4BAラブ 前編
レアな存在からの脱却
「Acute」「Sleek」「Excore」「M3」「Convex」「凸式」「Front Point」「Speed」…いろんな呼び名がありますな~。
いわゆる「4BA」、逆ネジのチップ形状を持ったバレルですね。
私はこの先端に精緻なネジ部が突出している「造形美」が好きなんです。
「前重心で飛びが…」とか「スティールとバランスがあまり変わらないから…」とか、4BAモデルの利点についてはいろいろ言われてきましたが、私の選択基準はぶっちゃけ「かっこいい」と感じたからなんですね。(笑)
かつては市場に出るモデルが数少なかったので、そこはかとなくレア感もありましたしね。
2010年あたりまでは、当時市場に出ていて手に入ることができる4BAバレルは全て入手して、並べて眺めてはニヤニヤしていた時代でした。それほど数が無かったことから、この時私は「今後発売される4BAはすべて手に入れよう」と決心してしまったのです。それが、その後の不幸(?)の始まりとなります。
ところが2010年を過ぎた頃からでしょうかね。新発売のバレルには当たり前のように4BAタイプがラインアップされる時代がきます。2BAしかなかった既存モデルに4BAタイプが後付けで発売されることもよくありました。
プレーヤーにとって「選択肢が増えた」という点においては喜ばしいことではありました。販売店さん的には売り場スペースの問題であまり歓迎されなかったでしょうけど。
自分的には嬉しくもありながら、懐具合との相談で非常に厳しい時代の到来でありました。
特にJokerさんがHybridシリーズを発表した時は、目を疑いましたね。まずは「星座」をモチーフとした時点で12種の購入が決まり、さらに各星座で長さの違う2タイプがラインアップされたため、例外はありながら種類数はほぼ倍になりました。ダメ押しでマイクロカットを採用したPGシリーズが後から加わるなど、最終的にHybridシリーズのSleekタイプは40種まで膨らんだのです。
ええ、全部揃えました。半ば「意地」でしたね。(笑)
しかし、今思えば、この頃が4BAバレルの「全盛期」だったのかもしれません。(後編へ続く)