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「君はどこを目指しているの?」 by KTM.

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私がダーツをはじめて3年くらいの時、KTM.さんに言われた言葉です(笑)

2008年11月、まだYouTubeとか動画があまり普及していない時代に、DJO東京大会のブースでKTM.さんがダーツの個人レッスンをしていたんですよね。当時の私は本当に趣味レベルだったので、自分のフォームを研究するというスポーツ的な考えはあまり無く。ただ早々と負けて暇だったので何となく整理券を受け取り受けてみたんですよ。

勿論その当時KTM.さんとは面識もなく、私が勝手に抱いていた印象は業界の恐い人。。だって写真と噂でしか認識していなくてあの見た目ですからね?(笑)かなりビビりながら1対1の空間に入って行ったのを覚えています。そしてツースローくらいした後、事件がおこったんですよ。

「君はどこを目指しているの?」と。

あのKTM.さんに真顔で言われ、それが私の脳内で「お前はダーツ舐めてんの?」と勝手に変換されたんですよね(笑)もうチビりそうになりながらとっさに「プロになりたいです!」と心にも思ってもいない事を言ったのを今でもはっきり覚えています。。

独特なフォームだったのか、変な癖があったのか。でもそれで投げ込まれているし本人も悩んでいないので、そのまま続けてもAフラくらいならなれるけど、もっと上目指したい?という感じだったんだと今なら分かりますけどね。もちろんプロを目指していると言った私にKTM.さんは丁寧にダーツを教えてくれました。←必死にフォロー(笑)

でもこの言葉、Twitterとかでもダーツの悩みを見かけるたびによく思い出すんですよ。この人はどこまで上達すれば満足なんだろうと。もちろん嫌味な気持ちではなく純粋に。

イップスが治って気持ちよく投げれるようになったら満足とかなら分かるんですが、普通に下手で上達したくて悩んでる人でも全員が全員レーティング18を目指してるわけではないじゃないですか?とはいえ明確にレーティング10とか決めている人も少ないと思うんですよね。だとしたらどこまでいけば満足するのだろうかと。

自分の絶好調の時のイメージに近づけたいのなら、それはメンタル的に負のループに陥るだけなので、まずは投げれていない今の自分が本来の実力だと認める方が楽になるかもですね。

何だかまとまりの無い話しになりましたが、私の執筆場所である通勤電車を降りなければならない時間になったので、最後に私の好きなサッカー選手が言っていたラテン語をお伝えしておきます。

Disce gaudere.(ディスケ・ガウデーレ)
『楽しむ事を学べ』

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