【アレンジ中級】2本で上がれるアレンジ
今日は2本のアレンジです
こんにちは。
今日はアレンジの話として、2本で上がるアレンジを取り上げます。
アレンジは20以外のターゲットを打つことで自分の意図する数字を引き込むプレーです。
狙ったターゲットに入るかどうかが問題でなく、意図してダーツができているかが大事なことであることを最初に書いておきます。
今回の意図は次の2つです。
・できるだけ多く点を取る
アレンジの時に忘れがちですが、まずはきちんと点を取ってフィニッシュに近づくことを忘れてはいけません。60以下にすればシングルでアレンジできるので、ここを目標にします。
・トリプルに入れることで偶数のダブルを引き込む
偶数のダブルが引き込めれば、フィニッシュの時にシングルに入ってしまってもチャンスがつながります。
つまり、78残しで60に入れて18(D9)を残すよりも、54に入れて24(D12)を残しに行く。このような形で次のアレンジ表はできています。
では、2本で上がるアレンジ表を見てみましょう。
これが2本で上がるための一般的なアレンジ表です。
ほとんどの数字でフィニッシュに偶数のダブルが来ているのがおわかりでしょうか。
このように必要に応じて60や57以外のターゲットを狙いつつ、
トリプル-ダブルを狙いながら、シングルに外れても60以下に漸進するように打ち分けていきます。
ここで、この表の特徴的な部分を補足しておきましょう。
・101と104と107と110
これは残り2本限定のアレンジです。どうしてもダブルが打ちたいときにトリプル-ブルを狙います。
3本ある場合はまず60か57で点を取る選択で問題ないでしょう。
・ブルを使う82と65
82はブルを使うアレンジで有名なところです。25に外れても17-40のシングルアレンジになるのでトリプルより広いブルを使います。
2本しかない場合は42-40の目があります。インナーよりトリプルのほうが広いからです。
65はシングルとしてのアウターを使うことがあります。ソフトダーツが盛んな日本人はブルが得意だと思うので、積極的に25というシングルを使ってよいと思います。
・D11でも19を打つことを優先する79
79残りは19を打つのがセオリーです。39-40という目もあるのですが、シングルに外すと60以下にできません。
60以下にできる奇数のシングルは19しかないので、ここは57を打つのがセオリーになります。
特に残り3本の場合には19-20-40のつもりで打ってゆくとよいでしょう。
残り2本しか無い場合には39-40で問題ないと思います。どちらにせよトリプルに入らないとフィニッシュできません。
・どうしてもD19を打たされる95と98
95と98は2本で上がる場合にはどうしてもD19を打たされることになります。これはもうここしかないので仕方がないです。
98の残り3本の場合には、60に入れたあとに6でアレンジしてD16を打つ方法もありますし、
95の残り3本の場合には、ブルから打って25-20-50か50-13-32を狙う方法もあります。
・シングル-シングル-ブルが狙える90
90はシングル-シングル-ブルが狙えます。なので3本持っているときは60から狙います。
外れても20-20-50になるので、D15になっても60からいきます。
最近はブルから打つのも流行りのようです。50-40ですし、アウターでも25-45-20か25-15-50の流れがあります。
残り2本の場合は54から打つのがセオリーでしょう。
以上がアレンジに関する補足です。アレンジマニアの方々はいろんな意見がおありでしょうが、
まずはこれが最低限のセオリーということでお手柔らかにお願いいたします。
基本のアレンジは「覚える」一択
最初に書きます。
ダーツで勝てるようになりたい方は、このアレンジは必ず覚えてください。
原則からいちいち計算していると時間がかかります。
時間がかかるということはリズムが崩れます。
先日書きましたが、まずは1本ずつ計算する癖をつけておいた上で、
その残り数字からすぐにアレンジが出る状態にしておいてください。
また、原則がよくわからない場合も、まずは覚えるところからスタートしましょう。
実戦で使いながら、だんだんわかってくることは多々あります。
覚えるためにおすすめなのは実戦練習と書き出しです。
実戦練習は501じゃなくても301や101でも結構だと思います。聞きながらでも、どんどんアレンジを試していきましょう。
書き出しはダーツをしていないときにもできます。最初は見ながら、できれば見ないで書いていきましょう。
このアレンジがわかってくると、ソフトダーツのアレンジにも応用が利きます。
上を目指すプレーヤーであれば「覚えられない」「難しい」等のネガティブな思いを断ち切って、覚えてしまいましょう。
その先に新しい世界が見えてくるかもしれませんよ。
それではまた。