COLUMN

【アレンジ中級】ブルでフィニッシュをする場面

0
0
2016.09.10 Sat.

今日はブルフィニッシュの話です。

こんにちは。
タイトル画像のために頑張ってブルに入れました。写真が横になってしまいましたが…

スティールダーツにおいて、インナーでアウトする場面は強い印象を与えます。
昨年のJAPAN DARTS MASTERSでのフィルテイラー125フィニッシュいまだに記憶に残る方もいらっしゃるでしょう。
あれはかっこつけていたのではなく、1本目の選択でそういう展開だったからあのようになったのです。

何でもかんでもブルでフィニッシュしようとするものではないのは直感的にもわかるでしょう。
逆に狭いからと言ってブルから避けるのも得策ではありません。

どんな時にブルでフィニッシュすればいいのか、今日はその辺りの話をしていきましょう。

まずはブルの特徴を把握する

まず、ブルは一番数の大きいダブルです。
スティールではトリプルでフィニッシュできませんので、一番最初に出せるダブルとなります。

しかし、ブルは他のダブルに比べて非常に狭いです。PDC選手でもブルトライを外して天を仰ぐ場面を多々目にするでしょう。
簡単には入らない、だけどそこにある。
ブルトライというのは少しでも存在する可能性に賭けることです。

その可能性に賭けてよいのは1本目と3本目です。
ブルはキャッチが読めないですから、2本目に投げてしまうと次の1本でダブルが狙えない場合が出てくるので得策ではありません。うまい人ほど25に入って次の1本でダブルが狙えなくなってしまいます。
2本目のブルをミスしてチャンスが無くなってしまうことはソフトダーツでもよく見る話ですね。

「残り2本」でブルを考える

現実的にブルトライを考えるのは残り2本でレフトが61~70、そして75のときです。
この場合は広いダブルを打つためにはトリプルを打たなければならず、
ならばシングルに入ってもブルが残るシングルを打とうという考えが基本です。

そのときの数の流れは以下の通りです。
61→11-50または33-28(D14)
62→12-50または36-26(D13)
63→13-50または39-24(D12)
64→14-50または42-22(D11)
65→15-50または45-20(D10)(この場合25-40もおすすめです)
66→16-50または48-18(D9)
67→17-50または51-16(D8)
68→18-50または54-14(D7)
69→19-50または57-12(D6)
70→20-50または60-10(D5)
75→25-50(50に入った場合にはフィニッシュできない)

スティールの場合は必ずトリプルを狙いましょう。
トリプルに入ったほうが次の1本で広いダブルを打てるのでフィニッシュできる可能性が上がります。
また、トリプルに入ったときのダブルは「25から狙ったナンバーを引く」ことで出てきますので覚えておくといいでしょう。
例えば66残りから16を狙って48に入ったとき「25-16=9」で次のダブルがすぐに計算できます。

残り2本でレフトが101、104、107、110のときも「トリプル-ブル」が狙えます。
これが狙えるように121から130までの間ではこの数字を引き込むように打つ方法があるのですが、
これについては後日書きます。

インナーアウトはダーツの華と言ってもいいでしょう。
でも、闇雲に狙っているわけでなく、きちんとそれを狙う場面があります。
特に自分が追いかけている展開でどうしてもその3本でフィニッシュしたいとき。
少しでも存在する可能性があるときには頑張ってブルに投げましょう。
(そうならないように序盤でしっかり点を取っておくことも重要です)

それではまた。

0
0

LATEST COLUMN

HOME

COLUMN

【アレンジ中級】ブルでフィニッシュをする場面