【46日目】
1日の始まりと終わり
朝起きるとこの時期で冬のような寒さを感じる。
イギリスでは当たり前かもしれないが僕の体はまだ慣れない。
いつものように6:30に起床し7:20に家を出る。
こちらの家は大きな一軒家を5,6世帯で間切して住むのが一般的なので、なるべく音を立てずにそっと出ていく。
駅までは徒歩5分ほど、途中にある横断歩道で必ずと言っていいほど信号に捕まり、待っている時間で今日1日の寒さを感じる。
開店準備に勤しむ中東系の男に軽い目配せと挨拶をし駅へと歩く。
こちらの駅は意外に思うかもしれないがICカードが利用できる。
反応が悪い改札を抜けて、ホームで電車を待っていると出勤や通学など様々人々がホームに降りてくる。
学生の制服は小さい子から高校生ぐらいの子まで基本的には革靴にスラックス、スカートにブレザーだ。
そんなことを考えているうちに電車は来る。
朝方の時間ならば5分に1本ほどは来るだろう。
電車の中は月曜日ということもあり、多くの人で溢れており日本とは違った空気を感じることができる。
イヤホンからの音漏れが激しく、平気で電話もしている。
誰も注意をするわけでもないが誰もが冷たい視線を送っている。
僕が降りる駅までは電車で40分ほど。
電車内では本を読んで過ごすので苦ではない。
Holbornという駅につくと、ビジネスマンも多い地域であるためみな一斉に電車を降りだす。
こちらではエスカレーターの左側は歩く用、右側は止まるようと日本みたく歩くことを禁じる注意書きなどない。
駅から学校までは歩いて3分だが、毎朝のラテを買いに途中でカフェへ。
これを一口飲んでようやく僕の一日が始まる。
この季節歩きながらすするラテはたった一口でも冷えた体を暖める。
学校に着いていつもの受付の女性に挨拶をし教室へ。
ブラインドを開けるとき、ロンドンでたまに覗かせる晴れ間に新鮮さを感じつつ授業の用意をする。
こちらでは噂通りの晴れの少なさで、基本的にはどんよりと重たい天気が続く。
授業は9:00から12:20までの午前のみ。
二人体制で授業をしてくれて二人ともとても丁寧に英語が話せない僕やクラスメイトを助けてくれる。
やはりアルファベットを使う国とそうでない国とのベースの違いを実感してしまう。
同じレベルに配属される様々な国の生徒たちでも映画などは字幕を無しで見れるらしい。
早く追いつきたい気持ちや、いろいろな国の人と会話ができるようになって知る世界を広げたいとの気持ちから授業が終わっても居残りで16:00頃まで勉強をしてしまう。
学ぶことがすぐに形となって表れるから、これほど楽しいことはない。
学校を出て練習へ向かう。
電車を乗り継いでスポーツバーへ。
やることも特に変わらない。
ダブルの練習をし続ける。
お店にはダーツだけではなく、ビリヤード台も置いてありとびきり大きいスクリーンも設置してある。
そのためいろいろな目的の人が来店し日曜以外いつも繁盛している。
誰も来なければそのままダブル練習を3時間ほどやって帰路につく。
いつも22:00頃には寝てしまうのでご飯を作る時間や食べる時間、シャワーを浴びることなどを逆算して帰る。
帰りの電車は朝とがらっと変わり、みな疲れ気味。
僕が帰る時間帯の電車は間違いなく座れるほど空いており、周りの人と同様に揺られながら、うたた寝をしてしまう。
NorthEaling駅で降り、途中のコンビニでジュースを買って帰る。
やっとご飯を食べれるという高揚感が自然と湧いてくる。
46日こちらにいるが9割はパスタだ。
簡単で早い、男料理にそれ以上のものはいらない。
部屋の寂しさからかテレビをつけるがほとんどサッカーしか流れていない。
言葉がわからなくても、理解できる。
後片付けも済まし、シャワーを浴びればもう寝る時間になっている。
僕の1日はほとんどがこのサイクルを繰り返す。
イギリスに来たからといって自分のスタイルを変えるつもりもない。
変わっていけばいい、変える必要はない。
明日も同じリズムだろう、それでいい。
そう思いながら今日も終わっていく。
(笑)
まじでネタないから普通の1日を書いただけwwwwww