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ユースチームには指導者が必要だ

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2016.06.08 Wed.

ユース育成に指導者が必要な理由

こんにちは。
ちなみに板書は私のものではありません。
前のキャプテンのもので、私よりも何倍もわかりやすいです。

今日はユース育成における指導者の役割を書いていこうと思います。

部活を舞台としたドラマやアニメは多数ありますが、その中で顧問の先生が出てこないものもあります。
そういうものは娯楽で見るものなので文句を言うことではありませんが、現実に当てはめてみると不自然です。

ユース育成において、相手は子供です。
子どもの悪口を書くわけではありませんが、子供は成長途中でありますから、一般的に考えると、どうしても短絡的になりがちで誘惑に弱いと考えてよいです。
ですから、集団を作っても目的にまっすぐ向かってゆくのは稀で、ほとんどの場合は安きに流れてしまいます。

ですから、それだけを考えても、雰囲気を適正に保つように導く存在は絶対的に必要なのです。

さらに、子供たちは経験が少ないですから、人との交渉や筋の通し方、ルールの運用の仕方など、わからないことも多くあります。わかっているつもりになっていることも多いです。
いろいろなことをさせることは大いに結構だと思いますが、その中で初めてのことはきちんと教えてあげる、勘違いしていたら適切に指導する、そういう存在としてもかかせないのです。

まずはきちんとした責任感がある人が適任

ここからは指導者に必要なものは何かということの話です。

先に書いておきます。ダーツの腕は問いません。
指導者の腕によらず強い選手は出ます。
ただし「強い選手」=「いい選手」ではないのでそこは勘違いしないようにしてください。

指導者の資質として、まず必要なのは責任感だと思います。

そこからいろいろなことが引き出されます。

基本的なマナーを守り、模範となることができる。
継続して子供を教え続けることができる。
子供に迎合しすぎず、毅然とした対応ができる。
ダーツは怒らずに教える。礼儀はできなかったらきちんと叱る。
一般的な保護者ときちんと対応できて、トラブルを起こさない。

これらのことは「責任感」から来るものだと思っています。

一般的な保護者から信頼される指導者は、そういうものだと思うのです。

子供たちと大人の人間関係をいかに制御できるか

ダーツの世界は、いろいろな大人たちがいます。
大人たちとの関わりは、いろいろなことを知る大事な要素です。

ただし、どの大人たちと関わるべきかは大事な要素です。

いい大人はダーツに関して真剣に教えます。自分が教えられることと教えられないことをわかって話をします。
マナーに関しては特にちゃんと教えてくれます。
悪い大人は投げ方を教え始めます。見てすぐわかると言わんばかりに教えようとします。
すぐに大人の世界に引き込もうとします。子供を使って遊ぼうとする大人もいます。

どんな大人と関われるかを制御してゆく、これはそばにいる大人の役目です。
ぜひ、いい大人と関われるようにしてあげたいです。

ダーツで人を育てられる自信を持て

何事も、人を育てるのは簡単なことではありません。
いいこともありますが、悪いこともたくさん経験してきました。

でも私は、まだまだ短い間ですが、一つの信念を持ってやってきました。
ダーツには人を育てるだけのスポーツとしての魅力があります。

その先に、考えることは実は一般的にダーツで考えられていることと同じです。

いかに保護者に安心してもらえる環境を作るか。
これは「いかに一般の方々に興味を持ってもらうか」に近いことなんです。

この前、池袋のJAPANを見に行ったときに感じたこと。
どうすれば一般の方々が興味を持ってこのゲートをくぐってくれるかどうか。
プロだから入場料を取れとか、そういうことは筋違いなのです。
もっと根本的なものがあるんです。
そして、ユースの育成ではそれが大きく関わってきます。

ダーツで人を育てられる、そう自信を持って言える世界をみんなで作っていきましょう。

ここで話は一段落させます

ここまでユースの育成の話を続けてきましたが、いかがでしたでしょうか。

先日ある方々とお話ししていて感じたことは、ダーツで必要なのは強い選手だけでないということでした。
ライトに楽しむプレーヤーが一番多く、一番大事であるということでした。

ユースの育成でも同じことが言えると思います。

強い選手を育てることは大事です。
でも、その前に、立派な人を育てることが優先です。
ダーツに関してはライトユーザーでもいいので、周囲から信頼される人。
そういう人作りを目指すことが先に大きくつながってゆくと私は思っています。

持論全開でしたが、お付き合い頂いた方々ありがとうございました。

次回からはスティールダーツについて何か書きます。何書こう?

それではまた。

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