バレル洗浄液 戦国時代
この年末になって急にアツくなった「バレルクリーナー」業界。
先発のZNIQUE ステインリムーバー(左)に対して、後発の
S4-DARTS スーパーディップ(中)、JOKERDRIVER MAGIC CLEANER(右)はどれだけの実力があるのかを試してみましたよ。
例によって、素人によるテストですので、あくまで参考程度にとどめて下さい。
実験は各クリーナー液にバレルを浸し、規定時間で引き揚げて水で洗い流しキッチンペーパーで水気を拭き取りました。
まず、これが実験前。
三年ほど室内展示して、全体にクスミが出ています。
これは30秒間クリーナー液に浸したもの。
ステインリムーバー(上)
S4-DARTS スーパーディップ(中)
JOKERDRIVER MAGIC CLEANER(下)
いずれも輝きが蘇っていますが、まだ一部にクスミが残ってますね。
こちらは更に3分間クリーナー液に浸したもの。
ステインリムーバー(上)
S4-DARTS スーパーディップ(中)
JOKERDRIVER MAGIC CLEANER(下)
ほとんどクスミは見られなくなりました。
各製品における結果の差は、あまり感じられません。
一般的なクスミに対しては、どの製品も充分に元の輝きを取り戻す能力を備えています。
では、もっとひどい状態のバレルではどうか?
10年ちかく室内展示され、かなりしつこいシミ状の汚れが付着したバレルを用意しました。
で、3分間浸けてみましたが…
あまり変化無いですね。
ちょっと条件が過酷すぎましたかね?
ここまでひどい場合は、やはり電動ドライバーで廻しながらワイヤーブラシでゴシゴシと汚れをこそぎ落とすしかないですね。
はい、新品同様ピカピカになりました。
ワイヤーブラシを掛けるとバレルが傷つくと思われがちですが、タングステンの方がだんぜん硬いので、心配は無用ですよ。
タングステンならね。
<まとめ>
今回試した三種のクリーナーに関しては、特にどれが優れているとかの差は殆ど感じられず、どれも一般的な汚れに対しては、液に浸すだけで一目明らかな洗浄効果が認められました。
各製品の差といえば、液自体より使用されている「容器」に使い勝手の差を感じましたね。
容器の口の広さですが、できれば1セット3本を一遍に液に浸したい。
ZNIQUEの容器は十分な広さがありますが、他製品容器は1本しか出し入れできないんです。
本数を多く処理する場合には作業効率に大きな差が出ますね。
もっとも利用者の大多数の方は、そんなに本数多く処理することはないでしょうから、決定的な差ではありませんがね。
そもそも容器を移し替えれば済む話ですしね。
自分的には、とにかくキレイにしたいバレルの本数がハンパ無いので、どんな汚れも浸すだけで手間を掛けずにピカピカになるクリーナーが欲しいんですけど、それは無いものねだりなんですかねぇ。