5月13日 プレミアリーグ(15) 吠えるMVG
超ハードな16週のレギュラーリーグが完結、プレーオフへ
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マイケル・バンガーウェンが木曜にロッテルダム、アホイアリーナで満員札止めの1万人の観客の前でフィル・テーラーに7-5で勝利し、リーグリーダーのボーナス25,000ポンドを手にした。エイドリアン・ルイスはプレーオフの最後の椅子を獲得した。
このトーナメントの初めてのヨーロッパ大陸での開催は大変な成功を収め、入場券は昨年10月の一般販売開始と同時に一時間で売り切れた。この観客は8名のトッププレーヤーによるスリリングなダーツを堪能した。
世界No.1のバンガーウェンはどちらがリーグテーブルをトップ抜けするかを決定する戦いでテーラーを下し、ショーを席巻した。
バンガーウェンは決定的な164のチェックアウトで5-4とリードし、テーラーがリーグトップを目指した勝利のためにレッグをブレークバックしたものの、最後は64のチェックアウトで12ダーツのこのオランダ人を止めることができなかった。
来週のロンドンO2でのプレーオフに向けて、この勝利でバンガーウェンは4年連続でリーグテーブルをトップ抜けし、25,000ポンドのボーナスを手にした。
「驚きだ。僕にとっていろんな意義がある。」と感傷にひたったバンガーウェン。「入場も驚きだった。涙を抑えきれなかった。」
「こんな観客の前で勝ったことは驚きだ。観客はずっとこの時を待ってた。だから失望はさせられない。僕のダーツ歴の中で物凄く素晴らしい夜だ。」
「プレッシャーは本当に、本当に凄かったけどゲームに勝つことができて嬉しい。リーグをトップ抜けし、これが来週に向けすごい自信になる。僕の主目的はプレミアリーグタイトルを取ることでそれに向っている。来週のロンドンは素晴らしい準決勝と決勝となるだろう。僕は準備できている。」
テーラーは準決勝では現プレミアリーグチャンピオンのギャリー・アンダーソンと対戦することとなり、バンガーウェンは第4位の椅子を得たルイスとの対戦となる。
ピーター・ライトはレイモンド・バーナベルトと引分け、一時はポイントでルイスと並んだが、この2度の世界チャンピオンは集中してアンダーソンを7-2で破り、2011年以来のプレーオフ進出を果たした。
「僕の今夜の心がけはピーターの結果を見ず、ギャリーに打ち勝つことに集中した。」とルイス。「プレーオフが待ち遠しい。マイケルとの対戦を楽しみにしている。」
「ステージに上がり、自分のベストが出せれば全てのゲームに勝つ大きなチャンスがある。マイケルを恐れてはいないし、フィルも恐れていないし誰も恐れない。これが僕の今の感触だ。」
ライトが引分けたということはオランダのヒーロー、バーナベルトがロッテルダムという地元へ凱旋した試合に勝てなかったということだが、彼は101、120、121とチェックアウトを連発し巨大なオレンジ軍団を喜ばせた。
「バーニー軍隊の歌はここ程歌われることがないくらい、僕の経験の中で一番名誉な瞬間だった。」と5度の世界チャンピオン。「プレーオフに残れなかったのはがっかりだけど、このシーズンは精一杯頑張ったことに誇りを持った。」
この夜、2009年プレミアリーグチャンピオンのジェームス・ウェードもロバート・ソーントンを7-3で破ってシーズンを終えた。「本当にここへ来たかったしいいゲームができた。プレーオフには出られなかったけど、いい経験になった。」
「ここの観客は今までの経験で一番いい観客だった。彼等は両者にしっかり応援をくれた。十分に楽しめたけど脱落しプレーオフに出られないのは残念だ。」
Betwayプレミアリーグのプレーオフは5月19日にロンドンO2で開催され、準々決勝の後決勝が予定されている。これで16週に渡ったプレミアリーグが完結する。
Betwayプレミアリーグ
<5月12日 第15夜 結果>
ロッテルダム、アホイ
ロバート・ソーントン 3-7 ジェームス・ウェード
ピーター・ライト 6-6 レイモンド・バーナベルト
エイドリアン・ルイス 7-2 ギャリー・アンダーソン
フィル・テーラー 5-7 マイケル・バンガーウェン
<5月19日 プレーオフ組合せ>
ロンドン、O2
準決勝
マイケル・バンガーウェン vs エイドリアン・ルイス
フィル・テーラー vs ギャリー・アンダーソン
決勝
バンガーウェン/ルイス vs テーラー/アンダーソン