5月8日 ジブラルタルダーツトロフィー 二回戦
Dyson Cleans Up Day Two In Gibraltar
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ダイソン・パロディが元レイクサイドチャンピオンで第9シードのイェル・クラーセンを6-5で下し、今回のPeperamiジブラルタルダーツトロフィーで一番の番狂わせを演じた。
ジブラルタルNo.1シードは休暇明けでとても元気であり、序盤で3-1とリードしたものの、クラーセンは彼の高いレベルを見せつけて2レッグを連取し3-3のイーブンに戻した。
第7レッグではパロディが2つ目の180得点からレッグを取るとクラーセンも14ダーツで第8レッグを奪い返す。
4-4のイーブンから、パロディは第9レッグを取りビクトリアスタジアムの天井に向けて高々と腕をあげ、ベスト16進出まであと1レッグとした。
クラーセンもそのままでは引き下がらず第10レッグを取ると試合は最終レッグへともつれ込んだ。第11レッグでは魅了された観衆の大声援でパロディは歴史的な快挙を遂げ、初めてジブラルタルプレーヤーが自国でベスト16入りを果たした。
マイケル・バンガーウェンはニック・フルウェルを6-4で下しトーナメントタイトル防衛に向けて発進した。
フルウェルは第1レッグを取ると、バンガーウェンは順風満帆で勝利に向う様相で5-2とリードする。しかしフルウェルはジブラルタルの観衆の声援で反撃を見せて第8レッグ、第9レッグと連取しスコアを5-4とした。
しかしベスト16を既に視野に入れたバンガーウェンは、第10レッグでダブル18を決めマービン・キングとの三回戦へ駒を進めた。キングはこの日早い試合でクリスチャン・キストに6-2で勝利していた。
ギャリー・アンダーソンはPeperamiジブラルタルダーツトロフィーの初戦を軽妙にアラン・ノリスに勝利した。現世界チャンピオンはジブラルタルの観衆の声援を得て序盤からアドバンテージを取りオープニングの3レッグを先行し、ノリスは第4レッグ、第5レッグで反撃した。
しかし、アンダーソンは第7レッグでの161チェックアウトを含む3レッグを連取し勝利した。
その結果、このスコットランド人は垂涎のベスト16へ進出し2014年のチャンピオン、ジェームス・ウェードと対戦することとなった。ウェードはジャスティン・パイプを6-2で下していた。
二回戦から参戦のデーブ・チズナルはスティーブ・ウェストに2-5とリードされながら復活し6-5で勝利した。チズナルは序盤を2つの100を越えるフィニッシュで2-1とリードしたが、ここでウェストはこの第6シードの思うままにはさせず続く4レッグを連取し、第7レッグ終了時点でアベレージは104.38に達した。
ウェストはあと1レッグでベスト16入りを果たせたが、ここからチズナルがレッグを取り戻す順番がやって来た。彼は反撃し4レッグ連取して勝利してしまった。その結果、チズナルはベスト16でプレミアリーグで活躍しているロバート・ソーントンと対戦する。ソーントンは同じスコットランドのジョン・ヘンダーソンに6-5で勝利した。
このトーナメントの前週にバーンスリーで初めてのPDCタイトルを獲得したガーウィン・プライスはジブラルタルでも同じ活躍が期待されたが、自身に満ちたサイモン・ウィットロックに行く手を阻まれた。
このウェールズ人はオープニングの1レッグを取ったものの、これが彼の唯一のレッグで、ウィットロックは反撃しあと6レッグを連取して6-1で勝利してしまった。ウィットロックはベスト16では第2シードのピーター・ライトと対戦する。ライトはダリル・ガーニーに6-3で勝利している。
残りのシード選手にとっては順当な日となった。メンサー・スルホビックはジャーメイン・ワッティメナに強すぎるところを見せ、キム・ハイブレクトはマイケル・ラズドビッツに0-4ダウンから6-4で勝利、イアン・ホワイトはアントニオ・アルシナスを6-5で退け、ベニト・バン・デ・パスはステファン・バンティングを6-1で倒し、マイケル・スミスはジョー・カレンに6-4で勝利した。
<二回戦結果>
5月7日(土)
午後セッション
ロバート・ソーントン 6-5 ジョン・ヘンダーソン
マービン・キング 6-2 クリスチャン・キスト
サイモン・ウィットロック 6-1 ガーウィン・プライス
ジョー・マーナン 6-4 テリー・ジェンキンス
メンサー・スルホビック 6-2 ジャーメイン・ワッティメナ
ダイソン・パロディ 6-5 イェル・クラーセン
イアン・ホワイト 6-5 アントニオ・アルシナス
夕刻セッション
キム・ハイブレクト 6-4 マイケル・ラズトビッツ
ジェームス・ウェード 6-2 ジャスティン・パイプ
マックス・ホップ bye
ベニト・バン・デ・パス 6-1 ステファン・バンティング
ギャリー・アンダーソン 6-2 アラン・ノリス
マイケル・バンガーウェン 6-4 ニック・フルウェル
デーブ・チズナル 6-5 スティーブ・ウェスト
ピーター・ライト 6-3 ダリル・ガーニー
マイケル・スミス 6-4 ジョー・カレン
備考:マックス・ホップはエイドリアン・ルイスが欠席のため不戦勝となった。