フュージョンの新しい地平
Fusionは新しい時代へ突入した
Fusion=「融合・結合」なんていう意味らしい。
二つの金属を合体して一つのバレルとするスペシャルなや〜つです。
もともとタングステンとチタンという比重の差が大きい金属を合わせることで極端な前重心・後重心を実現してきたのが、これまでのFusionでした。
上がFusion JET
下がDumDum V2
いずれもバレル前方にタングステン(比重:19.3)、バレル後部にチタン(比重:4.54)という重さの差により、これまでのバレルに無い前重心を実現。
上がSAMURAI Fusion R7
下がSAMURAI Fusion R9
こちらはバレル前方にチタン(比重:4.54)、バレル後部にタングステン(比重:19.3)を使って、後重心のバレルになってます。
さて、ここで先日発売された新しいFusion「WAVE」を見てみよう。
ん?黒いな。(笑)
これまでのレインボーカラーじゃない。
どっちかといえば見た目は「SAMURAI Sシリーズ」に近い。
う〜ん、どうやら今度のFusionは、これまでとは違うみたいだぞ!
どれどれ、ふむふむ。今度のヤツはチタンじゃなくてシルバー(銀)とのフュージョンなのか。
しかも、シルバーの部分はバレル中央に配置されている。
これ、重心位置を変化させるためのフュージョンじゃないんだね。
じゃあ、何の為かっていうとデザイン性を高める為らしいんです。
銀は金属の中で最も可視光線の反射率が高い。すなわち輝きが強いワケ。
そして展延性が高く、加工し易い。すなわち色んなデザインに仕上げることが可能なんです。
確かにシルバーアクセって、細やかなデザインのものが多いよね。そういうことなんだ。
波(Wave)のデザインもシルバーだからできる芸当なワケですよ。
ちなみにチタンはとっても「硬くてもろい」。
こんな細かい加工したら、直ぐに欠けてしまうんですね〜。
そうかそうか、デザイン性のためのFusionか。
あれ?こういうの以前どっかで見たような気がするな…。
あ、そうか、どっちかというと、コッチの流れなんだな。
納得。