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<メジャー>ワールドマッチプレー第4日(二回戦 1/2)

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2019.07.24 Wed.

グレン・デュラン、デビュー戦で世紀の大金星

https://www.pdc.tv/news/2019/…

ワールドマッチプレー
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月23日
<二回戦結果>
マイケル・スミス<96.72> 12-10 マックス・ホップ<92.98>
ジェームス・ウェード<93.86> 13-11 メンサー・スルホビック<92.91>
マービン・キング<94.88> 11-8 ギャリー・アンダーソン<94.95>
グレン・デュラン<99.33> 13-11 マイケル・バン・ガーウェン<98.67>

7月24日(水)現地19:00(日本時間25日03:00)
<二回戦組合せ>
ダリル・ガーニー* vs キーガン・ブラウン
(〇/ー/〇)
スティーブン・バンティング vs イアン・ホワイト*
(〇/●/〇)
ロブ・クロス* vs クリストフ・ラタイスキー
(-/〇●〇〇/●〇)
ピーター・ライト* vs サイモン・ウィットロック
(●/△〇〇〇〇〇●●/〇)

7月25日(木)現地19:00(日本時間26日03:00)
<準々決勝> x 2試合
グレン・デュラン vs ジェームス・ウェード
(-/ー/-)
マイケル・スミス vs マービン・キング
(〇〇●/〇/ー)

7月26日(金)現地19:00(日本時間27日03:00)
<準々決勝> x 2試合
クロス/ラタイスキー vs バンティング/ホワイト
ライト/ウィットロック vs ガーニー/ブラウン

優勝オッズ;
15/2 ロブ・クロス
10/1 ピーター・ライト
25/1 マイケル・スミス、ダリル・ガーニー、ジェームス・ウェード
33/1 イアン・ホワイト
40/1 グレン・デュラン
66/1 クリストフ・ラタイスキー
125/1 スティーブン・バンティング、サイモン・ウィットロック
150/1 キーガン・ブラウン
250/1 マービン・キング

フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ

※各試合とも2レッグ差であること。2レッグ差をつけるため5レッグまで追加され、それでも未決着の場合6レッグ目はサドンデスで戦われる。

賞金:
優勝=150,000ポンド
準優勝=70,000ポンド
ベスト4=50,000ポンド
ベスト8=25,000ポンド
二回戦敗退=15,000ポンド
一回戦敗退=10,000ポンド
合計 700,000ポンド

グレン・デュランが一大衝撃を演じ、劇的な火曜のブラックプールでのBetfredワールドマッチプレーでマイケル・バン・ガーウェンをノックアウトした。現チャンピオンのギャリー・アンダーソンもトーナメントから脱落した。

この夏のダーツ界最大のイベントの第4夜、2度のワールドマッチプレーチャンピオン、バン・ガーウェンとデビュー戦のデュランの激戦は、火花が飛び交う58分間、ウィンターガーデンズに集まった大観客に身を乗り出させた。

3年連続の現レイクサイドチャンピオン、デュランは勝利後興奮した応援団にもみくちゃにされ、世界No.1を倒した彼自身最高の夜と讃えられた。

「僕にとって今夜は永遠に忘れられない。こんなに観客から応援を受けるなんて絶対に経験しなかったことだ。」とデュラン。彼は準々決勝でジェームス・ウェードと対戦する。

「時々僕はマイケル・バン・ガーウェンとプレーしていることを忘れていた。現実に戻った時、勝利の感激に浸りそれは信じられないほどだった。」

「今日早くに海岸を散歩してたら日焼けしたので中断した。これがひどくひりひりしとても辛い状況だった。」

「ちょっと離れてリラックスして何事をやらかしたのか思い返し、さらにトーナメント後半のことを考えようと思う。ここから僕の経歴で何が起ころうともこの瞬間の思い出は絶対に忘れられない。」

バン・ガーウェンは良くないパーフォーマンスが続く中、重圧を背負って試合入りし序盤からスローなスタートとなった。デュランはそれを糧に3-2リードとした。

第8レッグはデュランが7本のパーフェクトダーツから10ダーツで5-3とリードを伸ばし、さらにこのミドルボローのプレーヤーは続く2レッグも奪って7-4と前に出た。

5-8ダウンとなった時、ワールドチャンピオンのバン・ガーウェンは11ダーツでこの試合ベストレッグを繰り出しブレークバック、さらに良くなったパーフォーマンスレベルを続け初めて9-8リードとした。

これにもひるまず、とてつもない重圧の中デュランは2度キープを続け試合をタイブレークへ持ち込むと、第23レッグで残り84を最後の1本で6ダブルをあがり決定的なブレーク、12-11リードとした。

両者とも超緊張したレッグが続いたが、バン・ガーウェンが残り86のインブルフィニッシュをミスするとデュランが20ダブルを2本目で仕留め、感傷で満杯のウィンターガーデンズで天井を高くした。

デュランは次に元ワールドマッチプレーチャンピオン、ウェードと対戦する。彼は激闘の末メンサー・スルホビックを13-11で破り、14回のブラックプール出場で11回目の準々決勝進出を決めた。

シーソーゲームの中7度もリードが入れ替わる展開で、両プレーヤーともオープニングから4レッグは手に余る程のミスを連発したが、その後ウェードが134チェックアウトで3-2リードとした。

両プレーヤーとも日が差し込むほどの差を作れず、ようやくスルホビックが9-7リードとするとすかさずウェードも141チェックアウトで8-8としその差をなくしてしまった。

激闘はタイブレークへ突入、昨年準優勝のスルホビックが完璧なタイミングで11-0とし勝利へ駆け込むかと思われたが、ウェードが冷静さを保ち3レッグを連取、ベスト8へ駆け込んだ。

見どころ満載のこの夜、マービン・キングも現ワールドマッチプレーチャンピオンのギャリー・アンダーソンに11-8で勝利、王座から退位させた。

アンダーソンはオープニングから出来得るベストを繰り出し130チェックアウトでの12ダーツでスタート、しかしキングも反発し3本のダブルトライで3本を決め122チェックアウトなどで3-1リードとした。

続く2レッグもキングへ傾き5-1となったものの潮目は徐々にアンダーソンへ向かい、この2度のワールドチャンピオンは続く7レッグのうち6レッグを奪い7-6リードと逆転した。

試合はもつれて8-8となり、第17レッグをキングが決定的な14ダーツでブレークし再びリードを奪い返して、ここから30本で残る2レッグを取り一気にベスト8進出を決めた。キングにとってテレビ放映でのベスト8はほぼ3年ぶりだ。

キングは次にマイケル・スミスと対戦する。スミスは神経をすり減らすマックス・ホップとの闘いを12-10で勝利し、自身の経歴で初めてのベスト8入りを果たした。

ホップは元ワールドユースチャンピオンを相手に有利にスタートし4-1とリードしたが、スミスも130チェックアウトで踏ん張りここから5レッグ連取で6-4リードと逆転した。

ドイツNo.1のホップはこの流れをようやく食い止め、さらに11ダーツと火を噴いて試合を7-7のレベルへ戻した。

スミスも反応し直ちにブレークバック、ホップも反応して試合は互角の激闘化し、続く4レッグはキープが続いてタイブレークへ突入した。

ホップが20ダブルを1本外した時、スミスが最後の1本で同じ20ダブルを仕留めブレーク、その後極めつきの6個目の180得点から13ダーツでこの激闘に終止符を打った。

二回戦は水曜に残り4試合が行われ、2017年準優勝のピーター・ライトがサイモン・ウィットロックと、2018年ワールドチャンピオンのロブ・クロスがクリストフ・ラタイスキーと対戦する。

世界No.4のダリル・ガーニーはキーガン・ブラウンと、スティーブン・バンティングは絶好調のイアン・ホワイトと対戦する。

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