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立体成型フライトあれこれ

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2016.02.05 Fri.

Harrowsに続きWinmauからも登場

右側上からCric・Stealth・Lフライト 左側上からFit Air・Joker零・EVA

2014年中頃まで国内メーカーの独壇場だった立体成型フライトですが、
HarrowsのCricが発売になり、そして最近ではWinmauからStealthが登場。
シャフト一体型のCondorもあわせ、群雄割拠の戦国時代になりました。

特に、いわゆる「スピン」タイプの機構を持つ海外2製品は、
Lフライト、Fitフライトが寡占する業界にどれだけ食い込むか注目されます。

各フライトの重量を実測してみました。
  Cric  0.82~0.85g   Stealth 1.25~1.30g  
  Lフラ 0.61~0.62g   Fit Air 0.58~0.60g
  Joker零 0.85~0.86g   EVA 0.70~0.73g
たまたまかもしれませんが国内メーカーは比較的、個体差が少なかったですね。

言うまでもなく、シャフトとの結合様式が各フライトでそれぞれ違いますし、羽の厚みもそれぞれ違いますからあまり重さを測っても意味無いかもしれませんが、まあ参考までということでお考え下さい。

軽さを求めて薄いフライトは、やはり耐久性を犠牲にしている側面がありますし、逆に耐久性を求めて厚めなフライトは姿勢制御力が若干犠牲になります。

本当はシャフト込みでの重量測定も必要でしょうが、それはそれで検証パターンが増えすぎるので、ここではパスします。(苦笑)

注目は新参入したStealthが採用したシャフトです。

なんていうか成型フライト版のSlikStikって感じの、フライト最後尾まで貫通するシャフトなんですね。

そのため他社製品と比較するとフライトの前部から後部まで軸部分の膨らみが若干大きくなっています。後発のバレルが絡んだ際の影響はさほど無いと思いますが、どうでしょうね。

あと、羽の「回りやすさ」ですが、やはりFitがダントツでクルクル回ります。なんたって息を吹きかければ回りますからね。(笑)
Lフラ+サイレント、Cric、Stealthは、いずれも「後のバレルが当たったら動く」くらい。
強いて言えば回りやすい順にCric→Lフラ+サイレント→Stealthの順かな。

私は個人的に風車みたいにクルクル回るのが大好きでFitを使い続けてますが、できれば回転は必要最小限にしたい方にはStealthが向いてそうです。

ちょっと気になるのはStealthを指で回すと、動きに少しムラがあるのですね。(個体差あると思いますけど)
成型にわずかな歪みがあるのでしょうかね? フライトとシャフトの接触面積が他社製品と比べて大きいので、より加工に精度が求められるのだと思います。
まあ、実際のプレイ内では全く影響は無いと思いますが、いささか残念なところではあります。

まあね、サイレントシャフトも初期ロットは振ると「カタカタ」とガタつきがあったりしてたもんですけど、改良を重ねて現在の成熟度を実現しています。
後発組も改良を重ねてどんどん良くなってくれることを期待します。

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