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<メジャー>ワールドマッチプレー第2日

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2019.07.22 Mon.

伝統の重さ、大舞台を勝ちたい意思、世界トップの誇り、挑戦者の野望

https://www.pdc.tv/news/2019/…

ワールドマッチプレー
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月21日(日)午後セッション
<一回戦結果>
クリストフ・ラタイスキー<89.23> 10-5 ダレン・ウェブスター<88.61>
マックス・ホップ<94.71> 11-9 デーブ・チズナル<97.69>
イアン・ホワイト<98.24> 10-0 ジョー・カレン<88.63>
マイケル・スミス<98.78> 10-7 ジェイミー・ヒューズ<97.54>

7月21日(日)夕刻セッション
<一回戦結果>
ジェームス・ウェード<96.16> 13-12 ジェフリー・デ・ズワーン<95.26>
メンサー・スルホビック<96.76> 10-1 ジャーメイン・ワッティメナ<82.02>
マイケル・バン・ガーウェン<93.00> 10-6 スティーブ・ビートン<89.86>
グレン・デュラン<101.05> 10-4 エイドリアン・ルイス<94.69>
7月22日(月)現地19:00(日本時間23日03:00)
<一回戦組合せ>
ジョニー・クレイトン vs キーガン・ブラウン
(ー/-/〇)
サイモン・ウィットロック vs ジョン・ヘンダーソン
(●/-/ー)
ダリル・ガーニー vs リッキー・エバンス
(〇/●●/●〇)
ピーター・ライト vs ビンセント・バン・デ・ブート
(〇〇●〇/-/●)

7月23日(火)現地19:00(日本時間24日03:00)
<二回戦組合せ>
マイケル・スミス vs マックス・ホップ
ジェームス・ウェード vs メンサー・スルホビック
ギャリー・アンダーソン vs マービン・キング
マイケル・バン・ガーウェン vs グレン・デュラン

7月24日(水)現地19:00(日本時間25日03:00)
<二回戦組合せ>
ガーニー/エバンス vs クレイトン/ブラウン
スティーブン・バンティング vs イアン・ホワイト
ロブ・クロス vs クリストフ・ラタイスキー
ライト/バン・デ・ブート vs ウィットロック/ヘンダーソン

優勝オッズ;
7/4 マイケル・バン・ガーウェン
15/2 ロブ・クロス
10/1 ピーター・ライト、ギャリー・アンダーソン
25/1 マイケル・スミス、ダリル・ガーニー、ジェームス・ウェード
33/1 イアン・ホワイト
40/1 グレン・デュラン、メンサー・スルホビック
66/1 クリストフ・ラタイスキー
125/1 スティーブン・バンティング、サイモン・ウィットロック、ジョニー・クレイトン
150/1 キーガン・ブラウン、リッキー・エバンス
200/1 マックス・ホップ、ジョン・ヘンダーソン、ビンセント・バン・デ・ブート
250/1 マービン・キング

フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ

※各試合とも2レッグ差であること。2レッグ差をつけるため5レッグまで追加され、それでも未決着の場合6レッグ目はサドンデスで戦われる。

賞金:
優勝=150,000ポンド
準優勝=70,000ポンド
ベスト4=50,000ポンド
ベスト8=25,000ポンド
二回戦敗退=15,000ポンド
一回戦敗退=10,000ポンド
合計 700,000ポンド

マイケル・バン・ガーウェンとグレン・デュランが日曜に勝利しこの二人がBetfredワールドマッチプレー二回戦で垂涎の対決を迎える。ジェームス・ウェード、マックス・ホップもブラックプールでのタイブレークの激闘を勝ち抜いた。

ワールドチャンピオン、バン・ガーウェンはウィンターガーデンズでスティーブ・ビートンを10-6で下し順当にベスト16へ進んだ。

しかしこの世界No.1はこの試合で27本のダブルをミス、ビートンが4-0から反撃で5-4まで詰め寄る場面もあったがこのオランダ人はかろうじて勝利を拾っていた。

「気合は入っているけどダブルがもっと入らないとね。」と2度のワールドマッチプレー優勝のバン・ガーウェン。「ダブルがひどかったけどこんなことは時々あるし前を向いて頑張らないと。」

「まだトーナメントは続いているし僕も残っている。これよりはずっといいプレーが出来るはずだ。僕のレベルは高いし自分にハッパを掛ける。」

「僕はロボットみたいに出来ないぞということは納得するけどこの試合のために全精力を費やしてきたし出来ると思う。パーフォーマンスがなければ傷つくさ。僕は多くを望み過ぎていると思う。」

バン・ガーウェンの二回戦の相手は3度のレイクサイドチャンピオン、デュランで、2013年準優勝のエイドリアン・ルイスを10-4で下し鮮烈なデビューを果たした。

デュランはオープニングからの10レッグで8レッグを奪い完全に主導権を取った。彼はルイスの短い反撃を受け止めアベレージ101.05で試合を完了した。このアベレージはここ2日間の一回戦でトップだ。

「本当に嬉しい、特別な感覚だ。」とデュラン。「僕がPDCへ来たのも世界のベストでプレーしたかったからだし、僕自身エイドリアン・ルイスの熱烈なファンだ。」

「この舞台は僕の能力をすべて見せられる最大のものだ。僕はBDOチャンピオンの誇りがあるし、この火曜は世界のベストプレーヤーと対戦する。」

一方2007年チャンピオンのウェードはジェフリー・デ・ズワーンと25レッグに及ぶサドンデスを征した。ズワーンはサドンデスで5本のマッチとなるダブルをミスしていた。

シーソーゲームとなったこの試合4度にわたりリードが交代、デ・ズワーンがこの2007年チャンピオンに対し2018年ベスト4の時のような英雄的躍進を思い起こさせた。

しかしウェードは劇的な反撃を見せ3-1、6-3、9-6ダウンからデ・ズワーンが2レッグにわたり3本のマッチとなるダーツをミスする間、第18レッグでレベルへ追いついた。

ここでウェードが10-9と初めてリード、さらに11-10とアドバンテージをとったが自身もマッチとなるダブルをミス、デ・ズワーンが第22レッグを取って緊張は増すばかりだった。

ここでデ・ズワーンは11ダーツでブレークを見せ再び12-11とリード、しかしマッチとなる20ダブルを2本外すとウェードが奪い試合は最終サドンデスへ突入し最後はウェードが80フィニッシュで幕を閉じた。

「ここを勝てたのには興奮する。」とウェード。「もっと速やかに勝たなくちゃいけないが何とか食らいつき結果を得ることができた。」

「勝てて嬉しいけどプレーには不満だ、でもほっとした。」

ウェードは次に2018年準優勝のメンサー・スルホビックと対戦する。スルホビックはジャーメイン・ワッティメナを10-1で下しベスト16へ進出した。

スルホビックはオープニングから14ダーツなどで3レッグをすんなりと奪うと第4レッグはオランダ人も反撃16ダブルをあがった。

第6レッグではスルホビックが再び80フィニッシュでブレーク、さらに第8レッグでは6本のパーフェクトダーツ、70フィニッシュで9-1と大差をつけ最後は18ダブルを入れて一方的な勝利を収めた。

「気合は十分だ。」とスルホビック。「ジャーメインは凄く難しい相手だけど今夜は集中できた。ジャーメインは普通は素晴らしいプレーヤーだけど今夜は彼らしくなかった。」

「去年は凄く良かった、今年はまずは一回戦を通過したかった。最高の観客で凄く尊敬している。」

ドイツの若手、マックス・ホップもタイブレークでの勝利者の一人だった。彼は4-7の劣勢から反撃しデーブ・チズナルを11-9で下した。彼のブラックプールでの二回戦進出は初めてだ。

激しくぶつかりあったこの試合オープニングではホップが128チェックアウトなどで3-2とリード、一方チズナルも6本のパーフェクトショットでの11ダーツなどで7-4リードとした。

しかしホップはチズナルがキーポイントとなった第13レッグで3本のダブルをミス、一方のホップが96フィニッシュしこれを含め4レッグ連取で一気に8-7と逆転リードした。その後ホップは気迫で100チェックアウト、9-9として大ブレークへもつれ込んだ。

チズナルは第19レッグで6本のダブルをミス、最後はこの5度のベスト8が10ダブルを外すと元ワールドユースチャンピオンは5ダブルを仕留め決着をつけた。

「ハラハラだったしとても難しい試合だった。」とホップ、「今日は難しい試合だとは判っていたが僕がチャンスをものにできた。」

「今日の途中はアベレージも100を越え反撃ができたし最後は11-9で勝利できて嬉しい。」

「この勝利は僕の5本の指に数えられるものだ。ウィンターガーデンズは驚愕のべニューで火曜が待ち遠しい。次戦への出場もワクワクする。」

「僕はまだ22歳だけどもう随分熟練だ。ステージでの緊張感も落ち着きもっと先へ進めるだろう。」

ホップは次にマイケル・スミスと対戦する。スミスは3-6の劣勢から高レベルな戦いの中デビューのジェイミー・ヒューズを破った。

ヒューズはオープニングから緊張がほぐれる12ダーツなどで4-1とリード、さらに128チェックアウトでの12ダーツなどでこの元ワールドチャンピオンシップ準優勝者に6-3リードと差を広げた。

スミスは11ダーツ、12ダーツなどで5レッグを連取、力で8-6リードとひっくり返しヒューズも少しの抵抗は見せたもののこの第5シードが120チェックアウト、130チェックアウトで二回戦進出を決めた。

「この試合を勝てて嬉しい。」とスミス。「僕のスローの感触は良くないけど試合中盤からのプレーは良かった。」

「1-4ダウンの時奮い立たなければならなかったし6-6となった時もっとヒューズにプレッシャーを掛けなければならなかった。120チェックアウトは大きなショットで130チェックアウトで勝ったのは美しかった。」

「このトーナメントではいい思いをしたことがない。なので今年は何としてもベスト8までは行きたいので二回戦は通過したい。」

ホワイトは今年2つのヨーロピアンツアー優勝しており、この日もオープニングレッグから2つの180得点からの11ダーツ、さらにカレンの2レッグでのダブルミスをつき一気に5-0リードとした。

第7レッグでは彼は121チェックアウト、再びカレンの2レッグでの7本のダブルミスをものにし、最後は80フィニッシュで余裕の勝利となった。

「こんな結果は予想だにしなかったけど勝つことができ安堵した。」とホワイト。彼は水曜にスティーブン・バンティングと対戦する。

「3,4レッグくらいジョーにチャンスをもらったけど僕自身もダブルをしっかり打たなければいけなかった。でもいいプレーが出来た。」

「強烈な出場者だ。こんな出場者ならどの組合せも厳しいだろう。でも今年のヨーロピアンツアーでの経験が僕に凄く自信を与えてくれた。」

クリストフ・ラタイスキーが日曜のオープニング試合でダレン・ウェブスターに10-5で勝利嬉しいワールドマッチプレー白星デビューを果たした。

ポーランドNo.1のラタイスキーは3-1リードといいスタートとなりウェブスターが105チェックアウトで3-3と追いつく展開となった。

続く4レッグは分け合うとラタイスキーが16ダブルで6-5リード、さらにウェブスターの3本のダブルミスで2レッグのリードと広げた。

この4度のランキングイベント優勝者は続く3レッグを連取し試合を完結、水曜の二回戦でのロブ・クロス戦へ駒を進めた。

「素晴らしい瞬間だ、この勝利は本当に嬉しい。」とラタイスキー。「僕のデビュー初戦を勝てたのはでかい。次戦ももっといいプレーをしたい。今日は本当に緊張した。」

「べニューには驚くばかりだ。僕がプレーした中で一番豪華だ。ビッグトーナメントなのでこのステージでの勝利は素晴らしいことだ。」

一回戦は月曜に残り4試合を行って完結、ダリル・ガーニーがリッキー・エバンスを相手にトーナメントを開始する。

2017年準優勝のピーター・ライトはビンセント・バン・デ・ブートと、オーストラリアのサイモン・ウィットロックはジョン・ヘンダーソンと、ジョニー・クレイトンはキーガン・ブラウンと対戦する。

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