6月19日必見!最上級のダーツオンパレード
オークランドマスターズ準々決勝
6月19日オークランドダーツマスターズ準々決勝
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エイドリアン・ルイスがTAB&バーガーキング提供オークランドダーツマスターズでフィル・テーラーを10-9で下し2年連続の優勝に向け進撃を続けている。ジェームス・ウェード、ギャリー・アンダーソン、レイモンド・バーナベルトも現チャンピオン同様準決勝へ進出した。
ルイスは昨年8月にニュージーランドでの第一回大会でテーラーを準決勝で下して優勝したが、今年もベスト8で同じ組合せで一流のダーツが繰り広げられた。
試合のオープニングはテーラーが177得点、180得点で基調を作り、ルイスも180得点から11ダーツでリードすると、16度の世界チャンピオンは再度180得点から122をブルフィニッシュしイーブンに戻した。
テーラーも第4レッグを10ダーツとしたが、ルイスは相手レッグを103フィニッシュでブレークするなど続く3レッグを連取、リードを5-2とした。
テーラーはその差を102のチェックアウトで7-6へ縮めたが、イーブンに戻す決定的な場面での1本の16ダブルが決まらず、ルイスが素晴らしい124のブルフィニッシュや20ダブルを決めて9-6とリードを拡げ、勝利に王手を掛けた。
しかしテーラーはここから13ダーツ、13ダーツ、12ダーツで返し、この12ダーツでは9つ目の180得点と130チェックアウトを見せイーブンとした。ここでルイスはしっかりと20ダブルで4度目のマッチポイントを決め、記憶に残る名試合を勝利した。
「凄いゲームで勝てたのは本当に素晴らしい」とルイス。2週間前にはテーラーと組んでワールドカップオブダーツで優勝したところだ。
「ほんとうに素晴らしい試合だった。フィルは毎回180得点を出していたようだ。彼はどんどん調子を上げエンジン全開だった。彼がまだ世界の頂点にいることをこの目で確認できたのは、ほんとうに嬉しい。」
「最後のレッグで僕も調子を上げていた。ちょっとナーバスになってたので準決勝進出を決めることができて嬉しい。途中いくつかだめなダーツの時にフィルはすかさず反撃してきた。だから今後はその隙を見せないようにしないとね。」
ルイスは日曜夜のトラストアリーナでの準決勝をウェードと対戦する。この左利きは驚くべきパーフォーマンスで世界No.1のマイケル・バンガーウェンを10-6で下した。この試合では両者とも107を超えるアベレージだった。
バンガーウェンは開始から2レッグで180得点を繰り出したもののウェードも180得点から130をインブルでこの2レッグを連取。オランダ人も110のハイオフでレッグを奪い返すと再びこの左利きは84、78を上がり4-1とリードを拡げた。
バンガーウェンはレベルを上げ続く3レッグを10ダーツで2つ上がり、さらに128チェックアウトで12ダーツを上がるとその差を5-4とした。しかしウェードは厳しいところでこの世界No.1がイーブンとするチャンスを2度も妨げ、11ダーツ2つで7-5とリードした。
ウェードはそれからバンガーウェンと互いに180得点し、またもや11ダーツ、14ダーツで上がると9-5とリードを拡げた。オランダ人は第15レッグを反撃するも勝負はここまで。彼は元パースダーツマスターズ準優勝者の準決勝進出を止めることができなかった。
「世界No.1に勝てて嬉しい。ぐうの音も出ないところに彼を追いやることが出来たと思う。」とウェード。「僕は彼が出来るダーツをさせないことができた。」
「僕は必要な時にいいフィニッシュし、必要な時に140得点や180得点ができた。ロッカーではいつもやってるけど、なかなか試合で見せることができていない。」
「明日が楽しみだ。エイドリアンはゲームを思うままに進める方法を知ってるのは確かだ。僕達は同じ時期を戦ってきているし硬く結ばれている。ステージに上がったところからゲームオンだ。」
世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンは104のアベレージで一流のダーツを見せた。彼は仲間のピーター・ライトに10-6で勝利し、先月のドバイダーツマスターズ優勝に続き2連続優勝を狙っている。
序盤ではライトが2-1から3-2とリード、アンダーソンも11ダーツ、121をブルフィニッシュなどを見せる。アンダーソンは更に3つの14ダーツとブルフィニッシュの12ダーツなど5レッグで爆発し7-3リードとした。
ライトも156フィニッシュなどで素晴らしい反撃をみせその差を7-6としたが、アンダーソンはタイミング良く121をチェックアウトし反撃を阻止すると、96チェックアウト、11ダーツ、20ダブルでの13ダーツで記憶にのこる素晴らしい試合を勝利した。
「本当に楽しんだ。」とアンダーソン。「スタートは実に良かったけどダブルで寝ていた。点取りは絶好調だったし、ダブルも後半に良くなってきた。」
「この勝ちは嬉しい。昨晩はいいプレーが出来たし今晩も良かった。でも明日はまた違う日だけどできれば同じように行きたい。バーニーも凄くいいダーツをしてるので僕がやってきたいいダーツを思い出すことだ。試合を楽しみにしている。」
バーナベルトは2015年の準優勝者だが、金曜は101のアベレージでニュージーランドのNo.1コーディ・ハリスに勝利、好調を継続しておりデーブ・チズナルにも10-5して準決勝でアンダーソンと対戦する。
このオランダ人はオープニングレッグをブレークすると中盤で爆発し5-4リードから9-4リードとした。チズナルも12ダーツで反撃を見せたが、バーナベルトは4つ目の180から96フィニッシュで勝利を決めた。
「昨年は決勝進出できてすごく良かった。もっといいダーツを投げて明日は勝ちたい。でも彼は世界で一番のプレーヤーの一人だから簡単ではない。」とバーナベルト。
「僕のダーツはすごく良く飛んでる。トリプルもダブルも絶好調だ。ここまで続いてきており、自信もありそれが元気の源だ。僕はできると思っている。」
PDCワールドシリーズは日曜に準決勝、決勝を行い完結する。
オークランドダーツマスターズbyTAB &バーガーキング
6月18日(土)
<準々決勝結果>
デーブ・チズナル 5-10 レイモンド・バーナベルト
ギャリー・アンダーソン 10-6 ピーター・ライト
フィル・テーラー 9-10 エイドリアン・ルイス
マイケル・バンガーウェン 6-10 ジェームス・ウェード
6月19日(日)
<準決勝組合せ>
ギャリー・アンダーソン vs レイモンド・バーナベルト
ジェームス・ウェード vs エイドリアン・ルイス
ベストオブ21レッグ
<決勝組合せ>
アンダーソン/バーナベルト vs ウェード/ルイス
ベストオブ21レッグ