ジェームス・ウェード
(-/●●)
マイケル・スミス vs ピーター・ライト
(●〇●〇●/〇〇〇●)
ロブ・クロス vs ダリル・ガーニー
(〇〇/●●〇●)
マイケル・バン・ガーウェン vs ガーウィン・プライス
(〇〇〇/〇〇〇)
レイモンド・バン・バーナベルトはロッテルダム、アホイで開催された最期のプレミアリーグをマイケル・バン・ガーウェンに7-1で敗退して終焉した。

バン・バーナベルトは24時間前の第8夜でダリル・ガーニーに敗退、これによりこのオランダのレジェンドはリーグから脱落が決定し14度目のプレミアリーグシーズンを、彼の軍隊で彼を崇拝するオランダのファンの前で恰好良く終えることができなかった。

この5度のワールドチャンピオンは後刻、計画していた年末のワールドチャンピオンシップ後を待たず即刻引退すと表明した。

「感慨深かった。」とバン・バーナベルト。「ロッテルダムはいつも暖かく迎えてくれたしこの地を忘れない。でも僕は今日ダリルにコテンパンにされ脱落してしまった。」

「僕に全てを与えてくれた場だ。でも僕はもう十分に応えられない。僕は決心しこの時点で去る。これ以上苦痛を味わいたくない。」

「僕はこの決心で満足だ。ほっとした。僕にはまだプライドがあり、ずっと僕を支えてくれた全員に心から感謝したい、僕はもう十分やってきた。それだけだ。」

この2014年プレミアリーグチャンピオンは210回目のプレミアリーグ試合出場だったが、熱く燃えるバン・ガーウェンに途端に0-4ダウンとされ、ワールドチャンピオンが主導権を取った。

第5レッグでようやくバン・バーナベルトが20ダブルをあがりホワイトウォッシュは免れたものの、バン・ガーウェンは容赦なく終盤3レッグをもぎ取り、涙のにじむ5度のワールドチャンピオンを捨て去った。

4度のプレミアリーグチャンピオン、バン・ガーウェンはこの勝利でリーグテーブルトップとなり、2013年のデビュー戦以来7年連続でリーグトップ抜けを決めた。

「勿論この試合はとても複雑な試合だった。去年はレイモンドに対し僕がひどいパーフォーマンスをしてしまった。だから7-1での勝利は素晴らしかった。」とバン・ガーウェン。

「レイモンドがダーツ界に残した功績は偉大だ。でもこの試合の始まりに彼の涙を見て僕は自分の仕事に集中していこうと決めた。」

「彼は偉大なプレーヤーだった、彼はオランダでダーツを超人気のスポーツへと育て上げたので僕も益々発展させたいと思う。」

「こんな素晴らしい観客の前でパーフォームすることが僕にとって究極のことだ。レイモンドじゃなくては出来ないことだ。」

バン・ガーウェンはレッグ差でロブ・クロスを抜いた。元ワールドチャンピオンのクロスは1-3ダウンからの反撃で代替要員のジェフリー・デ・ズワーンを7-4で下していた。

若手スター、デ・ズワーンは10,000人を集めたオランダファンの前でm緊張せずオープニングレッグを素晴らしい151チェックアウトで奪ったが、クロスは大事なところで124チェックアウトをインブルで決めるなど5レッグを連取、一気に主導権を奪って勝利へ突き進んだ。

「ジェフリーは恐ろしいスタートを切っていたし僕はそれを追いかける形だった。リード出来た時ようやく開けたし、少し観客を静かにすることができた。」とクロス。

「ここに出場できるなんて信じられない気分だ。ジェフリーは素晴らしかったし僕は本調子じゃなかったけど、何とか仕事が出来た。」

「昨日は全く無意味だったので今夜は勝てて本当に嬉しい。これをつないでいかなければいけない。」

ジェームス・ウェードはマイケル・スミスに7-4で勝利しリーグテーブル3位へ浮上した。彼は1-3ダウンからの反撃で素晴らしいフィニッシュを見せ、アベレージ102.44で今シーズン4勝目をあげた。

ダリル・ガーニーは3連勝だ。彼はメンサー・スルホビックに7-3で勝利し第10夜の故郷ベルファーストへ向け勢いをつけた。

プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズ優勝のガーニーは6個の180得点から君臨した形で後半6レッグのうち5レッグを奪い8本のダブルミスに悩んだスルホビックを後悔させた。

「僕は勝利に向け自分にプレッシャーを掛けていた、勝てばトップ4に入れるからね。だから最後のダブルが決まった時ほっとした。」とガーニー。

「トップ4に入るのが目下の目標だ。僕のマーフォーマンスが改善するよう全力を尽くしている。これでようやく望むところへ来た。3連勝はとても自信になるし来週はベルファーストだ。」

ガーウィン・プライスはピーター・ライトの160チェックアウト、118チェックアウトをかわして7-5で勝利した。これでプライスはこのスコットランド人の上を行き6位へ浮上、トップ4まであと2ポイント差と詰め寄り第二ラウンド入りした。

「凄く厳しい試合だったので勝てて嬉しい。」とプライス。「試合の主導権を取れた感じがする。ピーターが先にリードした時も僕は十分逆転できる自信があった。」

「僕は脱落の可能性が無くなっていたのでプレッシャーは殆どなかった。でも今日はレースに戻るために勝たなければならなかった。」

「これで第二ラウンドもトップ4を目指して頑張ろうと思う。」

プレミアリーグは次に4月4日(木)に続き、ベルファーストのSSEアリーナで開催、トップ4同士の戦いでは北アイルランドのガーニーがクロスと対戦、プレーオフへ向けて再スタートする。

バン・ガーウェンはプライスと、スルホビックはウェードと、スミスはライトと対戦する。

試合の模様はスカイスポーツでライブ放映され、PDCの全世界放映網とpdctv-HDで放送される。

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