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<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第8日(二回戦)

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2019.12.21 Sat.

アジア勢大活躍だがさすがPDCシード勢は強かった

https://www.pdc.tv/news/2019/…

William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>

12月20日(金)午後セッション
<二回戦結果>
ダレン・ウェブスター(20)<91.28> 3-0 山田勇樹(-)<82.34>
マービン・キング(19)<88.36> 3-2 シアラン・ティーハン(-)<86.4>
ジョニー・クレイトン(16)<95.16> 3-0 イアン・デッカー(57)<85.1>
リッキー・エバンス(32)<95.46> 3-1 マーク・マクギーニー(85)<87.1>

12月20日(金)夕刻セッション
<二回戦結果>
ネーザン・アスピナル(12)<95.38> 3-1 ダニー・バッギッシュ(-)<90.92>
ニコ・クルツ(183)<93.95> 3-1 ジョー・カレン(15)<92.47>
マックス・ホップ(24)<90.03> 3-2 ベニト・バン・デ・パス(59)<84.73>
ピーター・ライト(7)<96.53> 3-2 ノエル・マリクデム(-)<93.77>

※向こう2日分を掲載

12月21日(土)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<二回戦組合せ>
キーガン・ブラウン(26) vs 浅田斉吾(-)
サイモン・ウィットロック(14) vs ハリー・ワード(76)
スティーブ・ウェスト(28) vs ライアン・サール(52)
エイドリアン・ルイス(13) vs クリスト・レイズ(44)

12月21日(土)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<二回戦組合せ>
ダリル・ガーニー(6) vs ジャスティン・パイプ(56)
グレン・ダラン(27) vs デーモン・ヘタ(-)
メンサー・スルホビッチ(11) vs ファロン・シャーロック(-)
ディミトリ・バン・デン・バーグ(29) vs ジョシュ・ペイン(45)

12月22日(日)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<三回戦組合せ>
ジョニー・クレイトン(16) vs スティーブン・バンティング(17)
ダリウス・ラバノースカス(82) vs マックス・ホップ(24)
ネーザン・アスピナル(12) vs クリストフ・ラタイスキー(20)

12月22日(日)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<三回戦組合せ>
ジェームス・ウェード(8) vs スティーブ・ビートン(25)
キム・ハイブレクト(41) vs ダニー・ノッパート(31)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs リッキー・エバンス(32)

フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス

賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド

ピーター・ライトは金曜、ロンドン、アレキサンドラパレスで開催の2019/20William Hillワールドダーツチャンピオンシップでノエル・マリクデムに大逆転を演じ初戦敗退の危機を乗り越えた。

元ワールドチャンピオンシップ準優勝のライトは2年続けて初戦のハードルでつまずく様相を見せた。このフィリピンのマリクデムは最終セットを2-1リードとしたのだ。

マリクデムがインブルのマッチとなるダーツをミスすると、スコットランドのライトはマジックのような140チェックアウトを叩き出しタイブレークへ突入した。

最終セットを5-5までせめぎ合うと、先攻決めでライトがインブルとし、最終サドンデスはライト先攻となった。

タイムリーに最初から180得点を出しプレッシャーを軽減しマリクデムが追いつかない中、ライトはマッチとなる16ダブルを仕留め歴史に残る熱戦に幕を閉じた。

「最終セット最終レッグまで行くとは思わなかった。ノエルのパーフォーマンスは驚愕だ。」とライト。

「正直、僕は勝ったけど彼は僕から2セットを奪い僕は反撃しなければならなかった。」

「僕の練習からすると僕はこのトーナメントで記録を破るだろうと思っていた。だからステージでそれが発揮できなかった時そんな想いも逃げて行ってしまった。」

「140チェックアウトで試合に残れたのが大きかったしあそこから集中し勝ち残りができた。」

ネーザン・アスピナルはアメリカからのデビュー、ダニー・バギッシュに3-1で勝利、昨年ベスト4という信じられない進出の情景に戻ってきている。

アスピナルはUKオープン優勝、USダーツマスターズ優勝という夢の2019年としたが、自信あるバギッシュに対しスローなスタートに悩まされセットカウントを0-1の劣勢となった。

しかしアスピナルは巻き戻して第2セットを3-0で取り、その各レッグも15ダーツかそれ以下だった。

アスピナルは第3セットも1-2ダウンから反撃し奪うと最終第4セットではタイムリーな180得点などで勝利、三回戦進出を決めた。三回戦ではクリストフ・ラタイスキーと対戦する。

「凄く緊張したし絶対勝たなきゃと思った。試合最後のあの感覚は味わったことがない。」とアスピナル。

「僕は12か月間でトップ16にのし上がってきたので肩におおきなプレッシャーを背負っている。」

「自分にプレッシャーを掛け過ぎているかも知れない。でも僕はエリートプレーヤーの一人だということをみんなに見せたかったのだ。」

「ああいう風にはプレーしたくない。今はリラックスしたのでクリストフにはもっといいパーフォーマンスを見せられるだろう。彼もトッププレーヤーだ。」

ダーツ最大のイベント第8日はドイツダーツに明かりが灯るものとなった。マックス・ホップとニコ・クルツがこぞって三回戦進出を果たした。

ドイツの衝撃、クルツは夢のデビュー戦を続け第15シードのジョー・カレンに驚愕の3-1勝利とした。カレンはワールドチャンピオンシップで悲惨な結果を続けることとなった。

カレンは過去10回の出場でベスト32を抜けることが出来ていないが、第1セットを最終レッグで勝ち第2セットもレッグカウント2-0リードとした。

しかしこのヨークシャーのプレーヤーと同じくらいの素晴らしいさでクルツは続く7レッグのうち6レッグを奪いセットカウントを2-1リードとした。

第4セットでカレンがオープニングから2レッグを奪い試合は最終セットへ突入かと思われたが、クルツが再び抵抗なく3レッグを連取し三回戦進出を決めた。三回戦ではルーク・ハンフリーズと対戦する。

「完全に言葉を失ってしまった。筆舌に尽くしがたい。」と22歳のクルツ。

「この結果に本当に自信を深めた。このトーナメントで行きつくところまで行きたい。」

「ダーツでもっと先へ行きたいと思うけど僕の経験ではまだ速すぎるし夢中になっていられない。」

一方、ドイツNo.1のホップはオランダのベニト・バン・デ・パスに激戦を戦い3-1で勝利した。

両者ベストではない苦悩の接戦だったが、最終セットで2つの13ダーツを繰り出し、ホップが三回戦進出を果たした。三回戦ではリトアニアのダリウス・ラバノースカスが待ち受けている。

「ドイツダーツにとって偉大な夜となった。これで僕等はダーツスポーツの中で素晴らしい地位を築いた。」とホップ。

「ニコが勝利しても特に驚きはしない。長い目で見てニコどれだけ伸びるかが判るし、彼が練習相手にいることが素晴らしい。」

「出来れば二人ともフォームを維持しワールドチャンピオンシップで行けるところまで行きたい。」

世界No.1のマイケル・バン・ガーウェンはベスト32でリッキー・エバンスと対戦することとなった。エバンスはマーク・マクギーニーと対戦、素晴らしい3-1勝利としたが最終レッグを170チェックアウトで終えていた。

エバンスは典型的な速射スタイルで1レッグも落とさずオープニングから2セットを取ると、マクギーニーは第3セットをレッグカウント0-2ダウンから逆転で奪い返し差を半分に縮めた。

しかしマクギーニーへの猶予は短く、エバンスが15ダーツ、11ダーツ、12ダーツと最高に目を見張るディスプレーを完成させた。

ジョニー・クレイトンも素晴らしい3-0のホワイトウォッシュでイアン・デッカーを下した。彼は三回戦でスティーブン・バンティングと対戦する。

オープニングセットは2-2のタイとなったが、クレイトンが13ダーツでブレークしセットをリードした。さらに139チェックアウト、121チェックアウトなどで続く7レッグのうち6レッグをさらってしまった。

3-0勝利はもう一つ、2度のワールドチャンピオンシップベスト8のダレン・ウェブスターが日本の山田勇樹を吹き飛ばし三回戦進出、エイドリアン・ルイスかクリスト・レイズの勝者と対戦する。

山田は第1レッグを奪ったものの、ウェブスターは大きな反撃もなく106チェックアウト、100チェックアウトなどで9レッグを連取し勝利を決めた。

マービン・キングの道のりは平たんなものではなかった。彼はアイルランドからのデビュー、シアラン・ティーハンに序盤から2セットリードのアドバンテージを取り崩し、ようやくタイブレークで勝利した。

キングは13度目のPDCワールドチャンピオンシップだが、ストレートセットで勝利かに見えたものの、ティーハンが首の皮一枚で76フィニッシュをインブルで決め差を半分とした。

ティーハンは2セットを連取し試合は最終セットへもつれ込んだ。ここでアイルランドの若手才能が3-2リードとする12ダブルを4本外すと、キングが16ダブル、8ダブルとあがり勝利を決めた。彼は三回戦でサイモン・ウィットロックかハリー・ワードの勝者と対戦する。

William Hillワールドチャンピオンシップは土曜、2セッションで二回戦が行われる。ダリル・ガーニー、グレン・ダラン、2度のワールドチャンピオン、エイドリアン・ルイスが戦いを開始する。

第9日も英国ではNOW TVでのスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。

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