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飛行機と「工具」

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2024.05.29 Wed.

ちょっと前の話ですが、One80さんからミニプライヤーが
発売されましたね。

私も、普段使っているダーツケースにマルチツールや
ミニプライヤーをぶら下げて持ち歩いています。

チップ交換や折れチップをボードセグメントから除去するのに
便利であることは勿論ですが、それ以外でも普通の生活の中で
時々役に立ってくれることがあり「持ってて良かった」という
ケースが何度かありました。

そんな普段から持ち歩いていると便利なグッズですけど、
飛行機に乗る時だけはちょっとだけ注意した方がいいですよ。
こうした半ば「おもちゃ」に近いようなモノでも、「工具」と
認識されると、保安検査所で指摘されるケースがある点です。

「ナイフが付いているマルチツールはダメ」というのはよく
知られている話ですけど、実は刃物がついていなくても
「工具類」は、基本的に機内持ち込みができないのです。

国土交通省のHPを見ると、
「機内持込み・お預け手荷物における危険物の代表例」として、
道具類・工具類については「預かり手荷物」は大丈夫ですが、
「機内持ち込み」についてはだいたい禁止されています。

ただ「長さ15cm以下のものは持込可能」と備考欄に記述がありまして、
今回のようなミニツールは全長10cm程度なのでセーフなはずなのですが、
この ”小さいモノはOK” を理解していない検査官がいらっしゃるようで
私も以前、羽田空港の検査所で呼び止められたことがあります。

それまで、一度も言われたこと無かったのでまったく想定外でした。
結局、その時も数分待たされた結果、問題なしということで破棄は
免れたのですが、まあ、こういうことは偶にあるようなので、
皆さんもご留意ください。

あと、その時の「情勢」によって一時的に普段より厳しいルールが
適用されるケース、航空会社によってはより厳しく制限しているケースも
あります。指摘された時は検査官の言うことに従うしかありませんな。

まあ、飛行機に乗る時は持たずに出掛けるのが一番ですけどね。

※補足
この「15cm以下OK」は、あくまで刃物が付いていない工具ですからね。
刃物が付いているマルチツール等は、小さくてもアウトです。
破棄するか、預かり手荷物にして搭乗してください。

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