6月13日フィル・テーラー久々の優勝!
オーストリアンダーツオープン最終日
6月13日 オーストリアンダーツオープン最終日
<三回戦>
http://www.pdc.tv/news/articl…
フィル・テーラーがウィーン、シュベヒャートのマルチバーサムで行われた
準々決勝で9ダーツのダブル12をワイヤーに引っ掛け苦悩を見せた。
16度の世界チャンピオンはキム・ハイブレクトの反撃をかわしハラハラする6-3で退けた。テーラーはオープニングの3レッグを先行したがハイブレクトは反撃精神を見せ3-3とイーブンに戻した。
先週のBetwayワールドカップでの優勝で新たな自信を得て、テーラーは次のレッグを取ると、最終レッグは8本の完璧ショットから9ダーツ一歩手前で、最後は残念な12ダブルをワイヤーに掛けてしまった。
マイケル・バンガーウェンはステーブ・ビートンに6-1で勝利しオーストリアンダーツオープンのタイトル防衛に一歩前進した。
よれたスタートの後、バンガーウェンはパワーを上げ2連続の12ダーツで4-0とリードした。
ここでビートンにも猶予が与えられ80をチェックアウトして4-1となったが、このオランダ人は残り2レッグで相手を黙らせ、準々決勝へ進出した。
ナイジェル・ヘイドンはもっと信じられない頑張りでイアン・ホワイトをホワイトウォッシュし準々決勝へ進出した。彼はマイケル・スミスと対戦する。
マイケルはロン・ミューレンカンップを6-4で下している。
午後セッションでカイル・アンダーソンがイェル・クラーセンに6-5の激戦を制した。このオランダ人は8個の180得点、アベレージ104.77に達していた。
アンダーソンは自分でも驚くほどで、4つの180得点とアベレージ103.61に達し準々決勝でバンガーウェンと対戦する。
信じられないシーンとして、ピーター・ライトが最終レッグで残り120をバーストしハラハラさせたが、世界選手権ベスト8のノリスも残り56を上がれず、ライトが20ダブルを決めて6-5で勝利した。
その他、テリー・ジェンキンスが素晴らしいダーツで好調のベニト・バン・デ・パスを6-3で下し、連続2度準優勝のデーブ・チズナルは元レイクサイドチャンピオンのステファン・バンティングに2-6と粉砕された。
<準々決勝、準決勝、決勝>
http://www.pdc.tv/news/articl…
フィル・テーラーがウィーン、シュベヒャートのマルチバーサムで行われた2016年オーストリアンダーツオープンでマイケル・スミスを下し4つ目のヨーロピアンツアータイトルの栄冠に輝いた。
この2年のヨーロピアンツアーイベントで初めて、テーラーは素晴らしい決勝に臨み、強烈な7つの180得点、3度の相手スローのブレークなどで反撃するスミスを6-4で下した。
テーラーとスミスの試合は活き活きしていた。スミスは2つのヨーロピアンツアータイトルを保持しており5度目の決勝となった。両者はブレークを応酬した。
スミスがオープニングレッグを取ると16度の世界チャンピオンは素早く反応し、更に10ダブルを決めてブレークした。
しかし、スミスもすぐさまブレークバックし、続いてテーラーの3-2となった。
第6レッグはグダグダとなり、テーラーがらしくない5本のダブルミスを犯し、2レッグリードするところをスミスにイーブンに持ち込まれてしまった。
この26歳は堂々とした130フィニッシュで試合を4-3とリード、あと2レッグで勝利にこぎつけた。
しかしこれはテーラーを眠りから呼び覚ましただけで、彼はベストなダーツを見せ11ダーツ、12ダーツと続け5-4でリードしてしまった。
そして第10レッグでテーラーは残り32を上がりヨーロピアンツアーへの輝かしい復帰を刻んだ。
テーラーの決勝までの道程は順風満帆ではなかった。三回戦のキム・ハイブレクトとの激闘で9ダーツトライを外したものの6-3とした後、テーラーは準々決勝で元レイクサイドチャンピオンのステファン・バンティングに6-2で勝利した。
彼は準決勝では自信満々のカイル・アンダーソンと最も過酷な対戦をこなした。
このオーストラリア人は、この前に3本ブルフィニッシュなどで世界No.1のマイケル・バンガーウェンを6-4で下し、初めてのPDC決勝を目指しており、ほぼテーラーも打倒しそうだった。
両者はそれぞれレッグを分け合った後、アンダーソンは4-1とリードするとほぼ決勝進出が見えたかに思えた。
しかし、テーラーは驚くべき底力で回復し続く3レッグを連取し4-4のイーブンに戻した。アンダーソンは再びリードし更にマッチダーツとなったがミス、ここでテーラーが11ダーツで戻し、最終レッグも取って決勝進出となった。
スミスも決勝までトラブルの連続だった。三回戦ではロン・ミュレンカンプにビハインドから6-4勝利、ナイジェル・ヘイドンにも同じビハインドから6-5勝利となった。ヘイドンの進出は目覚しいものがあった。
彼は準決勝で一番の出来をみせテリー・ジェンキンスを6-2で下した。
この世界No.7は各レッグを1本で決め5-1とリードした。
ジェンキンスは好調のベニト・バン・デ・パスとピーター・ライトを下しこのステージに進出しており、1レッグをこぎつけたものの不十分で、スミスに勝利をかき寄せられてしまった。
しかし、スミスもテーラーの前に倒れ、3つ目のヨーロピアンツアートロフィーを獲得することが出来なかった。これでテーラーは4つ目のタイトルを集めることができた。
6月12日(日)
午後セッション
<三回戦結果>
マイケル・バンガーウェン 6-1 スティーブ・ビートン
カイル・アンダーソン 6-5 イェル・クラーセン
フィル・テーラー 6-3 キム・ハイブレクト
ステファン・バンティング 6-2 デーブ・チズナル
ピーター・ライト 6-5 アラン・ノリス
テリー・ジェンキンス 6-3 ベニト・バン・デ・パス
ナイジェル・ヘイドン 6-0 イアン・ホワイト
マイケル・スミス 6-4 ロン・ミューレンカンプ
夕刻セッション
<準々決勝結果>
カイル・アンダーソン 6-4 マイケル・バンガーウェン
フィル・テーラー 6-2 ステファン・バンティング
テリー・ジェンキンス 6-4 ピーター・ライト
マイケル・スミス 6-5 ナイジェル・ヘイドン
<準決勝結果>
フィル・テーラー 6-5 カイル・アンダーソン
マイケル・スミス 6-4 テリー・ジェンキンス
<決勝結果>
フィル・テーラー 6-4 マイケル・スミス
全ゲーム ベストオブ11レッグ