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<メジャー>ワールドマッチプレー第1日

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2019.07.22 Mon.

伝統の大舞台はデビュー戦に大きなプレッシャー

https://www.pdc.tv/news/2019/…

ワールドマッチプレー
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月20日(土)
<一回戦結果>
マービン・キング<100.55> 10-5 ナーザン・アスピナル<102.96>
スティーブン・バンティング<95.11> 13-12 ガーウィン・プライス<92.02>
ギャリー・アンダーソン<93.75> 10-6 ダニー・ノッパート<87.77>
ロブ・クロス<100.6> 10-3 クリス・ドービー<91.34>

フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ

※各試合とも2レッグ差であること。2レッグ差をつけるため5レッグまで追加され、それでも未決着の場合6レッグ目はサドンデスで戦われる。

賞金:
優勝=150,000ポンド
準優勝=70,000ポンド
ベスト4=50,000ポンド
ベスト8=25,000ポンド
二回戦敗退=15,000ポンド
一回戦敗退=10,000ポンド
合計 700,000ポンド

スティーブン・バンティングがBetfredワールドマッチプレーの初日、ガーウィン・プライスとのサドンデスを征し勝利した。ギャリー・アンダーソンもダニー・ノッパートに勝ちタイトル防衛を開始した。

セントヘレンズのエース、バンティングはウィンターガーデンズでの大接戦の一回戦でウェールズ人のプライスを13-12で押し出し、このイベント5年目にしてようやく1勝をあげた。

グランドスラムオブダーツチャンピオンのプライスはこの記念すべき戦いで序盤から3-0、4-1、さらに2レッグ差で8-6と推移し終始押し気味で余裕をもっていた。

しかしバンティングは2レッグを連取しレベルへ戻すとここから6レッグを分け合い試合はタイブレークへと進み11オールとなった。

ここでバンティングは残り85をインブルフィニッシュ、初めてリードした。しかし第24レッグで4本のマッチとなるダーツをミス、プライスが10ダブルをあがって1レッグだけの決戦に進んだ。

プライスは最終レッグを180得点から開始、しかしマッチとなるインブルフィニッシュの1本を外すとバンティングが残り79を11ダブルで仕留め、驚きの勝利をあげた。

「たぶんこれが僕のPDCにおける最大の勝利のひとつと言える。」とバンティング。「ここでは誰との試合を勝っても特別だ、でも世界超一流の一人に勝つのはまた特別のうちの特別だ。」

「彼はレッグをスタートすると高得点で開始するのでとても難しい相手だった。ずっと彼を追いかける展開だった。でも僕は食らいついていった。」

「ガーウィンみないた凄いプレーヤーを相手に勝ち上がることは大いに自信を深められる。水曜までいい休憩時間もあるし日曜は休んでそれから練習するとしよう。」

現チャンピオン、アンダーソンはオランダ人デビュー者のダニー・ノッパートを10-6で下し、フィル・テーラー杯防衛を開始した。

アンダーソンはノッパートのぐずついたスタートを突き序盤から4レッグを連取、さらに135チェックアウト、111チェックアウトなどで7-3リードと進んだ。

ノッパートも反撃し6-7まで漕ぎつけたものの、アンダーソンがターニングポイントとなった第14レッグを奪い、第15レッグは大きな160チェックアウトで9-6へ、そして次レッグで勝利を決めた。

「少々緊張気味だったけど何とか通過できた。次戦があるのは嬉しいことだ。」とアンダーソン、彼は昨年の決勝では21-19という接戦でメンサー・スルホビックを退けていた。

「これまでよりちょっと体にこたえるようだ。練習ボードでは素晴らしいけどステージに上がるとそれほど大したことがなく、ダブルが随分と助けてくれた。」

「まだ復調途中だ。僕は今年殆どプレーしていないし、いくつかいいダーツがあると思えば途端に悪くなるダーツもある。」

アンダーソンは次の二回戦でマービン・キングと対戦、この2009年のベスト4はブラックプールで第13シードのナーザン・アスピナルをシーソーゲームの末10-5で下した。

キングは5個の180得点や104チェックアウト、85をインブルフィニッシュ、12ダーツなど素晴らしいスタートで序盤の5レッグのうち4レッグを取って抜け出した。

最近のUSダーツマスターズで優勝したアスピナルは反撃し127チェックアウトなどで4レッグを連取、試合を生き返らせ5-4とリードした。

しかしキングは14ダーツでレベルへ戻すと160チェックアウトの重い打撃を繰り出し、6-5と再びリードを取り戻した。

続く3レッグでUKオープンチャンピオンのアスピナルがダブルをミス、ノーフォークのエースで2009年ブラックプールのベスト4、キングは9-5とリードを広げ最後は素晴らしい11ダーツで勝利を締めくくった。

キングのアベレージはちょうど100越え、16本のダブルトライで10本を決め、2016年以来の一回戦通過を果たした。

「この試合勝てて本当に嬉しい。」とキング。「立ち上がりは良く途中寝てしまい最後に目を覚ました。」

「スタートでちょっとやっつけていたけど彼は中盤で凄く良くなった。初めてのブレークの後ダーツがちょっと低くなりだした。でも5-5となって焦点を当て直した。」

「160チェックアウトは大きな瞬間だった。これで僕は立ち去るつもりはないことをはっきりさせた。僕が有利となる試合はいつもあり、それが出てくるかどうかが課題だ。マービン・キングらしさが現れたら勝てる。」

2018年ワールドチャンピオンのロブ・クロスはクリス・ドービーを10-3で下し力でベスト16進出を果たした。クリス・ドービーはブラックプールデビューのスローなスタートから抜け出せなかった。

クロスは3-0リードからドービーの14ダーツに対し2つの14ダーツ、さらに12ダーツで6-1リードと大きくリードした。

第8レッグではドービーも145チェックアウトで反応したがクロスはここで火を噴き6本のパーフェクトダーツでリードを加え、最後は130チェックアウトで締めくくった。

「混乱することもなく勝利できたのは素晴らしい。」とクロス。「序盤5レッグは大したことなかったけど4-1リードとなってもちょっといらいらしていた。でもその後は落ち着いて中盤以降はイニシアチブをとってしっかり投げられた。」

「クリスがダブルを外していた第1レッグをもし取っていたら、流れは違ったものになっていた。彼は素晴らしいプレーヤーで将来の大きな期待の星だ。」

「地に足をつけてこんな風にプッシュできたなんてここ3年で初めてのことだ。」

「多分試合進行に連れて良くなったのだと思う。僕のプレーについては全体的に満足だった。でもベストの時の感触は感じられなかった。この大イベントは大好きだし今週は行けるとこまで行きたい。」

一回戦は日曜も継続しウィンターガーデンズで2セッションが行われる。この日は2度のワールドマッチプレーチャンピオン、マイケル・バン・ガーウェンがスティーブ・ビートンと対戦、また2007年優勝のジェームス・ウェードが2018年ベスト4のジェフリー・デ・ズワーンと対戦する。

2度のワールドチャンピオン、エイドリアン・ルイスは3度のレイクサイドチャンピオン、グレン・デュランと待ちに待った一戦を、また2018年準優勝のメンサー・スルホビックはジャーメイン・ワッティメナと対戦する。

午後セッションはダレン・ウェブスターがデビュー戦となるポーランドのクリストフ・ラタイスキーと、デーブ・チズナルはマックス・ホップと、イアン・ホワイトはジョー・カレンと、マイケル・スミスはデビュー戦のジェイミー・ヒューズと対戦する。

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