7月20日ワールドマッチプレー第4日、二回戦(1/2)
世界ランキング選手が想定通り進出、出来栄えに不満
http://www.pdc.tv/news/articl…
BetVictorワールドマッチプレー
7月19日(火)
<二回戦結果>
ロバート・ソーントン 2-11 デーブ・チズナル
ピーター・ライト 11-6 イアン・ホワイト
マイケル・バンガーウェン 11-3 カイル.アンダーソン
エイドリアン・ルイス 11-5 ガーウィン・プライス
7月20日(水)
<二回戦組合せ>
マービン・キング vs ブレンダン・ドラン
マイケル・スミス vs スティーブ・ビートン
フィル・テーラー vs メンサー・スルホビック
ギャリー・アンダーソン vs テリー・ジェンキンス
7月21日(木)
<準々決勝組合せ>
ピーター・ライト vs エイドリアン・ルイス
マイケル・バンガーウェン vs デーブ・チズナル
7月22日(金)
<準々決勝組合せ>
キング/ドラン vs テーラー/スルホビック
G.アンダーソン/ジェンキンス vs スミス/ビートン
7月23日(土)
準決勝
7月24日(日)
決勝
フォーマット
一回戦:ベストオブ19レッグ
二回戦:ベストオブ25レッグ
準々決勝:ベストオブ31レッグ
準決勝: ベストオブ33レッグ
決勝: ベストオブ35レッグ
マイケル・バンガーウェンが火曜のブラックプール、ウィンターガーデンズでカイル・アンダーソンを11-3で下しBetVictorワールドマッチプレーの準々決勝へ駆け込んだ。エイドリアン・ルイスもガーウィン・プライスを退けデーブ・チズナル、ピーター・ライトとともに準々決勝へ進出した。
現チャンピオンのバンガーウェンは土曜の一回戦でジャーミー・ケイブンを10-0のホワイトウォッシュで下し、オーストラリアのアンダーソンに対しても同じように容赦なかった。アンダーソンが気づいた時にはこのオランダ人が爆発しており既に0-5となっていた。
アンダーソンは160チェックアウトでようやく1レッグを記録し、また13ダーツでスコアを2-7に引き戻すとバンガーウェンは19ダブルを仕留め更に100をチェックアウトして再び突き放し大きな勝利の完成まであと1レッグとした。
「もっといいダーツも出来るけどとにかく勝ったし、それが一番重要なこと。これは準々決勝へ向けて凄く自信が持てる勝ち方だ。」とバンガーウェン。
「もっと必要なことは判っている。この先もっとタフな相手ばかりだからね。でも今晩もこんないいプレーヤーに対して仕事ができた。僕の調子は上がってきているし次のゲームに集中しなければ。」
バンガーウェンは水曜の準々決勝でデーブ・チズナルと対戦する。このセントヘレンのエースはスコットランドのロバート・ソーントンに11-2と大喜びの勝利で、4年連続のベスト8進出を果たした。
ソーントンは土曜にジョシュ・ペインを破り、7度目のワールドマッチプレー出場で初勝利を納めたばかりだったが、チズナルは132のブルフィニッシュやいくつかの素晴らしい見せ場に観客を沸かせ、早々とオープニングから7-1リードしたのを一度も回復することが出来なかった。
第9レッグでソーントンは残り130をブルフィニッシュしようやく一矢を報いたがチズナルは次レッグで180得点から2本の20ダブルを決め10-2とすると最後は10ダブルを決めて勝利をものにした。
「今晩はうまくできた。今週は今のところよさそうだ。」とチズナル。「ロバートは大きい数字のチェックアウトでいくつかミスしていたので僕がダブルを決めて彼を押し込めた。」
「得点はほぼ同じくらいだったが僕が試合に勝つダーツができた。僕は勝つに値すると思う。」
「このトーナメントは年度で2番目に大きな大会なのでいいプレーがしたい。堅いダーツをしているけど準々決勝は抜けたいし木曜は全力を尽くす。」
2013年のワールドマッチプレー準優勝者のエイドリアン・ルイスは昨年二回戦でのガーウィン・プライスに敗退したリベンジを達成、このウェールズ人に11-5で勝利した。
試合に先行したソーシャルメディアへの会見で言葉を交わした後、ルイスは試合で早々と攻撃し3-0とリードした。
プライスも反撃して3-2となったがルイスは続く5レッグの4レッグを奪取、7-3とリード、更に100をチェックアウトの後、最後は16ダブルを決めて勝利を確定した。
「結果は満足だけど僕のダーツには不満で余りいいゲームではなかった。」とルイス。「1,2のレッグ以外はフィニッシュは凄くいい、僕の調子はそこに尽きる。」
「もしガーウィンがオープニングから突っ走ってきたら僕は対抗しただろうしもっといいダーツだった。僕はプレッシャーがかかればやれる人間だ。結果は得られたし準々決勝に向け準備する。ピーターは凄いプレーヤーだけど、十分対抗していい仕事をするつもりだ。」
ルイスは次に準々決勝で第5シードのピーター・ライトと対戦する。このスコットランド人は終始優勢のうちにイアン・ホワイトを11-6で破っている。
ライトはオープニングレッグを116フィニッシュでスタートし第2レッグの相手先攻をブレーク、第3レッグでは174得点でリードすると、ホワイトも続く3レッグの2レッグを取りスコアは4-2となった。
ライトは82、81を上がり一つは11ダーツ、3レッグを連取し更にスコアを10-3リードとしてホワイトを攻めつけた。世界No.12のホワイトも3レッグを連取し反撃したが十分でなく、この2015年の準優勝者は108をチェックアウトしてベスト8進出を決めた。
「僕のベストなゲームではなかったし自分でもがいていた。」とライト。「ステージの熱はドバイでの屋外より暑く感じた。僕のダーツはボード直前で右にキックするように感じていた。」
「僕はダーツが真っ直ぐ飛ぶよう集中し続けた。多分これがイアンとプレーするプレッシャーを考えなかった良い点だったかも知れない。二人とも調子は今一つだったけど、僕の方が勝利できるマネージをしたようだ。これが結果の全てだ。」
「もしこのトーナメントに勝とうとするなら、今回のゲームよりもっといい試合をしなければいけない。もし僕のダーツが真っ直ぐ飛ぶようになれば、相手がギャリー・アンダーソンだろうとマイケル・バンガーウェンだろうと誰であろうと構わない。彼等が困るだろう。」
二回戦は水曜に完結し15度のワールドマッチプレーチャンピオンのフィル・テーラーが再登場しメンサー・スルホビックと対戦、世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンはテリー・ジェンキンスと、マイケル・スミスはスティーブ・ビートンと、マービン・キングはブレンダン・ドランとそれぞれ対戦する。