近代ダーツの父・マチダーツ長嶋の講演会
なぜこのような活動をしているのか? 本当の目的が何か他にあるのか? あなたにとって何かメリットがあるのか? 最近よく、マチダーツの活動について興味を持ってくれ、熱い思いを聞かれるのですが、自分は初対面の人や人前で話す事が大の苦手で、しっかりと答えられた試しがありません(笑)
ですので、今回は講演会の台本でも書いているつもりで、私の活動へ対する思いを記していきたいと思います。あ、実際に講演会を実施するわけではございませんのであしからず。
こういう事は、最初にしっかりと伝えたかったんですが、何も実行せず、夢を語るような胡散臭い人間にはなりたくなかったので1年間寝かさせてもらいました。ただそれでも暑苦しくてウザいと感じる方もいると思うので、松岡修造さんが平気な方で、あくまで興味ある方だけ、読んでいただければと思います。
ダーツの人気に陰りを感じた
ダーツをしない一般人からすればダーツは所詮ゲーム。ゲームはいつか飽きるものですよね。大人の男性をターゲットに商売してきたダーツも、生活環境の変化などで、だいたい2〜3年周期で客は離れていきます。それでも昔は新規客が多かったから良かったんです。
しかし、お酒を飲む人も喫煙者も半分以下となっている今の日本において、いまだダーツを投げれる場所はBARがメイン。これでは世の中のBAR文化とともに、ダーツ業界も衰退していくのは当たり前ですよね。
ではなぜ、過半数以上の日本人をターゲットにする店舗がなかなか出てこないのか。
それは単純に、儲け方が分からない、利益が見積もれないからだと思います。BARの主な収入源といえば、お酒などのドリンク代なわけですが、そこは期待できない。ではゲーム代で儲けるのか?コインボックスが詰まるくらい儲かっていた12年前ならまだしも、1ゲーム100円でも渋られる今の時代に?それは誰もが投げるのを待つくらいの環境を作らないと難しいですよね。
全く新しいダーツスポットの提案
では、昼から夜まで常にマシンが埋まっているようなダーツスポットを作るにはどうすればいいのか?現状のダーツ業界でこれを達成しようとすれば、よっぽど商売のセンスがないと難しいと思います。
あとはブルーオーシャンをみつけ、時代を動かすしかない。それを考えた結果、私は“スポーツとしてダーツを普及する事”が最善の道ではないかという答えに辿り着きました。ダーツの競技性は、子供から老人まで多くの世代で楽しむ事ができる魅力的なコンテンツです。こんな競技は他にそうそうないですよね。
ダーツをスポーツとして文化にする事ができれば、学校などでのクラブ活動から、シニアクラブのレクリエーションまで、一生涯楽しめるスポーツとして飽きずに取り組む人が増えるのではないのか。朝は老人、昼は主婦、夕方は放課後の子供達、夜は家族で。スポーツクラブみたいな感じですかね。もしそんなずっとお客様がいる全く新しいダーツスポットを作る事ができたなら、ダーツ業界の未来は明るいですよね。
では今すぐそのようなコンセプトでお店を出したら繁盛するのか? 間違いなく赤字続きで潰れるでしょうね。いまはまだ世の中のダーツのイメージは大人の夜の遊びですかないですから。
結果的にダーツBARも潤ってほしい
私はダーツBARが無くなればいいのにとは、これっぽっちも思っていません。またスポーツとしてのダーツが流行ったとしても、ゲームとしてのダーツとも共存していくべきで、私の描く未来では、ゲームとしてのダーツを最も楽しめる場所がダーツBARになって欲しいと思っています。
そもそも世の中の全てのスポーツは遊びの延長で、そこから肉体や精神を駆使するのがスポーツ、無理せず楽しむのがレクリエーション(ゲーム)くらいの違い。ただ現状、ダーツへの入り口が、ゲームだけであることが残念なんですよね。
プロになる人は、ゲームからスポーツになっていく感覚だと思いますが、その逆に、真剣なスポーツからダーツに入った人が、BARで楽しむ流れが出来れば、ダーツ業界も今より潤うのではないでしょうか。
最終目標がオリンピックではない
話しを戻しますが、スポーツとしてのダーツがコンセプトの新しいダーツスポットが盛り上がる時代を作る為には、当たり前のことですが、スポーツとしてのダーツを世の中に知ってもらわなければ始まりません。
日本という国はオリンピックにならないとスポーツと認めない風潮があるので、私は簡単に分かりやすい夢として『ダーツをオリンピック競技にしたい』と語るようにしています。ただ本来の目標は、生涯スポーツとしてのダーツを普及する事なので、オリンピックのその先にあるものだと考えています。
もちろん私がどうこう出来るレベルの話しではありませんし、私が生きている間に実現するかどうかも分かりません。それでも『ダーツをオリンピックに』と言い続ける事で、スポーツとしてダーツを始めた人が、同じように夢を描き、未来へ引き継いでくれる事が大切なのではないかなと思います。
その第一歩として、町田市をダーツの街のモデルケースとして成功させる為に、昨年から活動をはじめました。3年後の2020年くらいには何かひとつ大きな成果を町田で残したいですね。
その結果、ダーツで町興しに成功している地域があるらしい。B級グルメの次はダーツらしい。オシャレでカッコ良いから、子供から老人まで食いつきが良いらしい。そんな感じで話題となり、ダーツを取り入れる市町村が増えれば、スポーツとしてのダーツをコンセプトにしたお店も、誰かがオープンしてくれるのではないでしょうか(笑)
なぜそこまでダーツに生きるのか
東京オリンピックの追加種目が発表されたのが2015年だったかな?せっかく2020年に東京で開催されるのに、そこでダーツを追加種目に加えようと真剣に動いた団体や人物がいたのでしょうか?いろいろとリサーチしましたが、1人としてそのような人に辿り着く事はできませんでした。
ダーツ人気に陰りを感じ、ダーツをスポーツとして盛り上げるべきだと感じ始めていたのもこの時期だったので、非常に残念に感じましたね。ロンドンオリンピック時の挑戦で諦めたのでしょうか。何度失敗してもいいじゃないですか。諦めた時が試合終了ですよ。
ただ、不満を言ったところで仕方ないですし、自分自身も何もしていなかったので、文句を言う筋合いは全くありません。だからこそ今度は自分で行動しようと。ダーツに生きるものとして後悔の無いように、出来る範囲から始めようと。
たぶん、自分に熱くなれるモノが欲しかっただけなんだと思います。時代を変えたい。挑戦者でありたい。ただの自己満かもしれません。ただ、これが本当に世の中が必要としていた事であれば、支援してくれる人も徐々に増え、後からお金もついてくるのではないかとポジティブに考えています。
最初の東京オリンピックが1964年。次が2020年。ならその次は2070年くらいですかね?確実に私は死んでいるので、2040年くらいに大阪あたりで一回開催してほしいですね。その頃には“近代ダーツの父”と呼ばれる伝説の老人になっておきたいと思います(笑)
最後まで長文を読んで頂きありがとうございました。
2017年下半期のNPO活動予定
7月16日(日)
第16回・子どもも大人も遊びもまちだ展
主催:町田市レクリエーション連盟
9月8日(金)
アナログゲームクラブでのダーツ体験1
主催:横浜市立森の台小学校
8月~12月 ※2~5回開催
ソフトダーツ教室(仮)
主催:まちだーつ×町田市教育委員会
12月3日(日)
第11回市民協働フェスティバル・まちカフェ!
主催:町田市市民協働推進課
12月15日(金)
『アナログゲームクラブでのダーツ体験2』
主催:横浜市立森の台小学校
毎月 第2日曜日
『町田公民館・まちだダーツCLUB』
主催:まちだーつ
▼マチダーツ|お問い合わせ専用LINE
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