No Groove No Taper !!
いわゆる「ノーグルーブ」=カットが全く無いバレルは意外と多く存在してますし、「ノーテーパー」=バレルに角度が無い、要はストレートバレルってことですが、言うまでもなく星の数ほど多く存在してます。
ところが「ノーグルーブ & ノーテーパー」のバレルってのは、とても少ない。
まあ、ぶっちゃけ単なる「タングステン棒」ですからね。(笑)
作る事自体は難しくないけど、販売・採算を考えると、もうそれは無謀と言っても過言ではないでしょう。
そんな状況にあって、久しぶりに「No Groove No Taper」のバレルが発売になりました。
ナチュラルナインの「NULL」です。
「NULL」ってのは、コンピュータ用語で「何もない」という意味なんですが、バレルの特性を表す、良いネーミングです。
全長44mm
最大径6.6mm
単体重量17.5g
という諸元です。
以前から存在する同種のバレルとして、有名なのはユニコーンの「テリー・ジェンキンス」モデルです。
実は僅かにテーパー付いているとの情報もありますが、見た目にも触っても全く感じられないので、ストレートと言っておきます。
こちらのソフトモデルは既に廃盤になってると思いますが、諸元は
17gモデル
全長38.5mm
最大径6.18mm
単体重量14.3g
19gモデル
全長40.9mm
最大径6.18mm
単体重量16.4g
国産では吉祥寺のmoAが出した「神ダーツ初号機」。
こちらも廃盤になってますね。(苦笑)
諸元データはネット上で見つからなかったので手持ちバレルの実測値です。
全長40.0mm
最大径6.6mm
単体重量16.5g
スティールモデルでは、既述のテリー・ジェンキンスはじめ、写真のようにいくつかのモデルがありますね。
これ以外にも私のコレクションには無いけど、世の中には在るみたい。スティール沼は底が深すぎるので追いかけられません。(笑)
実際投げてみて、やっぱりカットが無いことによる「スベリ」「すっぽ抜け」が気になってしまうワケなんだけど、逆に言うと過剰に速いスローやテイクバックを矯正したい時、カットに頼り過ぎかなと思うような時とかに効果的なツールになると思います。