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<メジャー>ヨーロピアンチャンピオンシップ第2日

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2019.10.26 Sat.

一回戦敗退のMVG初コメンテーターで大活躍、喋り過ぎ

https://www.pdc.tv/news/2019/…

2019年Unibetヨーロピアンチャンピオンシップ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
ゲッティンゲン、ロックハレ
10月25日(金) 午後セッション
<一回戦結果>
ジャーメイン・ワッティメナ(19)<91.51> 6-1 ジェイミー・ヒューズ(57)<86.97>
スティーブン・バンティング(17)<95.42> 6-1 キーガン・ブラウン(26)<89.52>
クリス・ドービー(24)<95.71> 6-3 クリストフ・ラタイスキー(21)<92.67>
ナーザン・アスピナル(12)<98.35> 6-3 スティーブ・ビートン(22)<89.73>
ビンセント・バン・デ・ブート(35)<94.01> 6-1 メンサー・スルホビック(9)<88.41>
マイケル・スミス(4)<106.09> 6-1 イアン・ホワイト(10)<100.52>
ジェフリー・デ・ズワーン(25)<101.87> 6-4 ピーター・ライト(7)<97.34>
ガーウィン・プライス(5)<100.37> 6-4 テッド・エベッツ(82)<91.06>

10月25日(金)夕刻セッション
<二回戦結果>
ロブ・クロス(2)<96.8> 10-7 ジョー・カレン(16)<90.01>
ダリル・ガーニー(6)<99.64> 10-7 サイモン・ウィットロック(14)<95.24>
デーブ・チズナル(11)<-> 10-4 ジョニー・クレイトン(13)<->
リッキー・エバンス(36)<-> 10-7 ロス・スミス(58)<->

10月26日(土)夕刻セッション(現地19:00日本時間翌日02:00)
<二回戦組合せ>
ビンセント・バン・デ・ブート(35) vs クリス・ドービー(24)
(〇/●)
マイケル・スミス(4) vs スティーブン・バンティング(17)
(●●/-)
ガーウィン・プライス(5) vs ナーザン・アスピナル(12)
(〇/●〇〇●〇●〇)
ジェフリー・デ・ズワーン(25) vs ジャーメイン・ワッティメナ(19)
(●〇/●●●)

10月27日(日)午後セッション(現地12:45日本時間19:45)
<準々決勝組合せ>
ロブ・クロス(2) vs リッキー・エバンス(36)
(-/ー)
ダリル・ガーニー(6) vs デーブ・チズナル(11)
(〇/●●)
バン・デ・ブート/ドービー vs プライス/アスピナル
スミス/バンティング vs デ・ズワーン/ワッティメナ

10月27日(日)夕刻セッション(現地19:00日本時間翌日03:00)
<準決勝>
<決勝>

 フォーマット:
一回戦=ベストオブ11レッグズ
二回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ

賞金:
優勝=120,000ポンド
準優勝=60,000ポンド
ベスト4=32,000ポンド
ベスト8=20,000ポンド
二回戦敗退=10,000ポンド
初戦敗退=6,000ポンド
(賞金はPDC賞金ランキングに算入)

優勝オッズ:(9月23日時点)
(2番人気)8/1 ロブ・クロス
(4)12/1 ガーウィン・プライス
(6)16/1 ナーザン・アスピナル、ダリル・ガーニー
(7)18/1 マイケル・スミス
(8)22/1 デーブ・チズナル
(10)33/1 クリス・ドービー、ジェフリー・デ・ズワーン
(12)80/1 ジャーメイン・ワッティメナ
(13)100/1 スティーブン・バンティング
(14)150/1 ビンセント・バン・デ・ブート
(15)200/1 リッキー・エバンス

デーブ・チズナルが2019年Unibetヨーロピアンチャンピオンシップ第2日での最高パーフォーマンスを見せた。アベレージは109.75に達しジョニー・クレイトンを10-4で下した。

この勝利は垂涎の準々決勝となるダリル・ガーニーとの対戦が決まった。ガーニーは後半のサイモン・ウィットロックの猛追を生き残った。

しかし何といってもこの夜のスターはデーブ・チズナルで、11個の180得点と火を噴き相手のウェールズ人を吹き飛ばした。

この両者対決ではクレイトンが序盤を飛ばし2つの121チェックアウトで素晴らしいスタートの2レッグを見せた。

しかしこれがチズナルに火をつけたようで、2-3ダウンから4レッグを連取、142チェックアウトなどでクレイトンから主導権をねじり取った。

このウェールズ人もアベレージが101越えとなったにもかかわらず相手に対抗することも出来なかった。相手のグランプリ準優勝者は10-4で悠々と試合を決した。

「一度僕のツボにはまれば20トリプルは磁石で吸い付けられるようなものだ。みんな入った。」とチズナル。

「ジョニーのスタートは素晴らしかった。僕が過去にだめだったのはダブルだけだ。でも長い間ダブルを凄く練習してきておりようやく成果が出始めた。」

チズナルは日曜の準々決勝でダリル・ガーニーと対戦する。この北アイルランド人は元ヨーロピアンチャンピオン、サイモン・ウィットロックの後半の猛追を振り切った。

ガーニーは煌めくフォームで序盤から5レッグを連取、一時アベレージは117に達した。

この2018年プレーヤーズチャンピオンはブレークの後も素晴らしいフォームを続け9-2リードまで達し、そのまま準決勝進出を決めるかと思われた。

しかしウィットロックの想いは違いここから猛反撃を開始、ガーニーの3つ目のテレビ放映タイトル探求をひっくり返す脅威を与えた。

このオーストラリア人は5レッグを連取しガーニーにプレッシャーを掛けたが、33歳のガーニーは第17レッグを11ダーツとし10-7で勝利を完了した。

「序盤の5レッグはゾーンに入っていた。あの時は世界のどのプレーヤーを相手にしても5-0になるだろう。」

「ブレークの時この基準を落とさないように、相手にチャンスを与えないようにと自分に言い聞かせた。しかし残念ながら懸念した通りになった。」

元ヨーロピアンチャンピオンシップ準優勝のロブ・クロスはジョー・カレンを10-7で退け準々決勝進出を決めた。

両者は試合全般をほぼ分け合り、5-5と2度目のブレークではイーブンとなった。ここでこの世界No.2は3レッグ連取で試合の主導権を取った。

クロスは勝利となる残りレッグをすくい取りベスト8入りを決めた。

「勝ち上がれて本当に嬉しい。序盤でチャンスをミスしたけどジョーもそうだった。」とクロス。

「二人ともベストじゃなかった。でもベストプレーヤーは悪い試合も勝つし時々こうもしなくちゃいけない。」

クロスは次にリッキー・エバンスと対戦する。このイングランド人はこの日の最終試合でマイケル・バン・ガーウェンを倒したロス・スミスに10-7で勝利した。

エバンスはアベレージ92.22、ダブル率34%だったが初めてのテレビ放映の準々決勝進出には十分となった。

「勝ててただ単純に嬉しい。”どうか最終レッグを勝たせて下さい”とだけ考えていた。」

「9-4とリードした時、勝利に近づいたと感じたけど彼は9-7と素晴らしい追撃を見せてきた。」とエバンス。

「日曜のロブとの対戦準備は万端だ。彼は僕と同じように安定しておりいい試合になるだろうけど僕が勝てると信じている。」

この日早々、午後セッションでは一回戦の残る8試合が行われ、新進気鋭のオランダ期待の星、ジェフリー・デ・ズワーンがチャンピオンズリーグ準優勝のピーター・ライトを再び悲惨な目に合わせた。

元ワールドマッチプレーベスト4のデ・ズワーンは最終アベレージが101.78とし、ライトの反撃を振り切ってベスト16入りを果たした。

「ピーターとプレーするには凄くいいプレーをしなくちゃいけない。今日僕は本当にいいプレーが出来たと思う。」とデ・ズワーン。彼は2015年以来初のヨーロピアンチャンピオンシップお目見えだ。

「トーナメントに優勝する気なら全員を倒さなくちゃいけない。」

「決勝に出たいし優勝したい。世界No.1になれば勿論チャンスも増える。」

午後セッションでの最高のパーフォーマンスはマイケル・スミスでアベレージを106.09とし第2シードのイアン・ホワイトを6-1で吹き飛ばした。

ナーザン・アスピナルは170チェックアウトや連続して170得点での40アレンジなどでスティーブ・ビートンを6-3で下した。一方、ワールドグランプリベスト4のクリス・ドービーも同じスコアでクリストフ・ラタイスキーを破った。

ビンセント・バン・デ・ブートは低調のメンサー・スルホビックに6-1で大きな勝ち星を拾った。スティーブン・バンティングとジャーメイン・ワッティメナも同じ6-1でそれぞれキーガン・ブラウンとジェイミー・ヒューズに勝利した。

ガーウィン・プライスはデビュー戦となったテッド・エベッツにプッシュされまくったが、ウェールズ人は集中し6-4で逃げ切った。

2019年Unibetヨーロピアンチャンピオンシップは土曜、引き続きドイツ、ゲッティンゲンのロックハレに集まった超満員の観客の前で残る二回戦が行われる。

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