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<メジャー>マスターズ、第1日

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2020.02.01 Sat.

上位陣揃って失速、大波乱の幕開け

https://www.pdc.tv/news/2020/…

2020年Ladbrokesマスターズ
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内jはアベレージ>
(勝敗は2018/2019)

1月31日(金)
<一回戦結果>
マイケル・スミス(5)<101.85> 10-6 メンサー・スルホビッチ(12)<97.95>

ネーザン・アスピナル(8)<90.67> 10-4 ジェームス・ウェード(9)<87.55>

ジョニー・クレイトン(16)<93.75> 10-6 マイケル・バン・ガーウェン(1)<94.24>

エイドリアン・ルイス(13)<87.8> 10-5 ロブ・クロス(4)<83.81>

2月1日(土)(現地19:00、日本翌日04:00)
<一回戦組合せ>
ダリル・ガーニー(7) vs デーブ・チズナル(10)
(〇/●●〇)
ギャリー・アンダーソン(6) vs イアン・ホワイト(11)
(〇/ー)
ピーター・ライト(2) vs ジョー・カレン(15)
(〇〇/●〇〇)
ガーウィン・プライス(3) vs サイモン・ウィットロック(14)
(●〇〇〇●/●〇)

2月2日(日)午後セッション(現地12:45、日本21:45)
<準々決勝組合せ>
エイドリアン・ルイス(13) vs マイケル・スミス(5)
(●〇/ー)
ジョニー・クレイトン(16) vs ネーザン・アスピナル(8)
(〇/〇●)
プライス/ウィットロック vs アンダーソン/ホワイト
ライト/カレン vs ガーニー/チズナル

2月2日(日)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<準決勝組合せ>
ルイス/スミス vs クレイトン/アスピナル
プライス/ウィットロック/アンダーソン/ホワイト vs ライト/カレン/ガーニー/チズナル

<決勝>

フォーマット:
一回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ

賞金:
優勝=60,000ポンド
準優勝=25,000ポンド
ベスト4=17,500ポンド
ベスト8=10,000
一回戦敗退=5,000ポンド

ジョニー・クレイトンが金曜のミルトンキーンズで始まった2020年Ladbrokesマスターズ初日の夜に、5年間君臨するマイケル・バン・ガーウェンに衝撃的な結末を迎えさせた。

バン・ガーウェンはこれまでマーシャルアリーナでは20試合負けなしだったが、ウェールズNo.2のクレイトンの方がダブル率に優れ、世界No.1の最悪のスタートを際立たせた。

クレイトンは116チェックアウトで3-0リードとトラップをくぐり抜けると、新しいダーツセットのバン・ガーウェンも反撃し試合は5-5レベルとなった。

バン・ガーウェンは自身のベストの状況になく試合の主導権を奪えない状況で、クレイトンが16ダブル+20ダブルを使った92フィニッシュなどで続く4レッグを連取、9-5として勝利まであと1レッグとした。

この元プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズ準優勝のクレイトンはマッチとなる121フィニッシュでインブルを外すとバン・ガーウェンも同じインブルフィニッシュを決めての164チェックアウト、首の皮一枚で試合をつなげた。

しかしオランダ人の反撃もここまでで続くレッグでクレイトンが3本目で10ダブルを仕留めてバン・ガーウェンの残骸を積み上げた。バン・ガーウェンは新年にワールドチャンピオンシップの栄冠をピーター・ライトに譲ったばかりだった。

「僕は凄く嬉しいウェールズ人の一人だ。うまくいって本当に素敵な感触だ。」とテレビ放映での自身最高の勝利を振り返ったクレイトン。

「マイケルとの対戦ではどのような展開か想像できる。僕も過去の経験からどのような展開となるかを判っていて試合に臨んだ。」

「この試合は僕のものだと思えた。ここでは如何に確実性が高いかを見せることが出来たし出来れば今年僕が成し遂げる大きな事のスタートであって欲しい。」

「明日は1日休息を取ってウェールズのラグビー観戦だ。日曜にはとても期待している。僕がどこまで行けるかは誰も判らない。世界超一流のプレーヤーをやっつけたのは僕の大きなステップだ。」

クレイトンは日曜午後の準々決勝でネーザン・アスピナルと対戦する。このUKオープンとUSダーツマスターズチャンピオンはジェームス・ウェードに10-4で勝利しマスターズデビューを果たした。

試合はぐずついたスタートで、両者ともベストフォームを作り上げるのに苦労していが世界No.8のアスピナルが終盤6レッグを抵抗なく連取し気持ちよく勝ち抜けた。

「試合には勝ったけど僕のパーフォーマンスにはとても不満だ。」と世界No.8のアスピナル。

「とても厳しい試合だった。あれはブレーク後の第1レッグだった。僕は何も意欲もわかずいつものリズムに入れなかった。ジェームスも試合に集中できていなかった。」

「2年前はこんな試合で負けていた。でも今は状況を考えられるし浮上できた。」

「中盤のいくつかのレッグでいい感触をもったし得点力は問題なかった。でもこれが僕のデビュー戦だし何とか抜け出せた。日曜に向けて準備しなくちゃ。」

第5シードのマイケル・スミスはアベレージ101.85のハイレベルで今年のスタートを切った。彼はこのトーナメントの第1試合でメンサー・スルホビッチを素晴らしい10-6で下した。

スルホビッチはオープニングからの2レッグを奪ったがスミスが攻勢を掛け続く5レッグを奪い返した。オーストリアNo.1は反撃し8-6と2レッグ差へ詰め寄った。

しかしスミスは自力を発揮し113チェックアウトで勝利まであと1レッグとし、最後は11ダーツで仕留め3度目の準々決勝進出を決めた。

「いい感じだ。いいフィニッシュで終えられるようになった。」とスミス。彼は6個の180得点とダブルトライでは7本をミスしただけだった。

「ひどかった2019年年末に比べると今年度のスタートとしては素晴らしかった。」

「僕はやっと始めたばかりの少年のような気持ちだ。早く試合がしたくてたまらない。」

「ここでの敗退はしおれてしまっただろうけどちゃんとしたアベレージが出せたしいいパーフォーマンスで日曜へ行けた。」

スミスは準々決勝で2013年準優勝のエイドリアン・ルイスと対戦する。ルイスは元ワールドチャンピオン同士の戦いでロブ・クロスを10-5で下していた。

この両者とも試合全般で自分のレンジを見つけられず苦労していたが、ルイスが徐々にトリプルに絡みだし3年ぶりの準々決勝進出を決めた。

「どちらが先に飛び出すかだった。二人ともパーフォーマンスに不満たらたらだった。でも僕が抜け出せた。」とルイス。彼は最終レッグを11ダーツで仕留めていた。

「凄く練習してきたしいい方向へ持っていこうと努力している。ダブルが時に大きくかかわるので特にフィニッシュを練習している。」

「この18か月は安定性がだめだった。今夜がその例だ。でも日曜にうまくいけばこのタイトルを勝つ可能性もある。」

土曜は残るベスト16の4試合が行われ、ピーター・ライトが初めてワールドチャンピオンとして登場、ジョー・カレンと対戦する。

2度のワールドチャンピオン、ギャリー・アンダーソンはイアン・ホワイトと、世界No.3のガーウィン・プライスはサイモン・ウィットロックと、ダリル・ガーニーはデーブ・チズナルと対戦する。

このトーナメントは英国ではITV4で、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網およびpdc.tvでライブ放映される。

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