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ケビン・ペインターが引退

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2021.02.21 Sun.

「アーティスト」のニックネームで親しまれる

https://www.pdc.tv/news/2021/…

ケビン・ペインターがダーツ界でおよそ30年間の戦いを終え、プロフェッショナルダーツからの引退を公表、自信を持ってキャリアを語った。

ペインターは1990年代初頭に頭角を現し、初めてPDCのステージに上がったのがPDCへ移籍する前年の2000年のワールドグランプリで翌年からPDCサーキットへ参加した。

彼は2003/04ワールドチャンピオンシップ決勝へ進出し素晴らしいダーツでフィル・テーラーと対戦、この試合は最終サドンデスまで及んだ。彼の最後のビッグステージでの優勝は2011年プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズだった。

ペインターはこれら好成績により2012年プレミアリーグへ出場したこともあったが、2018年末にPDCツアーカードを失効していた。

彼は2019年、2020年とPDC Unicornチャレンジツアーへ出場し2021年Qスクールにも挑戦したもののツアーカード獲得に至らず、その結果引退の決断となった。

「25年間は本当にいい思い出で誇りに思っている。」とPDCとのインタビューでのペインター。「プロフェッショナルになって25年が経ったが、実際ダーツを持ったのが1983年~84年頃だから随分と長いしいつも素晴らしい時間だった。」

「僕はとても楽しむことが出来た。試合中とても幸運に恵まれたいくつかあったし各所へも訪れ本当に楽しい時を過ごした。」

「およそ18カ月前あたりから引退について考えるようになった。もしQスクールを通らなかったら本当に失望するだろうし引退としては悪いタイミングじゃないだろうかと考えていた。しかし実際はそうでもなかった。」

「2014年あたりでも一度下降線を辿る時があり、イベントを楽しむために真剣に原因を探った時もあった。」

「僕はテレビイベントへの出場を唯一の楽しみとしていたし、フロアイベントには興味を示さなかった。やってることが楽しくなかったら、二重の苦労が掛かってくる。」

「これらの素晴らしいプレーヤーと対戦することになってもメンタル的にちゃんとしていなければ、試合もとても難しいものになってしまう。」

「僕はそんなに上手くなかったのでずっと止めることはなかった。僕はいつも同じ間違いばかりしていた。ここ3年間は多くのチャンスを逃し勝てた筈の余りにも多くの試合を負けてしまった。全てがごちゃごちゃになってしまった。」

「試合から遠ざかっていた状況から直ぐにもっと集中しろとなってももう集中は出来ない。」

「とっても不思議なことに、肩から自分自身による期待の重荷が消えた感触だ。もしまだプレーしようとしツアーに戻るなら、自分の技量も知っておりまたフラストレーションが溜まり、常にどんどん厳しい挑戦をしなければならない。止めたとしても期待の重荷はまだ残っている。」

「でも僕はもうこれ以上やらないと決めたので大丈夫だ。まだダーツを完全密封していない。試合はまだ楽しむだろうがPDCのプロの関係からは退く。」

「なにがしかの試合は続けるしエギジビションはするつもり。でも徐々に減らす段階だと思う。」

「引退をがっかりする代わりに、たくさんいい思い出を振り返り多くの素晴らしかったことに感激している。」

ペインターの優勝の頂点は2011年12月にプレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズ決勝でマーク・ウェブスターを破った時で膝から崩れ落ち、ビッグステージでの栄冠を喜んだ。

「一つ優勝できてほっとした瞬間だった。」とドンカスタードームでの記念すべき夜を思い出す53歳。「2011年など一度経験するとあれはテレビメジャーを優勝するベストチャンスだったのか心配しだす。」

「あの試合で優勢となり、このチャンスは放り出す訳にいかない、もうこれほどのチャンスは来ないかも知れない。」

「1本でダブルを仕留めその時が来て試合に勝った。もしまた入らずごちゃごちゃしたらもう二度とチャンスは訪れなかっただろう。」

「ほっとし達成感への幸福を味わった。何千ものプレーヤーがテレビメジャーを優勝できずに居るだろう、さらにワールドチャンピオンシップ決勝も味わったこともないだろう。

「僕はテレビメジャーで優勝もしたしワールドチャンピオンシップ決勝にも出場した。プレミアリーグでもプレーした。全然悪くないだろ?」

「プレミアリーグではどんな瞬間でも大好きだった、本当に素晴らしいものだ。このプレミアリーグ開催中の5カ月間、僕はプロツアーで全く使い物にならなかった。いつもプレミアリーグの夜のことばかり考えていたからね。」

「プレミアリーグを木曜夜に終え金曜にプロツアーへ向け旅立つ。でも考えることは次週の木曜日のことだけ。それほどエキサイティングなものだ。僕は愛して止まない。」

ペインターはまたUKオープンとラスベガスデザートクラシックでベスト4まで経験している。またPDCランキングタイトルのいくつかも優勝している。

「僕はまだ少し未達感があるけど、多くのそれは相手がフィルとの対戦によるものだった。」と付け加えた。確かに彼らのシードでテーラーとはベスト8、ベスト4でぶつかっていた。

「フィルは全部勝っていた。もしフィルじゃなかったら、僕がまずワールドタイトルを獲得していたと思う。その後幾つかメジャーにも優勝したかも知れない。でも僕の調子のいい時でもフィルが全部持って行った。」

「もの凄く多くのプレーヤーも全く同じことを言う。でも振り返れば僕は語り伝えるようなことも沢山出来たし、今頃のプレーヤーはもう真似するのも難しいだろうね。」

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