6月19日オークランドダーツマスターズ最終日
15試合で108個の180得点!
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ギャリー・アンダーソンがTAB&バーガーキング提供2016年オークランドダーツマスターズの決勝で現チャンピオンのエイドリアン・ルイスをスリリングなパーフォーマンスで11-7で下し、2連続のワールドシリーズオブダーツタイトルを獲得した。
世界チャンピオンのアンダーソンは先月のドバイダーツマスターズで優勝していたが、日曜夜の準決勝でもダブル率は50%に達し、ニュージーランドでの初優勝に向け名乗りを上げた。
このスコットランド人は初戦からニュージーランド人バーニー・スミス、世界No.5のピーター・ライトを破り、さらにレイモンド・バーナベルトを8個の180得点などでワールドシリーズ歴代2位となる111.37のアベレージにより11-7で退けてきた。
彼はまたもや8個の180得点などきらきら輝くダーツを繰り出し、トラストアリーナの観客を魅了した。最後はルイスのダブルミスもあり、第2回オークランドダーツマスターズのタイトルを獲得した。
両者はオープニングから6レッグを分け合い、ルイスはリードする展開だったが、第7レッグでルイスの2本のミスにアンダーソンが68を10ダブルで仕留め初めてゲームをリードした。
彼はまた20ダブルでそのリードを2レッグとし、ルイスは121をチェックアウトして差を縮めるがそこまで、続く2レッグでもルイスは2つの180得点を出したものの、アンダーソンはこの2レッグを奪い7-4とリードしてしまった。
ルイスは第12レッグでプレッシャーの中9ダブルを3本目で決め、第13レッグは150をチェックアウトしてその差を1レッグまで戻した。しかしアンダーソンも第14レッグは2個の180得点から11ダーツで上がり、次レッグも70をフィニッシュして9-6リードとした。
ルイスは再び第16レッグを奪ったが、第17レッグで144のチェックアウトにダブル12が入らず、アンダーソンは残り86をインブルでフィニッシュし10-7とされる。アンダーソンは最後は8個目の180得点から10ダブルを決めてタイトルを獲得した。
「無茶苦茶嬉しい。今週は楽しめた。」とアンダーソン。「みんな好調だったし、名勝負がいくつか生まれた。」
「準決勝でのバーニーの序盤4レッグには負けた。でも僕もレッグを取り戻し4-3となった時に試合の様相が変った。2,3年前なら僕はここで負けていたけど今はここら辺りから立ち直った。」
「エイドリアンもすごいダーツをしていた。彼はフィルを相手にした時恐ろしい程だった。でも僕のすごくいい友達でステージに上がれば闘いが始まる。180得点も140得点もダブルも今晩は一緒くらいだった。ただ今晩はエイドリアンが大事なチェックアウトの幾つかをミスしたけど、それもダーツだ。」
アンダーソンは付け加えた。「絶対的に素晴らしいし観客もファンタスティックだ。去年もニュージーランドが大好きだったけど今回も改めてそう思う。」
ルイスは二度続けてのワールドシリーズ決勝進出の前にジェームス・ウェードと激戦の11-9で勝利していた。この試合では彼は12個の180得点などで6-7ダウンから後の7レッグのうち5レッグを奪った。
「素晴らしい決勝だったと思う。僕自身も自慢できる。」とルイス。「ギャリーはいくつかブルを使った素晴らしいフィニッシュを見せたみたいにね。優勝に値するよ。2度連続の世界チャンピオンらしさを見せてくれた。」
「ベストを尽くしたけど今晩には不十分だった。僕もいくつかフィニッシュをミスしたし、それがなかったら違った展開だった。」
「みんな絶好調で素晴らしいトーナメントになった。全ての関係者もこのパーフォーマンスに満足したんじゃないかな。去年シドニーでは僕は決勝で負け、ここで優勝した。今回ここで負けたから上海では僕のダーツが出来ればいいな。」
ウェードは土曜の準々決勝で世界No.1のバンガーウェンに対し素晴らしい出来栄えだったが、準決勝ではルイスの12個の180得点など力負けし、2度目のワールドシリーズ決勝進出は果たせなかった。
一方、バーナベルトもアンダーソンに対して6個の180得点、104.85アベレージという素晴らしいダーツをしたにも関わらず、オークランドでの決勝進出を2年続けて果たすことができなかった。
このイベント全体で超一流のダーツが展開され、15試合で合計108個の180得点が記録された。スポンサーのバーガーキングは180得点が80個を超えたので、チーズバーガーを2ドルで、ホッパーを3ドルでニュージーランド全国で販売するという特別サービスが実施される。期間は6月20日から24日までとなっている。
PDCワールドシリーズオブダーツは来週末も続き第一回の上海ダーツマスターズが6月25日、26日の日程でプルマンホテル上海南で開催される。
6月19日(日)
<準決勝組合せ>
ギャリー・アンダーソン 11-7 レイモンド・バーナベルト
ジェームス・ウェード 9-11 エイドリアン・ルイス
<決勝組合せ>
ギャリー・アンダーソン 11-7 エイドリアン・ルイス