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<メジャー>プレミアリーグ第16夜(リーグ戦最終夜)

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2019.05.17 Fri.

気骨のウェード vs 不甲斐ないクロス

https://www.pdc.tv/news/2019/…

プレミアリーグ第16夜
リーズ、ファーストダイレクトアリーナ
5月16日(木)
<対戦結果>
ガーウィン・プライス<95.58> 8-3 ピーター・ライト<95.61>
ダリル・ガーニー<101.8> 8-3 マイケル・スミス<100.66>
マイケル・バン・ガーウェン<97.73> 8-5 メンサー・スルホビック<96.5>
ジェームス・ウェード<94.4> 8-6 ロブ・クロス<92.39>

リーグテーブル(最終結果) / ポイント / レッグ差
1位通過 マイケル・バン・ガーウェン / 23 / 40
通過 ロブ・クロス / 22 / 26
通過 ジェームス・ウェード / 20 / 20
通過 ダリル・ガーニー / 19 / 7
ーーー以上プレーオフ出場ーーー
5.ガーウィン・プライス / 18 / 6
6.メンサー・スルホビック / 17 / -1
7.マイケル・スミス /  10 / -26
8.ピーター・ライト /  9 / -32

プレミアリーグ、プレーオフ
ロンドン、O2
5月23日(木)
<準決勝組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン vs ダリル・ガーニー
ロブ・クロス vs ジェームス・ウェード

<決勝組合せ>
バン・ガーウェン/ガーニー vs クロス/ウェード

賞金=
優勝:250,000ポンド
準優勝:120,000ポンド
ベスト4:80,000ポンド
5位:70,000ポンド
6位:60,000ポンド
7位:55,000ポンド
8位:50,000ポンド
9位:35,000ポンド
10位:30,000ポンド
リーグトップ:25,000ポンド

Unibetプレミアリーグのリーグステージが木曜にリーズで完結し、マイケル・バン・ガーウェンが7年連続でリーグテーブルトップ抜けを演じた。ジェームス・ウェードとダリル・ガーニーがプレーオフステージへ進出した。

オランダのスター、バン・ガーウェンはリーグテーブルトップのクロスを1ポイント差で追いかけファーストダイレクトアリーナでの最終リーグ戦を迎え、最期にリーグリーダーのボーナス25,000ポンドを獲得した。

世界No.1のバン・ガーウェンはメンサー・スルホビックを力で押し切り8-5で勝利、このオーストリアン人のプレーオフ進出のチャンスを終わらせてクロスがウェードに6-8で敗れるのを待っていた。

その結果、バン・ガーウェンは今シーズン3敗を喫したものの、2013年のデビュー戦以来続けて来たプレミアリーグテーブルトップ抜けの記録を維持した。

「僕としては偉大な記録の達成だ、でも僕はもっといいダーツができた筈だ。」とバン・ガーウェン。「多くの改善点が見つかった。いくつかのゲームで自滅していた。」

「でも今は来週に目標を定めており、最重要はロンドンンのプレーオフで優勝することだ。」

バン・ガーウェンはスルホビックに5-0とたたみ掛けた。スルホビックも3レッグを反撃したがこのオランダ人の今シーズン10個目のリーグ戦勝利を止めるまでには至らなかった。

バン・ガーウェンは準々決勝でガーニーと対戦する。ガーニーは今シーズンバン・ガーウェンが喫した3敗のうち2敗を浴びせた。この北アイルランドのエースはマイケル・スミスに8-3で勝利し初めてのプレーオフ進出を決めた。

序盤は両者から高レベルの応酬で3個の12ダーツ、1個の13ダーツで互いに4レッグ目まで分け合ったが、ガーニーが差を拡げ5-2リードとした。

スミスは2つ目の100越えチェックアウトで100をあがったが続くレッグでダブルミス、ガーニーがチャンスを奪い最後も決めて勝利、アベレージはほぼ102に達した。

「嬉しいよ。」とガーニー。「今夜は勝たなければいけなかった。今までにない集中をした。生涯最高の出来栄えだと思う。」

「とてもレベルの高い試合だったし大事なところでダブルを決めることが出来た。こんな状況で自分の期待以上のプレーが出来たしそれが嬉しい。」

「さあこれでプレーオフ進出だし優勝目指してベストを尽くそう。」

ウェードはクロスに8-6で勝利し3位となった。この両者は5月23日(木)、ロンドン、O2の準決勝でも顔を合わせることとなる。

緊張感漂った序盤は第8レッグまで分け合うと、ウェードが最初にブレークし6-4となった。

リーグテーブルトップとなるためには勝利しかないクロスは5-6から6-7と反撃を見せたが、2009年のチャンピオンは最終レッグをもぎ取り今シーズン7個目の勝利をあげた。

「ロブは今シーズンのプレミアリーグで一番のプレーヤーだったけど、今夜はかれは余程緊張していたらしい。」とウェード。

「今夜の結果がプレーオフに影響するとは思わない。何かあるとすれば僕の勝利で彼は25,000ポンドを失って心を燃え上がらせたかもしれない。」

「僕を過小評価してもらっては困る。何といっても過去に優勝してるんだからね。」

この夜のオープニング試合はグランドスラムオブダーツチャンピオンのガーウィン・プライスがピーター・ライトに素晴らしい8-3勝利とし、短い時間だったがプレーオフ進出の期待を持った。

両者はそれぞれ2つの100越えフィニッシュを出していたが、序盤のプライスの106チェックアウトは第4レッグのライトのコンビネーションからの136チェックアウトで帳消しにされてしまった。

第5レッグではプライスは大きな価値のある146チェックアウトを見せ、さらに続くレッグは1ダブルでブレーク、その後6-2としスコットランド人からの100チェックアウトを凌いで勝利をもぎ取った。

「絶対勝たなければいけないと思っていてそれが出来た。でも今シーズンは引き分けが多過ぎ、最期はそれが祟った。」とプライス。彼は6勝したが引き分けも6つとなった。

「このプレミアリーグで多くのことを学んだ。落胆はしない。勝ってた筈の多くの試合を引分けてしまいチャンスを潰した。でも今シーズンを楽しむことが出来た。」

Unibetプレミアリーグタイトルの運命は来週木曜、ロンドンのO2で準決勝、決勝が行われ決する。優勝賞金は250,000ポンドだ。

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