UNITEシリーズの系譜
二人のバレルデザイナーによる夢の競演
DMCからUNITEシリーズの最新作「UINTE16」が発売になりました。
このUNITEシリーズ、もともとは2005年から開始されたトーナメント「burn.」の会場限定販売バレルに端を発したバレルです。
企画当初は野村氏とKTM.氏が別々のモデルをデザインしていましたが、2009年から二人でひとつのバレルを「ユナイト(合体・団結の意)」してデザインする、現在のスタイルになりました。
(burn.モデルについては次回のコラムで紹介します)
数々の名勝負が展開されたburn.トーナメントも2013年を最後に幕を下ろしますが、UNITEシリーズはその後も年一回の発売が続き、今月1日に最新作のUNITE16が発売となりました。
今作は「飛ばすんじゃない、跳ぶんだ」というキャッチ」がついてますが、10角柱形状に立溝とリングカットを配したグリップポイントにより、ギッチリ食いつきますね。で、売り文句通りブッ跳んでくれます。
ワタシ的には、ちょっと飛び過ぎですかね~。
さて、各バレルのスペックです。
全長 最大径 重量
UNITE09 39.0mm 7.5mm 18g
UNITE10 41.0mm 7.0mm 18g
UNITE11 38.0mm 7.8mm 18g
UNITE12 41.0mm 7.3mm 18g
UNITE13 39.0mm 7.6mm 18g
UNITE14 40.0mm 7.5mm 18g
UNITE15 41.0mm 7.6mm 18g
UNITE16 43.0mm 7.1mm 18g
基本的に39mm前後のスタンダード・トルピードというのがこれまでのオーソドックスな形状でしたが、UNTITE16は6年ぶりにストレートで、全長も43mmと史上最長で、これまでにないチャレンジングな形状。
まあ09の窪み・13のOリング・15の逆シャーク等々、チャレンジングな試みは毎度のコトですけどね。
いろいろな角度から新しい道を模索するのが、このUNITEシリーズの存在意義とも言えるでしょう。
個人的には、無くなってしまったACUTE仕様が復活してくれると、とても嬉しいのですが…叶わぬ願いですな。