スローライン計測ツールの特徴あれこれ
家庭用ボード設置の時に、あるとたいへん便利なスローラインの計測ツール。最近、新製品が出ていたので、以前からある製品と比べてみましたよ。
まずは、従来製品。
右下:VOKS TOELINE CHECKER
左下:unicorn OCHE-MATE
そして新製品。
右上:WINMAU SETUP PRO
左上:TARGET OCHE-TAPE
一般的な巻尺の形をした新製品は、何といっても扱いやすいですよね。持ち歩きにも便利です。…あまり持ち歩かないと思うけど。(笑)
さて、それぞれの特徴を個別に見ていきます。
まずはVOKS TOELINE CHECKER。
正直なところ、使いづらい。ボードに刺す部分が外れやすいんですよね。最終的に粘着テープとかで固定するハメになる。
ちなみに矢印の部分でチェーンを切り離すとボードの高さを測る長さになります。
スティール用、ソフト用それぞれ別商品になってます。
今となってはこれを買おうとしてもなかなか見つからないので、まあ、これは参考程度に。
次はunicorn OCHE-MATE。
写真はスティール測定用の説明面。裏にソフト用の説明が書いてある。
テープに開いている穴にチップをとおしてボードのセンターに刺し、テープ先端でライン位置を決定します。
スティール用の赤い穴、ソフト用の金色の穴で距離を測ります。
これ一個でスティール、ソフト両方が測れ、必要十分な機能を備えてます。
そして新製品、TARGET OCHE-TAPE。
テープの先端をボードに刺し、テープを伸ばして設置するボードの種類に応じてテープに記されたマーク位置で計測します。
WINMAU SETUP PROも計測方法は同じです。
こちらの製品の特長は、車椅子プレーヤー向けのボード高を計測するマークがついていることです。
基本的にほぼ同じ形状の新製品ですが、ちょっと気になったのはボードに刺すテープ先端の穴の大きさです。
WINMAU製品の穴は直径4mm、TARGET製品は3mmと、意外に穴の大きさが違うんですよね。
実はこの差がちょっとくせ者。
こちらはTARGET製品。
3mmの穴にチップを通してセンタービットに刺すと、ご覧のようにピッタリとボードに密着します。
一方WINMAU製品は、4mmの穴が大き過ぎて、チップの最上部まで上がってしまいます。
穴の中心部がメジャー目盛の起点になっていますので、これだとボードから浮いている分だけ距離が長くなってしまうんですね。
まあ、実際は1cmあるか無いかの差なので、そう気にならないかもしれませんが、キッチリ測りたい人は浮いた分だけマークより短めにラインを設置することをお勧めします。