【106日目】
さて、今日は先日ワールドチャンピオンシップを終えた真澄君にイギリス滞在中のお話を聞きましたので、そちらの記事となります。
日本トッププレイヤーが感じたことなどは非常に意味があることだと思いますし、今後の日本スティール界にとっても財産となるはずです。
きっと、この先日本でスティールのレベルが上がっていくために必要なこともあるかと思いますので是非ご覧ください。
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・初めての舞台の感想(メンタル面や技術面について)
A:どちらとも焦り過ぎた部分が多かったと感じました。何か勝負よりもいい所を見せたい、そんな衝動をうまく抑えられなかった様に感じます。それと0回戦負けで本来のPDCを体感出来なかったのがすごく悔しです。
・自分に足りなかったこと
A:積み重ねたスティールダーツへの時間、これにつきると思います。そしてそれに関しては申し訳なさでいっぱいです。やはり付け焼き刃の技術や練習では到底無理なんだと改めて反省しています。
・イギリスのダーツを見て感じたこと(パブやリーグなど)
A:今回リーグ戦を見学させてもらいました。日本よりも個々のレベルが高いとも感じましたが。何よりも違うのはパブの営業体制やリーグのルールや数だと思います。国民性や法律の違いスティールとソフトの普及率があるので当然と言えば当然ですが。抜粋すれば、スティールダーツのリーグ数の多さ、リーグのオーダーはオールドロー。僕が注目したのは後者のオールドローと言う点です。個人的な意見ですが、より実戦に近い形で常日頃対戦しているんだなと感じました。
・日本に帰ってスティールについて取り組みたいこと
A:先ずは何よりスティールダーツに触れる時間を増やしたいと心から思いました。
・1週間こちらに居て、生活面で必要だと感じたこと
A:最も必要なのは英語だと思います。会話とコミニュケーションこれが出来ない事にはダーツに関しても出来る事は日本より少なくなってしまうと思います。脅かされていた食事や気候などはどうにでもなると思います。
・イギリス人に触れて感じたこと。
A:今回滞在した付近は都市の中などで沢山人種もいてイギリス人が、では無いかもしれませんが。基本気さくでコミニュケーションを大事する一方プライドが高く気性の変化が見て分かる。と言う感じでした。
・ダーツの飛ばし方の面で大会を迎えるにあたり変化させたことはあったのか(刺さりや矢角など)
A:変化させたと言うより、変化したと言う方が正しいかもしれません。
より楽に効率を上げたいと常に思いながら練習をしています。
・重要なのは削りなのか、上がりなのか。
A:どちらも大切だと思いますが。上がりはとても重要だと改めて思います。削りは技術、上がりはメンタルではないかと考えています。
・もし語学や生活に不安がなければこちらでプレーしたいか
A:今回の経験でその気持ちは確かに大きくなりました。ただ僕が昔も今も思うのは、場所ではなく意識の方が成長効率を大きく左右させると思っています。
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以上です。
真澄君はワールドチャンピオンシップを含めて本場のダーツを体験したと思います。
夢の舞台から、地場まで。
ワールドチャンピオンシップが終わった後も、練習欲が半端ではなく近くの投げ場に一緒に行ったり、スーパーリーグを見にきてもらったり。
だからこそ、言葉の1つ1つが重く説得力があると思います。
最後に書いてある通り、僕も成長は意識の面が大きいと思っています。
ただ、こちらにいると絶えず刺激がもらえ高いモチベーションが維持しやすいのかなと。
そして、だんだんとリーグや大会でも長いレグ数をフォーマットに組み込むことがよりスティールダーツの面白さを理解してもらえることになると思います。
フェイスブックなどではアレンジなどの議論が度々沸き起こりますが、そういったこと含め全体的にまだまだ勉強していかなければいけないです。
僕もこちらにきて、投げ方を変えたと言うよりもスティールに順応していくフォームに変化していってるのではないかと思います。
頭を使いながら自らのダーツを構築することも大切ですが、体が本能的に変化を求めることに身をまかせることもまた必要です。
どちらが自分を信頼できる方法なのかは人それぞれだと思いますが、僕はそのバランスをうまく調和させて作っていければなと考えています。
1月頭が過ぎれば、また来年に向けて挑戦が始まると思います。
それは僕もみんなも同じです。
PDCプレイヤーはこの大会のために1年間をシード権獲得のために回っているといっても過言ではないと思います。
それだけの舞台、レベルなのです。
僕もあの舞台に立てるように、ダーツをめいっぱい楽しみたいと思います。
真澄君、ありがとうございました、そしてお疲れ様です。