7月19日ワールドマッチプレー第3日、一回戦(3/3)
レイモンド・バーナベルト、一回戦敗退の波乱!
http://www.pdc.tv/news/articl…
BetVictorワールドマッチプレー
7月18日(月)
<一回戦結果>
イェル・クラーセン 6-10 スティーブ・ビートン
レイモンド・バーナベルト 7-10 ブレンダン・ドラン
フィル・テーラー 10-8 ロビー・グリーン
マイケル・スミス 10-6 サイモン・ウィットロック
7月19日(火)
<二回戦組合せ>
ロバート・ソーントン vs デーブ・チズナル
ピーター・ライト vs イアン・ホワイト
マイケル・バンガーウェン vs カイル.アンダーソン
エイドリアン・ルイス vs ガーウィン・プライス
7月20日(水)
<二回戦組合せ>
マービン・キング vs ブレンダン・ドラン
マイケル・スミス vs スティーブ・ビートン
フィル・テーラー vs メンサー・スルホビック
ギャリー・アンダーソン vs テリー・ジェンキンス
7月21日(木)
<準々決勝組合せ>
ライト/ホワイト vs ルイス/プライス
バンガーウェン/K.アンダーソン vs ソーントン/チズナル
7月22日(金)
<準々決勝組合せ>
キング/ドラン vs テーラー/スルホビック
G.アンダーソン/ジェンキンス vs スミス/ビートン
7月23日(土)
準決勝
7月24日(日)
決勝
フォーマット
一回戦:ベストオブ19レッグ
二回戦:ベストオブ25レッグ
準々決勝:ベストオブ31レッグ
準決勝: ベストオブ33レッグ
決勝: ベストオブ35レッグ
フィル・テーラーが月曜の夜、ロビー・グリーンの脅威を克服しBetVictorワールドマッチプレーの二回戦へ進出した。しかし、レイモンド・バーナベルトはウィンターガーデンズでブレンダン・ドランの恐るべき出来栄えにノックアウトされた。
伝説のスター、テーラーはこのワールドマッチプレーが開設された1994年以降15度のタイトルを獲得した。その中には2008年~2014年にわたる7年連続優勝も含まれている。しかし、今回は10-8での勝利を得るために厳しい仕事を強いられた。
グリーンは今月初旬に開催された直前のプレーヤーズチャンピオンシップで最終的に予選通過を獲得していた。彼は12年ぶりのワールドマッチプレーへの出場でオープニングから2つの14ダーツによりテーラーに対し2-0とリードした。
このストークの伝説は反撃しイーブンに戻したが、グリーンは第5レッグで2つの180得点から再び3-2とリード。しかしこの55歳は再び3レッグを連取してゲームをひっくり返した。
しかしテーラーは連続したレッグでダブルをミスしグリーンが5-5のイーブンに戻すことを許してしまった。ここからこの第3シードは集中力を欠かさず118、70をチェックアウトし最終レッグも取って勝利した。
「今晩はきつかった。ロビーはいいダーツしてたし。でも時々こういういい戦いがあれば、トーナメントへのプレーヤーの闘争心も準備が整う。プレーヤーは次の対戦があるしステージに上がる集中力を養う。」とテーラー。彼は水曜の二回戦でメンサー・スルホビックと対戦する。
「ロビーは勝ちにきていいプレーを見せた。彼は自信に満ちていたしいいフィニッシュをしていた。僕にプレッシャーを掛け続けた。僕がステージに上がる前に丁度バーニーが負けたのを見てしまった。だから僕も0-2とダウンしている時、僕も負けてしまうのではと考えたが勝つ事ができた。
「もっと良くしてくる。僕はこのイベントもこのステージも大好きだし、多くのサポートを受けている。だから全力を尽くす。このイベントには何かそういうものがある。」
マーシーサイドのグリーンは、「僕には自信がある。フィルに負けても何も恥じることがないからね。彼は空前絶後の存在で僕のアイドル的存在だ。愛しているといってもいい位。僕もファンの一人として観客の中から立ち上がって応援してたのを思い出すよ。みんながやるように彼の名を叫んでいた。」
「いくつかのレッグで真剣にやらなければならなかったし、そういうのが続いた。彼がミスし、いくつか僕にチャンスが巡った。時々は彼を突き放したし、僕の印象を持ってもらうことができた。」
北アイルランドのドランは2010年ワールドマッチプレー準優勝者のバーナベルトを素晴らしいダーツにより10-7で下し、水曜の二回戦でマービン・キングと対戦することとなった。これで彼の難しかった一年間が吹っ切れたようだ。
オープニングから接戦で4レッグを分け合い、ドランは序盤に104をチェックアウトしていたが、第9レッグでブレークしそのまま3レッグを連取、リードを7-4とした。更に105をチェックアウトして勝利の準備を整えた。
ドランは昨年世界ランキング20位から脱落したが、「これは本当に僕にとって素晴らしい結果となり大きな勝利だ。」
「レイモンドはダーツを隆盛させた偉大なプレーヤーの一人なので彼に勝利できたのは素晴らしいことだ。ここ12ヶ月間成果のなかった僕には、これは大きな意味があり、僕が練習やステージでやってきた事の成果が少し出てきたと思えるし、すごく自信が出た。」
「フィニッシュが良くなって来てるのでそれがこのゲームの勝因かと思う。僕の16ダブルは問題だったけど、このような試合ではそれは猶予の一部でいいし、いい方向に行ったのは嬉しい。」
スティーブ・ビートンがイェル・クラーセンに10-6で勝ち2012年以来の二回戦進出を果たした。この第10シードは精神的な立ち直りにも関わらず彼を倒すことが出来なかった。
ビートンはオープニングから2つの180得点や13ダーツなどいくつか素晴らしいショットで4-1とリード、このオランダ人の相手はその差を5-4に縮める。
しかし、クラーセンは第10レッグでイーブンに戻す決定的な2本のダブルをミスしこれがきっかけでビートンは8-4とリードを拡げた。クラーセンも81、82を上がりその差を半分としたものの相手を止めることが出来ず、ビートンは11ダーツで勝利をものにした。
「4-1の時に僕は調子よかったけどイェルが機関車のようにやって来た。みんな知ってるように彼は出来るんだ。」とビートン。「2度目のブレークで6-4リードとなって少し余裕ができ、8-4にした時少しやられるかなと思った。」
「良く練習はしてきたので最近少しずつ勝てるようになった。でもテレビに出るまではもう難しくなった。52歳でもまだ十分対戦できるし凄く面白い。観客は素晴らしいしそれがプレーを続ける理由だよ。」
ビートンは次に元世界ユースチャンピオンのマイケル・スミスと対戦する。マイケルはサイモン・ウィットロックに対し後半強みを見せて10-6で勝利していた。
ウィットロックはオープニングの6レッグを分け合ったが3度リードしていた。第8レッグも105をチェックアウトし4-4としたが、スミスは大事なここからの4レッグを連取し8-4とリードした。
ウィットロックは続く3レッグのうち2レッグを取ったものの、スミスは11ダーツで勝利まであと一歩とし、5ダブルを決めて勝利をものにした。
「全シリンダーが動いていなかったけど勝つ事ができ、二回戦へ進出できた。」とスミス。「スタートはめちゃスローだったけど後半にエンジンがかかってきた。」
「ワールドマッチプレーで凄いダーツをした覚えがない。たぶんここ5年で二回戦へ進むのはたった2度目だと思う。ようやく上昇気分だ。僕は世界ランキング7位なので最低限ベスト8でなければいけないけど、とりあえず今1ステップ上がった。」
この45万ポンドのトーナメントの二回戦は火曜から始まり、現チャンピオンのマイケル・バンガーウェンがオーストラリアのカイル・アンダーソンを相手にステージに戻ってくる。
元準優勝者のエイドリアン・ルイスはベスト16のステージで2年連続ガーウィン・プライスと対戦、12ヶ月前はこのウェールズ人が勝利していた。一方、ワールドグランプリチャンピオンのロバート・ソーントンはデーブ・チズナルと、第5シードのピーター・ライトはイアン・ホワイトと対戦する。